スネップ仙人が毒吐くよ

50代ひきこもりの独白記


オーディオの音どう聞こえているの?-自分の場合

素朴な疑問として、オーディオの音が良いとか悪いとか、そもそも各人どのように聞こえているのか疑問がある。

 

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例えば自分が普段音楽を聴いている、PCオーディオのデスクトップスピーカーからは大体このような範囲まで音像が広がって聞こえる。

音像は音楽ソースによって変わるので、一般的なポピュラー音楽、宇多田ヒカル辺りを聴いているものとイメージして欲しい。

 

これは頑張ってチューニングした結果で、元々は狭い範囲までしか音が広がらなかった。

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チューニング前はせいぜいこういう感じだった。

今の状態でかなり満足していて、一般的な入門クラスのピュアオーディオセットでも似たような感じだと思う。

まあ、以下のようにかなり苦労させられたが。

 

snep1000.hatenablog.com

 

snep1000.hatenablog.com

 

 

 

ところが、うちの別室にあるオーディオセットの音の広がりはこんなものではない。

f:id:mfigure:20170202185431j:plain古くて特に高級でもなく、セッティングもいい加減で、オーディオマニアとしては恥ずかしい限りではあるのだが、これで聴くと同じ音源でも6畳間の長辺の端から端まで音像が広がるのである。

 

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部屋の全体写真の代わりにイラストで示すと、こんな感じなのである。

 

 

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更に上から見た図だとこんな感じとなる。

※2017/2/3 19:00追記 宇多田のアルバムFirst Loveを聴き直したが、前後の奥行きはもっと広い。耳元でささやくような声も入っている。また当然ながらオーケストラなどホールの録音では壁からの反響音も含まれ試聴位置の周囲にも広く音像が現れる。上の図はそのうち描き直すので、少々お待ち下さい。

2017/2/5 22:10追記 説明図差し替えました。

 

奥行きはともかく、左右の広がりは自分の経験としては異例とも思われる広がりである。これはCDプレーヤーの場合で、アナログレコードを聴いた場合は奥行きはあまり変わらないが、左右の広がりは7割程度となる。

CDプレーヤーはTOSHIBAのSD-1500という安物のDVDプレーヤーを改造して使っているが、隠れた名機だと思う。

PCスピーカーの写真とイラストを比べてみると、スピーカーの大きさの比率を合わせると大して違いがないように見えるが、実際はスケールの違いからずっと広大に感じられる。

 

それから、ヘッドホンやイヤホンで聴いた場合を上から見た図で示すと

 

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自分の場合このような音像の広がりとなるのである。

殆どの音が頭の中央から後頭部の方に聞こえてきて、全然前の方からは聞こえてこない。きわめて不自然である。

このような聞こえ方が嫌で、外はともかく家の中では自分は殆どヘッドホンを使わない。

 

住環境の問題で、ネットでブログを書いている音楽ファンの殆どがヘッドホンやイヤホンで音楽を聴いているように感じる。

自分はヘッドホンではおかしな聞こえ方しかしないので、これは非常に問題だと思う。

ヘッドホンでも音源ソースによっては自然な聞こえ方で、スピーカー以上のリアルな音像を再現できる場合もある。

バイノーラル録音といって、ダミーヘッドという人間の頭を模したマイクで録音する方法だ。これを体験した人も多いと思うが、大変リアルな音像である。

殆どの人がイヤホンを使っているのだから、バイノーラル録音のソースが主流にならなければおかしいと思うのだが、現実はスピーカーで再生することを前提に録音されたソースが主流を占めるのだ。

 

更にいうと、ポピュラー音楽のCDはマルチトラックで楽器毎に別々に録った音源を、後で適当にミックスして左右2チャンネルの作品として完成させるのである。

だから、音像はリアルなものではなく、創られた人工物なのである。うまいレコーディングエンジニアがミックスした作品は面白いが、下手にミックスされた作品は当然つまらない音像となる。

そういう問題があるので、プロのオーディオ評論家という人種はポピュラー音楽を重視せず、ライブ録音のクラシックやジャズを嗜むのである。

ライブ盤でもポピュラーの場合は沢山のマイクを使ってマルチトラック録音されているので意味がない。オーケストラの場合はホールの中央の一か所にマイクを立てたワンポイント録音が可能であるし、マルチの場合もワンポイントマイク録音を基準とした音作りをされるので、リアルな音像となる。

