スネップ仙人が毒吐くよ

60代独身じじぃの独白記


固定ローラー エリート ハイドロマグとミノウラ マグネット式の違い

今回もローラー台の話題。

前回気になるブックマークコメントを頂いた。

自転車のローラー台3方式、固定ローラーに決めた理由 - スネップ仙人が毒吐くよ

練習量が一定以上になるとタイヤ代金がかかるので、専用タイヤ(込みのホイール、スプロケ一式)かダイレクトドライブにした方がランニングコストはおさえられます。Zwiftするならダイレクトドライブ。

2018/12/15 23:11

普通の人には分かりにくいコメントなので、翻訳すると

タイヤで直接ローラーを駆動するタイプの固定ローラーはタイヤが摩耗するので、ローラー台専用のホイールとタイヤを用意して、それに取り換えるか、タイヤで駆動しないで、自転車のチェーンをローラー台のギアに引っ掛けて駆動する、ダイレクトドライブのローラー台にした方が良い。

というお話。

 

まあ、自分はロードバイクに乗り始めて一年目の初心者でもあるので、先輩としてのアドバイスなのだろう。

有難うございますと素直にいうべきだろうが、その様なことは調査済みである。

 

こんな具合だから、生意気だとか、嫌われてしまうのだろうが……

 

大体、貧乏性じゃなくて本当に貧乏なので、下手に手を出して失敗をしたくないので、ネットで調べればすぐ分かるような情報は殆ど知った上で、物を買うようにしている。

 

そんなら、素直に専用タイヤを買えば良いとか、ダイレクトドライブを買えとかいう話をしたがる人がいるが、知った上であえてお金がないから、そうじゃない選択をしている。

だって無い袖は振れないから!

 

これが、うちのブログの大前提なので、以降お見知りおきを。

 

初心者にお気使い有難うございます。

でも、その問題は心配ないのですよ。

何故なら、このエリート スーパークロノ・ハイドロマグ・エラストゲル、既に100㎞以上使用しているが、タイヤが摩耗する気配なし。

タイヤドライブの固定ローラーは、タイヤカスが飛ぶとか、あっという間にタイヤが台形になるとか、噂は訊いていたが、その様な事は今のところ感じられない。

 

まあ、100㎞位じゃ分かんないよな。

その通りだと思うが、じゃあ実走はどうなのか?実走しても100㎞位じゃタイヤの摩耗なんか分からない。その10倍、1000㎞走れば、タイヤ減ったと分かるけどさ。

結局、実走と変わんないという話。

実走レベルの摩耗なら、別に専用タイヤを用意したり、高価なダイレクトドライブにしなきゃいけない理由にはならんでしょ。

 

文章で話だけで、減らないって書いても、証明する物は何もなくて、信じてもらうしかないんだけど。

逆に減りまくるとか、タイヤカス出まくり、って事なら写真で見せられるけど、無いものを撮っても証明にならんし、困っちゃうんだけどw

 

尤も、タイヤが摩耗するというのも一般的なタイヤドライブの固定ローラー台のイメージとしては間違っていなくて、このエリート スーパークロノ・ハイドロマグ・エラストゲルが変わってるのだ。

てな感じで、長い前置きなんだけども、実は一般的な固定ローラーの代表としてミノウラのマグネット式のハイパーマグという台も20㎞ほど試用しているので、以下使用感の違いを述べたい。

 

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上の写真、左がエリート スーパークロノ・ハイドロマグ・エラストゲル、右がミノウラのマグネット式ハイパーマグである。

長いので以下、エリート ハイドロマグミノウラ マグネット式とする。

 

両者、先ずフレームの作りが全く違い、自転車の後輪の固定方法が違っている。

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ローラー台のフレームを単純化して横から見ると、エリート ハイドロマグは片持ちで斜め上下に振れる棒の先に後輪が取り付けられている。一方ミノウラ マグネット式は後輪は完全に固定されていて振れる事はない。

