楽天モバイルの突然の3Gスマホ切り捨てには怒りを禁じえない。
単にローエンドユーザーをないがしろにされたということばかりでなく、事前の広報が不足しており、タイミングもひどい。
なぜなら、楽天モバイルは今年の7月にエントリー機Acer Liquid Z330の70%OFF販売キャンペーンを実施しており、3,600円(税別)で購入できたからだ。残念ながらSIMカードとのセット販売で単体では購入できないが、データ専用SIMであれば1か月で解約可能であり、事務手数料を含めても約8000円で購入できたことになる。
つまり、この時点でAPN変更でLTEが使えない3G機は使用できなくなるとアナウンスされていれば、このチャンスを逃すこともなかったはずである。
それなのに、3G機ユーザーに対する救済策は9800円のZTE BLADE E01割引きキャンペーンというのだから納得いかない。しかも、このキャンペーンは既に8月から実施中のものと同じ内容であり、特別に今回の救済策として用意されたものでは全くない。
楽天モバイル、ZTE Blade E01 を期間限定で3000円値引き中!! - Z3C備忘録
要は早めのアナウンスを出して在庫処分機を安く買われるより、売り出し中の新製品を買わせようという、商売根性丸出しの手を打ったと思われても仕方がないだろう。おまけに新機種はnanoSIM専用だから、iPhoneは一生縁がないだろうとポピュラーなmicroSIMを選んでしまった自分のような先見性に欠ける人間は、SIMサイズ変更手数料4000円も払わされるわけだから楽天ウマウマである。
前回の楽天モバイルへの苦情記事を #楽天モバイルでツイートしたところ以下のリプライがあった。
@mfigure_jp こんにちは。突然のリプライ失礼します。楽天モバイル公式サポート担当です。
— 楽天モバイル (@Rakuten_Mobile) 2016年9月7日
この度はご迷惑をおかけし申し訳ございません。お客様にご負担をお掛けいたしますが、何卒ご容赦くださいますようお願いいたします。
>何卒ご容赦
である。つまり3G専用機ユーザーに対する救済策は現状以上のものは出てこないと理解してよかろう。はなはだ遺憾ではあるが、人がいうように安かろう悪かろうのMVNOを選んだ者が悪いのであって、これが当然引き受けるリスクというものなのだろう。
結局、楽天モバイルに救済は期待できないので、 ZTE BLADE E01ではなくmicroSIMカード対応機のAcer Liquid Z330を以前のキャンペーン時より高い値段でAmazonに注文してしまったのは、昨日書いた通りだ。
思わぬハプニングに遭遇してしまったが、荷物は既に手元にある。
Amazonの返品規定では30日の受付期間があるので、あわてず2,3日考えてから、ダブってしまったスマホの行き先を決めたい。
マーケットプレイスの店舗の返品規定では、自分都合の返品は返送料が元払いでかかってしまうが、致し方ないだろう。ギフトとして贈られた物ではないので、中身の確認は不要、段ボールも開梱せずにそのまま置いてある。
不思議なのは同様の商品が入っている筈なのに、ほしい物リストから贈られた方の段ボールの高さに比べて半分の高さの段ボールである事。まあ、返送料がかかるというのであれば小さい方が好都合だ。
一万円そこらの商品、千円二千円の違いなど、普通に稼げている人達にとっては目くそ鼻くそレベルの話だが、貧乏人には切実である。そういう感覚をもっていないから、簡単にこのような切り捨て策を実行できるのだろう。
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