また、オーケストラの場合は楽器の配置がおおむね決まっており、バイオリンは左、ビオラやチェロは右、ハープは左奥、コントラバスは右奥などと、どの曲であっても同じである。それゆえ、オーディオセットの性能を比較するには都合が良いのだ。

オーディオ評論で良く使われる「定位が良い」という言葉は、これらの楽器の位置がリアルに感じられるという事なのである*1

ポピュラー音楽のCDでの楽器の位置は、レコーディングエンジニアがミキシング卓のパンポットという機能を使って任意の位置に配置されたものであるので、リアルなものではない。

 

さて、最初の疑問に戻るが、本当の所皆さんにはオーディオの音はどう聞こえているのだろうか?

ステレオのスピーカーであれば、多少なりとも横に広がって聞こえるはずだが、自分と同様だろうか?

もしかしたら、全然広がらないという事はないのか?

そもそも音像の広がりなどには全く気にしてはいないのではないか?

という疑念があるのだ。

 

何故なら、世にあふれるブログのオーディオアイテムのレビュー、その多くはイヤホンであることが多いのだが、音像の広がりや楽器の定位といった話に触れていることが非常に少ないからだ。

一番多いのは音のバランスの話である。

高音がキツイとか低音が大迫力とか、そんな話が多い。

あとちょっと専門的になると解像度の話。細かい音まで聞こえるというような話。

かなり専門的になって、音の広がりが凄いとか定位が良いという話になる。

 

自分の場合は、音像の見え方が第一であって、バランスや解像度はそれなりにしか重視していない。無視するわけでないが、それが良いオーディオの基準ではないのである。

だから、はてなブックマークで良くある意見の、測定器で測って波形を比べれば、どちらが良い音なんてすぐわかるだろう、って話は鼻で笑ってしまう。

測定器で波形を見ても、それは周波数特性という音の、ある一面を見ているに過ぎないからだ。音像の広がりや定位の良さなどは、それでは全く判断のしようがないからである。

大体周波数特性を良くする、一般的には超高音から重低音までフラットに再生できるのが良いと思っているだろうが、そんなものはグラフィックイコライザーを通せばどうにでも調整できる。しかし、そういう加工をして特性をフラットにしても決して良い音にはならないのだ。

何故か?それはグラフィックイコライザーを通して人工的に加工すると、原音の位相特性がぐちゃぐちゃに崩れて、リアルな音像と定位が再現できなくなるからだ。解像度についても余計なディバイスを通すことで失われることは想像できるだろう*2

それでも測定器の場合はその違いが見えてこない。

なぜならば、測定器に解像度があるからだ。測定器の解像度では微妙なところまで分からないのである。

単なる数字のスペック比較が意味ないことも、もうお分かりだろう。

40kHz以上の高域再生性能のハイレゾ対応といったところで、本当にいい音がするかどうかは聞いてみないと分からないのだ。

 

上から目線の発言ばかりになってしまうが、オーディオを批判する彼らに何が分かるというのだろう。

 

オーディオマニアやオーディオ評論家も悪い。彼らも、素人に分かる説明を怠ってきたからだ。難解な専門用語や曖昧な言葉での表現ばかりで、誰が理解できるのだろうか?

オーディオ専門誌では立派なオーディオセットの写真ばかり載っているが、実際に音を鳴らしたとき、このように音像が見えると図示するくらいやれば分かりやすいのに、このスピーカーは音像が広いとか、定位がぴたりと決まるとか、あやふやな言葉を繰り返すばかりである。

比較テストでこのスピーカーはこれ位音像が広いとか、具体的に図示すればいいのにやらないのは、何かの遠慮か自分の耳のレベルが分かってしまうから、やらないとしか思えない。

 

*1:厳密には音像の位置を記録したテスト用音源があり、それと同じ位置に再生されれば良いという話である。

*2:位相とはオーディオの場合、右と左の音のタイミングのずれである。右耳と左耳に入ってくる音の時間差によって人間は音の位置を特定し、立体感のある音像を認識する。イコライザーを通すと大なり小なり、その位相がずれるといわれている。

オンボードPC音源の高音質化改造

前回、メモリ交換のために内部を撮影したメインPCだが、撮影の目的はメモリ意外にもあった。

snep1000.hatenablog.com

 