また後輪を押さえているパイプの形状も、エリート ハイドロマグは楕円パイプに対し、ミノウラ マグネット式は角パイプである。

つまり同じ固定ローラーといっても、エリート ハイドロマグは柔軟性を意識しており、逆にミノウラ マグネット式は強固に固定する事を意識したフレームデザインである。

実際にロードバイクを漕いでみると、エリート ハイドロマグは左右に車体が揺れるが、ミノウラ マグネット式は全く揺れない。

これは素人目にはミノウラは安定感抜群で安心して力いっぱい漕げるといった感想も見かけるが、応力が自転車のフレームの弱い部分に集中して破断するなどのトラブルに繋がるので実は良くない。エリートの方が応力の逃げがあるので自転車には優しいし、揺れる物を揺らさないように漕ぐのもテクニックである。

 

以上のようなフレームデザインの為、自転車のタイヤをローラーユニットに押し付ける方法も違っている。

エリート ハイドロマグの場合は自転車の後輪が斜め上下に可動するので、自転車の車重でタイヤを固定されたローラーユニットに押し付ける。勿論車重には人間の体重も含まれる。地面に車重が乗ってタイヤが押し付けられるのと同じであり、自然な走行感が得られる。乗るだけなので、特別な調整もいらない。

一方ミノウラ マグネット式は後輪ががっちり固定されて空中に浮いているので、ローラーユニットの方をネジとバネで押し付ける方式である。

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ダイヤルでネジを回して、適当な圧力でローラーがタイヤに接触するように調整する。

マニュアルには3~4㎜タイヤが凹む位とアバウトに書かれている。圧力は弱すぎるとタイヤがスリップして摩耗しやすくなるので、強い方が良いとも書かれている。ただし、強すぎるとタイヤ変形が大きくなるので高速でバーストの恐れがあるとも。

 

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文章にするとタイヤが3~4㎜凹む位と、具体的な数字が書かれているが、実際は目安となるゲージがあるわけではなく目分量でしかない。

セカンドバイクをローラー台専用にしている場合は良いが、自転車1台でローラー台と実走を繰り返し使用する場合は、毎度調整をやり直さないといけないし、その調整もいつも同じになるとは限らない。これは非常に使い勝手が悪い。

ミノウラ以外のメーカーでは適当な圧力になるとダイヤルが空回りしたり、レバーを倒すとバネで適当な圧力に自動調整されるローラー台もあるが、ミノウラは現行品でもこういう使い勝手の悪い方式である。

尚タイヤの空気圧は通常の1割増し、もしくは100PSIが推奨の様である。この空気圧も最近のロードバイクの流行からすると高い値である。

タイヤと地面の接触圧は走行条件によって変化するのが当たり前で、固定された接触圧では自然な走行感も得られないだろう。

 

外観から判別がつく、大きな違いは以上の2点であるが、負荷を生むローラーユニットの内部構造も随分違った物である。

エリート ハイドロマグは名前から分かるように、ハイドロとマグネットのハイブリッド方式である。

ハイドロとはフルード式と一般的にいわれる方式で、粘性のあるオイルの中を羽が回る事で負荷を得る。

マグネット式は対向する永久磁石の間に置かれた非鉄金属のローターに生じる電磁誘導を負荷とする。

ハイドロ式はオイルの粘性と羽の形状で抵抗が決まってしまうので、負荷の強さを容易に変更できないが、マグネット式は対向する磁石の間隔を変更する事で容易に負荷の強さを変更できる。

このように書くと、ハイドロよりもマグネット式の方が利があるように聞こえるが、ハイドロ式にもメリットがあり、低回転では低い抵抗だが、回転が上がるにつれ2次関数的に抵抗が大きく立ち上がる特性があり、実走で感じる空気抵抗や転がり抵抗の特性と近似で走行感が自然なのである。

マグネット式の場合は回転数と抵抗は直線的に比例しており、実際の走行感とは違った物である。

 

原理はさておき使用してみると、エリート ハイドロマグは負荷を調整するダイヤルノブを最弱にすれば純粋なハイドロ=フルード式であり、漕ぎだしは軽く、スピードを上げるにつれ抵抗を感じる自然な走行感である。ただし負荷は全体的に軽めで、きついと感じる運動量を得るには30㎞/h以上の高速で回す必要がある。

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ダイアルを回すと、ハイドロの負荷にマグネット式の負荷が底上げされて、低速でもやや重めのペダリングとなる。

しかし、純粋なマグネット式よりは軽めの負荷設定らしく、最強の5にしても3%程度の坂道を走っているような感覚で5%には至らない。ギアを重くして速度を出せば負荷はきつくなるわけだが、5%の坂を30㎞/h以上の高速となると実走とは違う走行感覚である。

 

ミノウラの場合は純粋なマグネット式であり、最弱負荷でも漕ぎだしから全く走行感覚が違う。

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漕ぎだしから、いきなり何かが引っ掛かるような抵抗を感じるのだ。しかも低速ではカクカクとムラのあるぎこちない抵抗である。モーターの回転ムラでコギングというのがあるが、それと同じような感覚だ。スピードが上がるにつれぎこちなさは消えるが、全体的にエリート ハイドロマグより重い。最初から平地ではなく坂を登っているような感じである。

しかし、負荷の強度の幅はあまり広くなく、最強にしても10%以上の激坂になるわけでなく7%程度の雰囲気である。それでもエリート ハイドロマグよりはずっと重い。

エリート ハイドロマグの場合は運動強度を上げる為には30㎞/h以上の高速を出す必要があったが、こちらは30㎞/hを出すこと自体が難しく必死になって回してやっとという感じである。貧脚といえばそれまでであるが、20㎞/hでも十分な運動である。トレーニング機器として負荷が高いのは優秀かもしれないが、ロードバイクを高速で走らせるような爽快感は味わえない。漕いでいて気持ちが良いのは、断然エリート ハイドロマグの方である。

 

長くなるのでまとめるが、

エリート ハイドロマグは、

  • ロードバイクへのフレーム負担が低い
  • セッティングが容易
  • 実走感が高い
  • 負荷強度はやや物足りない(速度で補う

 

ミノウラ マグネット式

  • ロードバイクへのフレーム負担が高い
  • セッティングが難しい
  • 走行感覚に違和感(低速から重すぎ
  • 負荷強度は十分

といった違いがある。

更に、冒頭の話に立ち返ると、ミノウラ マグネット式の場合、セッティングが難しい為にベストな状態を維持しにくく、漕ぎだしから重い走行感覚の問題があって、タイヤはスリップしやすく、それ故摩耗もし易いように思われる。

セッティングでタイヤの圧着を弱くすると、転がり抵抗が減るのか、漕ぎだしも軽くなるが、それはメーカーの説明では逆にタイヤを摩耗させる悪いセッティングである。

メーカーの説明を信じるならば、ベストなセッティングであれば、摩耗は実走と同程度という話だ。

タイヤドライブ式の固定ローラーの大半はミノウラ マグネット式と同じタイプである。これらのローラー台を使用して、タイヤが異常摩耗する例は確かに多いのだろう。

 

エリート ハイドロマグのような自重式かつフルード式のローラー台は少数派である。

走行感覚は普通のマグネット式とは相当違いがあり、固定ローラーはどれも同じような物と思われているなら誤解だと思う。

先にも云った様に証明するものはないが、エリート ハイドロマグのタイヤ摩耗は実走と変わりがないものだと思う。

 

最後に肝心なことをいうと、騒音の大きさで比較するとミノウラ マグネット式の方が有利である。エリート ハイドロマグはレベルは低いが低周波のブーンという音と振動がある。また運動強度を上げる為には高速で回す必然性があり、その為煩くなり易い。対してミノウラ マグネット式はヒューンという高周波の音がするが、低周波の騒音はしない。高速で回さなくても十分な運動強度があるので煩くなり難い。

フルード式は静かといわれることもあるが、それは低速で緩くポタリング気分で回した時に限られるというのが、自分の感想である。

結局、我が国の住宅事情を考慮するとミノウラ マグネット式の方が有利で、それ故こちらのタイプの方が普及したといえるのかもしれない。

 

なお、誤解のないように付け加えるが、エリートでも自重式でないタイプのマグネット式もあるし、ミノウラにも自重式やフルード式の物もあるので、全てがこうという事ではない。