このPCは普段音楽を聴くために使用しているので、オーディオ用CDプレーヤー並みの音質になるように、様々な改造を施している。

とはいえ、何分無銭家であるため、普通のオーディオマニアがやるような、サウンドボードやUSB‐DACといった高級なオーディオデバイスの追加は一切行っていない。

ONKYO SE-90PCI R2 WAVIO PCIデジタルオーディオボード ハイレゾ音源対応

ONKYO SE-90PCI R2 WAVIO PCIデジタルオーディオボード ハイレゾ音源対応

 

 

元々マザーボードに付いている、オンボードPC音源のまま、高音質が得られるように改造した。

※ソフト対策としてはASIO4ALLとfoobar2000を使用している。

 

PCオーディオマニアの間では、オンボード音源は音質が良くないというのが定説である。おもちゃであるとか、全く話にならないなどと馬鹿にされている。

しかしながら、搭載されている音源チップには十分なポテンシャルがあり、音質劣化の要因を取り除けば高音質化は可能というのが自論である。

 

結論を先に書くが、このPCは3万円程度の入門クラスのオーディオ用CDプレーヤーをしのぐ音が出ていると自負する。高級CDプレーヤー並みとはいわないが、そこそこ楽しめるレベルだと思う。

信じるか信じないかは、読む人次第であるが……。

 

以下、改造方法を説明する。

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元々、改造に至ったのはマザーボードに起きた故障がきっかけだ。

BIOSTAR TA780G M2+というマザーで、2008年購入のロートルだ。

 

上の写真の、左上赤丸で囲んだコンデンサーが劣化して膨らんだため、交換を余儀なくされた*1

いつもいうように万年金欠状態なので、普通の人がやるようにマザーボード毎交換などなかなか出来る物ではない。

どうせ修理でマザーボードをいじるのであれば、左下四角で囲んだ部分にあるオーディオ用と思われるコンデンサーも交換しようと考えた。

 

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先ほどの写真で四角で囲んだ部分の拡大写真である。

下の四角で囲んだカニのマークの正方形のLSIがオンボード音源をつかさどるサウンドチップだ。上の四角で囲んだ2つのICは3端子定電圧レギュレータという電源の電圧を安定化するデバイスである。アナログオーディオ用の電源を安定化しているものと思われる。

そうしたチップの配置から、周囲8本の電解コンデンサーはオーディオ電源供給用と考えられる*2

これらのコンデンサーを性能が低い中華製から、オーディオ品質の高い日本製コンデンサーに交換した。ニッケミKMG*3という種類で、オーディオ専用ではないが耐熱対応でニュートラルな音質に定評がある物だ。

 

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コンデンサー交換後、コンデンサの頭と周辺のICチップの上に銅箔テープを貼り付ける。

以前書いた、カセットデッキの音質チューニングで紹介した方法と同じである。 

snep1000.hatenablog.com

 

 

ここまでがステージ1だ。

これだけの処理でも、ノーマル状態に比べると解像度の向上をすぐに感じる事ができる。

 

ところが、しばらく聴き続けると、ある異常に気が付いた。

無音状態の時に、スピーカー付近から「キーン」という僅かな高周波音を感じるのである。最初は液晶ディスプレイのインバータから発生する音だと思っていた。しかし、ディスプレイを消しても音は消えない。やはり、スピーカーから発生している音である。

一度気付いてしまうと、僅かな音でも気になって仕方なくなる。

あれこれ確認して分かった原因は、メインPCの内部に取り付けた小型のファンだった。 

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このファンがノイズを発生していたのだ。コネクターを外すとノイズが消えるので間違いない。

何故こんな余計なファンが付いているかというと、マザーボード上にサウスブリッジというHDD等の信号を制御する主要なチップがあるのだが、それが度々熱暴走と思われる症状でハングするため取り付けたのである。小さなヒートシンクが付いているが、全然冷却不足である。

 

このファンモーターがノイズを発生している事が分かったので、ノイズ対策として2つのコンデンサーを取り付けた。

一つは0.1μFのセラミックコンデンサー、二つ目は47μFのバイポーラ(両極性)電解コンデンサーである。これらをモーター基板の+-電源入力端子に並列で半田付けした*4

セラミックコンデンサーはDCモーターのノイズキラー用として有名である。ラジコンでは動力モーターにこれを付けないと、プロポが誤作動を起こしてしまうのだ。

バイポーラ電解は、あるオーディオサイトで付けているのを参考にした。そのサイトでは100μFのミューズという緑色で有名なオーディオ用コンデンサーを付けていたが、大きくて高価である。自分は約半分の47μFで普通の物にしたが、これでも十分な効果があった。