あくまで代表例としての比較である。

 

MINOURA(ミノウラ) LiveRide LR541

MINOURA(ミノウラ) LiveRide LR541

 

これは自重式と固定式を切り替えて使用可能である。

 

 

自転車のローラー台3方式、固定ローラーに決めた理由

前回の記事で、中古のエリート スーパークロノ・ハイドロマグ・エラストゲルを購入したことを伝えた。

 

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snep1000.hatenablog.com

 

いわゆる固定ローラー、これを選んだ理由を述べたい。

 

まず、このようなローラー台を購入した理由。

前回もいったが、冬になると天気が悪くて外でサイクリングに出かけるのが難しくなる。元々引きこもり体質なので、歩くことも無くなる。健康に悪い。単純な理由。

それに加えて、暫くロードバイクに乗らなくなると、それだけで元のスピードで乗れなくなってしまう。

以前、10月に派手に落車して2週間ほどロードバイクに乗れない事があった。

 

snep1000.hatenablog.com

 

落車前はアベレージで25㎞/h以上を狙える走りだったのだが、直後は24㎞/hも難しい状態。その後ロングライドを繰り返したが、今も調子は戻っていなくて25㎞/hには届かない。

その程度のブランクでも明らかに元のパフォーマンスは出せなくなる。今後春まで、何ヶ月も走らないとなると、全く最初の初心者に戻りかねない。これは非常にマズい。

2年目のシーズンインになったら、また練習から始めるのでなく、ロングライドが直ぐ始められるように、オフに身体を作っておきたいところである。

以上がローラー台が必要な理由。

 

しかし、単純にローラー台といっても、その種類は多岐に渡る。

大きく分けると以下の3方式がある

  • 固定ローラー
  • 3本ローラー
  • ハイブリッドローラー

である。

固定ローラーは、今回自分が購入したタイプ。自転車のリアの車軸を何らかの形で固定してしまうタイプだ。タイヤドライブ、リムドライブ、ダイレクトドライブ等があるが、リア側の車軸を固定しているのは同じである。

ローラー台としては最もポピュラーなタイプで、廉価な物から高級機種まで、機種の選択肢は非常に多い。

 

3本ローラーは以下の写真のようなタイプ。

ミノウラ(MINOURA) 3本ローラー モッズローラー 折りたたみ式 乗降用ステップ付き

文字通り3本の大きなローラーがあって、その上に自転車をそのまま載せて漕ぐローラー台だ。2本接近して設置されているローラーの方に後輪を載せ、離れて1本ある方に前輪を載せる。前輪側のローラーは後輪側とベルトで連結されていて、後輪が回ると前輪も駆動される仕組みになっている。

上に載せる自転車は固定されていなくて、ローラーの幅の間をゆらゆら揺れ動きながら、ライダーがバランスを取りながら倒れないように漕ぐ必要がある。

倒れないように漕ぎ続けるには、いささかコツがあって、バランス感覚を養う事とペダリングのスムーズさを改善する効果があるといわれる。

バランスを取りながら漕ぐので、実走感が高く飽き難いといわれるが、その感覚は氷の上を走っているようなシビアな物という感想もある。

しかし、一部の機種を除いて負荷は小さく、筋力の向上には向かない。また中空の大型ローラー3本を高速で回転させる為騒音が大きいともいわれる。

 

ハイブリッドローラーは以下の写真のようなタイプ

ミノウラ(MINOURA) ローラー台 ハイブリッドローラー FG540 前輪/固定式 後輪/自重式

前輪を外してフロントフォークを3脚に固定。後輪を2本のローラーの上に載せて漕ぐ。新種で機種の選択は多くないが、フロントフォークを固定して、後輪は固定しないでローラーの上で転がすという基本は同じである。

ハンドルが固定されているので、3本ローラーの様にいきなり倒れてしまう事は無いが、後輪は固定されていないので、全くバランスを取らなくても良いという訳でもない。

負荷は2段階しかない廉価機種もあるが、高級機種では強い負荷を掛ける事が出来る。

ある程度のバランス感覚が必要な事と、負荷が掛けられる事から、実走感はかなり高いと思われ、魅力的である。

しかし、機種が少なく普及していない為、全体的に値段は高めである。

 

ということで、貧乏な自分には無い袖は振れないという理由で、ハイブリッドローラーは選択肢から外れる。

 

残る固定ローラーと3本ローラーだが、最初は3本ローラーが選択肢としては優勢だった。

何故なら、3本ローラーに乗るというのは一種の特殊技術で、ある意味初心者の通過儀礼で、上手く乗れれば「おいらは唯の初心者じゃないゼ」とドヤ顔したいという下心があるのと、もう一つは自転車のフレームに負荷が掛かって壊れる恐れが固定ローラーにはあると訊いたからだ。

3本ローラーでドヤ顔したいというのは全く下らないのだが、自転車が壊れると訊いては大問題である。

カーボンフレームで固定ローラーを使ってはいけない理由

 

こうなると選択肢は3本ローラーに限られるが、気になるのは騒音と負荷の軽さである。

もがけば、3本ローラーでもそれなりの運動量となるというが、実走とはかけ離れた50㎞/h以上の高速とか、高速なりの騒音を考えると、気が進まない。50㎞/h以上は普通ですかそうですか……

何かいい情報はないものだろうか?

 

すると一筋の光明が……

固定ローラーでカーボンフレームを破断させない2つの方法は・・・! - 自転車

こちらのブログのリンクに答えがあった。

cycledancekit.sakura.ne.jp

何と固定ローラーでダンシングが出来るキットとな?

つまり、固定ローラーをダンシングで激しく左右に振っても、フレームは折れないという事ではないか!

このサイト、ダメなGoogle神の所為かあまり注目されなかった様子で、肝心のキットの販売も既に終了している。

しかし、幸い自作する方法も記されている。

こういう情報はもっと知られるべきだ思う。

詳しくはリンク先へ行けば分かるが、単純な話、固定ローラーを左右に揺れるように製作した台座を下駄にするのである。

更にこのアイデアを雑に拡大解釈するならば、別にこれと同じ仕組みの台座を製作しなくとも、座布団とか適当なマットを敷けば、フレームが折れちゃう程の事には至らないだろうと。

そんなわけで、購入のターゲットを3本ローラーから固定ローラーに変えた。

 

最初から台座が揺らせるように作られた固定ローラーもあるが高価だ。

中古固定ローラー購入 エリート スーパークロノ・ハイドロマグ・エラストゲル

ここ数日冷たい雨、そして明日は雪交じりの予報。

今シーズンはもうロードバイクには乗れないのか?身体が鈍ってしまう。

しかし・・・・・・

 

安心してください、自分にはこれがある。

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(* ̄▽ ̄)フフフッ♪

ついに買ってしまった固定ローラー。

 

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ボロボロの中古品だけどな。

イタリア製エリート社のスーパークロノ・ハイドロマグ・エラストゲル

である(長い)。

本来、下のパイプは真っ赤だが、陽に当たってたらしくピンクに色褪せ、アルミの冷却フィンは白い錆びだらけである。

一応、今のところは正常に使用できるので、見た目は我慢だ。

2010年当時の希望小売価格は59,900円(税込)だったらしいが、その1/10以下の値段で入手した。

[新製品情報] ELITE SUPERCRONO WIRELESS/HYDROMAG/HYDROMAG DIGITAL入荷! | RIOGRANDE

 

後継の現行品はキューボ・ハイドロマグである。

 

また、エリート社の固定ローラーには基本、前輪固定用の置台(ライザー)は付いておらず別売り品を購入する必要があるが、今回の中古品にはこれも付属していた。

 

一般的な小型のライザーと違い、安定感が抜群で高さを合わせる為に雑誌などを重ねて載せる必要もない。

新品で追加購入すると馬鹿にならない価格で、これが付いているのもなかなかお得な買い物だった。

 

取り合えず、簡単にセッティングして20分ほど漕いでみたが、15分ほどすると汗が吹き出し、全身びしょびしょになってしまった。

本格的に運用するには、扇風機と、汗がロードバイクに滴って錆びるのを防ぐ物が必要だ。

 

R250(アールニーゴーマル) ローラー台用汗取りパッド R25-K-SWEATNET ブラック

R250(アールニーゴーマル) ローラー台用汗取りパッド R25-K-SWEATNET ブラック

 

専用の汗取りパッドもあるが、取り合えずタオルを洗濯ばさみで取り付けて様子見だ。

 

サイコンも時計以外全く機能しないので、センサーを後輪側に移設した。安物なのでケイデンスや心拍数は測れないが、スピードと距離位は知りたいところである。

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ローラー台の振動対策も必要だが、一軒家の一階で畳なので、家人の苦情が出ないうちは簡易的に済ませる。

 

普段は35キロ弱の練習コースを1時間半位走っているので、それと同等以上の距離と時間を回したいが、取り合えず1時間を目標にしてみる。

 

このローラー台は5段階の負荷調整が付いているが、漕ぎだしは最弱の1で始める。いつもの練習コースをイメージしギアをアップしながら28~30㎞/hに加速して5分位巡航、その後1分はギアを落として20㎞/h位、また30㎞/h巡航を10分位。15分経つと扇風機があっても汗が噴き出してくる。その後また20㎞/hを30秒位、30㎞/hへ加速して5分巡航した後、負荷調整を2に重くして35㎞/hまで加速、これはすぐ減速してまた20㎞/hを3分位、負荷調整を3にして30㎞/hに加速、途中で負荷を4にして25㎞巡航、負荷を最強の5にして20㎞/hを3分位。負荷を3に緩めてそのまま20㎞/h、最後にまた5にして25㎞/h。

何を書いているのか分からなくなってしまったが、こんな雰囲気で35分。いつもの練習コースで走る速度とギアと斜度をイメージしながら漕いでみた。いつものコースの最後は5%を超える峠道だが、そこまではシミュレーション出来ず、3%程度の坂道なら同じギアと速度を再現できる雰囲気である。

ここまでで一旦休憩。扇風機を回していても全身汗だくで、シャツをめくりながらタオルで汗をぬぐう。脱水症状なので水を飲み、ハンガーノック防止で菓子パンを貪る。

10分休憩。実走なら休憩後は下りだが、さすがにローラー台では下りは再現できない。足を回さないと全くサイコンを進める事は出来ない。仕方ないので、1.5%位の緩い下りで40㎞/h位のスピードで走っている場所を想定して足を回す。負荷は1である。その後は向かい風や緩いアップダウンを想定して負荷を調整しながら30km/h巡航と休みの20㎞を挟んで何回か繰り返す。とにかく、実走の様子をイメージしながら回す。

実走ではアベレージ25㎞/hを目標にして走っているので、ローラーでもそれを一応の目安とする。

そして休憩後25分が過ぎたので、最後20㎞/h以下でゆっくり回しながら終了。

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時間:1時間41秒
アベレージ:25.9㎞/h
最高速:41.0km/h
距離:26.448㎞

という感じ。当然汗グッショリで、タオルで汗を拭いて着替え、水と菓子パン補給。

 

固定ローラーは実走感がなくつまらないというが、このエリートのスーパークロノ・ハイドロマグ・エラストゲルは激坂や下りを除くとペダルを回した感覚が実走に近く、負荷を適切に調整するとギアも実走と同じような段数で走れるようだ。

実走を再現するためにサイコンの数値を睨めっこしていたので、全く暇と感じる事は無かった。

エアロバイクを使った事もあるが、あれはギアチェンジも出来ないし、本当につまらない。ただ回すだけで、汗が出る前に飽きてしまう。

 

ロードバイクやクロスバイクを持っていて、オフはエアロバイクやスピンバイクを検討している人もいると思うが、つまらない時間を過ごしたくないなら、固定ローラーの方が良いと思う。

 

中古だが今回は、なかなか良い買い物だった。今後も有効に活用したい。

 

※以上はあくまで、エリート社のハイドロマグ型の固定ローラー台の感想。ミノウラ等のマグネット負荷型は、全く違う走行感なので、注意されたし。

11月末閉鎖の福井市国見岳へ表ルートでライド

もう12月だが、先週の日曜日、11月末で冬季閉鎖の国見岳へロードバイクで登ってきた。

国見岳は過去2回登っているが、今回は今までの裏ルートではなく表ルートでのライディングである。 

snep1000.hatenablog.com

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表裏というのは峠をピークにした時、有名とかメインのコースに思われている側が表で、逆側が裏という意味である。

国見岳をピークとした二枚田幹線林道は、自分が住んでいる福井市街に近い方が、実は裏で、遠い海側の和布町(めらちょう)からのルートが表という事である。 

和布町周辺は、地域名で鷹巣とも言われ、夏季には鷹巣海水浴場が賑わったり、福井県で唯一の鷹巣サーキットがあったりするが、自分にはあまりなじみのない地域だ。

故にあまり足が向かなかったのだが、裏ルートの方は9月に行った後、がけ崩れが起き、通行止めとなってしまった。当面の間復旧は無いと訊いていて、出発前日に福井市のホームページでも通行止めと表示されていた。

まあ、裏だけ走って、表を走らないという訳にもいかないので、仕方ない所である。

 

ただ、裏ルートは往復45㎞ほどであるが、表ルートの入り口は自宅から遠く離れているので距離が心配だ。

ルートラボでルートを引いてみると、片道38.7㎞になった。今までの経験だと、実際はそれよりいくらか長くなるので、往復80㎞を超えそうだ。

既に100キロライドを経験しているが、目的地は福井でも指折りのヒルクライムコースである。1年目の初心者の自分には走破出来るか?不安を感じる距離だ。

不安であるが、無理なら途中で戻れば良いし、とにかく初コースなので興味が勝って、行くことにする。

 

午前10時35分出発。

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午前11時35分、和布町の二枚田幹線林道入り口に到着。ここまで1時間で約23㎞。

ほぼ平地なのだが、海岸近くはアップダウンがあり、既にやや疲れ気味。前日の雨による水たまりや、路面の荒れも激しく、楽しいライドではない。

ここで少し水を飲んだくらいで、すぐにアタック開始だ。残り16㎞。

 

最初7.8㎞ずっと平均斜度6%で、ほとんど同じ調子の登り。途中斜度が緩まる場所があれば良いのだが、ずっと同じ調子で8㎞弱の距離は長い。いつになったら終わるんだ?という感じでキツイ。短ければ一気に行くが、スタミナがいる。何しろ行程16㎞の半分である。

途中紅葉が綺麗だったが、楽しむ余裕はない。写真を撮りたかったが、上りはノンストップで行きたかったので、下りに撮ろうと思う。結局撮れなかったが。

 

初めの登りが終わると1㎞ちょっとはきつい下り。スピードで時間と距離を稼げる筈だが、初のコースでしかも路面が落ち葉や落石、ひび割れで荒れているので、セーブしないといけない。せっかく上ったのに下りという勿体なさも感じる。

下りが突然終わると、また平均4%ほどの登り。道を知っていて、上りに変わる場所を知っていればギアをタイミングよく切り替えて下りのスピードを殺さずに上りに繋げられるが、全然わからず重いままのギアで上りに突入してしまい失速してしまう。

 

残り4.5㎞でまた下り。その後しばらく1.5㎞は平坦な道。一息つけて遠くに海が見えるが、この地点では紅葉は終わっていて綺麗ではない。

そして、残り2.3㎞でまた突然上りが始まる。

何度も走って覚えている道なら良いが、初のライドでこういうアップダウンは、心理的にも体力的にもキツイ物がある。

単純に平均斜度の比較で、表も裏も似たような物と誤解していたが、とんでもない間違いだった。表ルートは表というだけあって、裏にない厳しさがあった。

 

てな感じで、まだかまだかと思いながら、ヘロヘロになって頂上の国見岳森林公園に到着。

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時間は午後12時55分。入り口から1時間20分。16㎞の距離にしては時間が掛かり過ぎだ。情けない。

 

さて、頂上で携帯食と水を摂って20分ほど休憩。出発となるが、身体が冷えてしまって寒くて仕方ない。予備のウインドブレーカーを着込むが、防寒着ではないので一旦冷えてしまうと暖かくはならない。

また、頂上で気付いたが、通行止めのはずの裏側から何台も車が上がってきている。もしかしてと、裏側から上がってきた車の人に尋ねると、通行止めは知らないと言う。

マジか!?

そんなわけで、足も終わっているし、表側を折り返すとアップダウンで、下り一方でなく登らないとダメだし、距離も遠いし、寒いしと、根性なく自宅に近い裏側を帰路に選ぶ。

 

帰り、ウインドブレーカーは自転車用でなく一般運動用で、バタバタして風の抵抗が大きく、速度を上げにくい。また、足にはネオプレンのオーバーシューズをしているが、足先が冷たく、痺れてペダルが回せない。

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このオーバーシューズ、15℃程度の気温の場合は暖かくて快適だが、10℃ちょっとの気温だとダメなようだ。Amazonレビューでは評価が高いが期待外れである。それとも、防寒用靴下など他の防寒具を併用しているのだろうか?

まさかの中華ねつ造レビューか?

 

とにかく寒くて、先々週の100キロライドに続く辛い帰路だった。

 

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距離が短いので、何とか午後2時25分に帰宅。しかし、アベレージは19キロと、ここ数ヶ月では最低の調子だった。走行距離は62.5キロである。

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こう寒いと、今シーズンのロングライドは打ち止めかもしれない。いつもの練習コースは1時間半くらいなので、まだしばらくは走れると思うが。

 

防寒対策をしても良いが、貧乏人にはコストがかかりすぎる。どうしたものか?

 

手の方は以下のグローブで冷たくなかったが、自分の手にはフィット感が悪く操作性が良くない。 

Amazonからチョコレート効果とギフト券が届きました

本日、えむふぃぎゅあ宛にAmazon段ボールが届きました。

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勿論、自分が頼んだ商品ではありません。

どこかの親切な御方が贈ってくださった物に違いありません。

この前の記事で、窮状めいた事を書いてしまったので、気を使っていただいたのでしょうか?お恥ずかしい限りです。

 

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早速開封いたします。

何やら緑色の箱と、白い封筒が入っています。

 

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明治の高ポリフェノール含有チョコ「チョコレート効果 カカオ72%」と5000円のAmazonギフト券でした。

ギフト券は雪降る街のグリーティングカード付タイプです。

 

最近は欲しいものリストに商品を追加していないので、どれを選ぶか苦慮されたのではないでしょうか?

欲しい物は沢山あるのですが、どれも高価な物ばかりなので、載せるのは遠慮してます。安い物で欲しい物もありますが、人から戴くのも何だか違うような物ばかりだったりします。

そういう意味で、ギフト券はとても有り難いです。

 

チョコは、一週間に一枚、安い板チョコを買って、毎日少しずつ消費しています。

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ポリフェノールは花粉症やアレルギー性鼻炎に効くという話を訊いたので、続けてますが、安い板チョコでは効果があるのか?

その説も、明治のねつ造というような話もあって、本当に効果があるか疑わしくもありますが、口の寂しさを紛らわすものとして欠かせません。

幸い、鼻炎もあまり酷くはならず、点鼻薬を1日3~4回使うくらいで済んでいるので、何らかの効果はあると信じています。

 

実は、誰が贈られたのか、名前だけは判明しています。ただ、多分あの方とは想像しますが、ネット上のどなたかは定かではありません。

しかし、前回のAmazonギフトを贈ってくださった方と同じ方である事が分かりました。

毎度の贈り物、大変有難うございます。

 

snep1000.hatenablog.com

何度も、甘えてしまって心苦しく感じますが、前回は7月、今回は11月の月末と、お中元、お歳暮(少し早いですが)をいただいた事にしたいと思います。

 

恐らくは、当ブログの長年の熱心な読者様と信じます。大した事は書けていないと思いますが、楽しんでいただければ幸いです。今後も精進したいと思います。

 

それでは最後になりますが、

 

この度は素敵な贈り物、誠に有難うございました。