 

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前面下部の外気吸入用ファンにも同様の処理を施す。

一応、先ほどの小型のファンに対策するだけで、耳障りな高周波音は消えたのだが、顕著な効果があったので、他のファンモーターに対策をしない訳にはいかない。

これはPC前面だが、後面にも排気用のモーターがあるので、そちらにも対策した。

本当は、余計なファンなど外すのが一番いいのであるが、先にも書いたようにサウスブリッジの異常があったので、外せない。

ダクトを作って、サウスブリッジに外気吸入用ファンの風が当たるようにすれば、小型ファンは省略できるかもしれないが……。

  

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ファンといえば、ケースに取り付けるファンばかりではない。

CPUファンにも同様の処理を施したいのだが、問題がある。

セラミックコンデンサーは熱に強いのだが、電解コンデンサーは熱に弱いのである。マザーボード上のコンデンサーは耐熱対応の物を取り付けたが、モーターに取り付けるバイポーラ電解コンデンサーは耐熱対応の物が入手できない。

CPUは高熱を発しているので、そのすぐ上面に付くモーターにバイポーラ電解コンデンサーを取り付けるのは問題だ。

そこで、熱に弱い電解コンデンサーのみ、モーター本体ではなくコネクター側に取り付けた。

本当はノイズ源に近い方が効果があるのだが、仕方ないだろう。

 

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最後に、各デバイスにつながる電源ケープルを捩って、各所にフェライトコアを取り付けた。これはまじないみたいな物である。

電源ケーブルを捩ると、+-の電流が互いを打ち消しあって放射ノイズが減ると信じられているのだ。

フェライトコアもノイズ対策グッズとしてポピュラーな代物である。

 

ここまでがステージ2の改造だ。 

 

ステージ1でも効果は十分感じられたが、ステージ2までやると、別次元の音質に一変する。

ステージ1が安物ラジカセ→バブルラジカセなら

ステージ2はラジカセ→コンポステレオとなるのだ。

ノイズ対策がオーディオの音質に大きな影響を与える事が実感できるだろう。

デジタルはノイズの影響を受けないというが、サウンドチップでデジタル>アナログに変換され、リアパネルのオーディオジャックからはアナログ信号が出力される。この過程でノイズに音質を劣化されてしまうのである。

 

オンボードPC音源の音質が悪いという定説も、PC内部はノイズにまみれているので悪いという事に他ならない。逆に言えば、ノイズ対策をしっかりやれば、良い音になる可能性があるという訳だ。

興味があれば、手を動かして確かめてほしい。

 

 本当はこういうのが欲しいんだけどさ。

*1:起動が途中で止まってしまうという症状が度々表れた為、マザーボードを目視チェックしたところ妊娠状態の電解コンデンサーを発見した

*2:電気回路の専門知識はなくても配線パターンを追えば、何処に繋がっているかくらいは分かる

*3:低周波用の一般的な特性の電解コンデンサーなので、デジタル信号用には向いていない。デジタルの可能性があればKZEかKZHを使用する。

*4:+-があるなら極性のある普通の電解コンデンサーで良いと思うかもしれないが、モーターには逆起電力というものがあり、これが戻ってくるので両極性でないと都合が悪いのだ。セラミックコンデンサーには極性がない。また耐圧は12Vの倍以上が望ましい

メインPCのメモリ交換、合計8GB(DDR2 PC2-6400)に

2日間、いつもの作業をなるべくノートPCでやって、何とか腱鞘炎は通常レベルに回復したが、作業能率は落ちてしまった。

snep1000.hatenablog.com

 

10分とか20分余裕を見ないと、いつもの時間に作業が終わらない。

こういう事はあまりいいたくないのだが、低スペックのパソコンで作業するという事は、確実に時間を浪費しているのである。

というわけで、メインPCのメモリを交換して合計5GBから8GBに増設した。

 

実は腱鞘炎になる前から交換用のメモリは購入していた。ブログ用の写真を撮るのが面倒で伸び伸びになっていたのだ。交換だけなら、狭い空間に身体をねじ込んで作業はできたのだが……

 

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というわけで、20Kg程度ありそうなメインPCの本体を引っ張り出してきた。今は腱鞘炎より太ももとか背中の筋肉が痛いw

クラシカルで汚い外観だが、某工房のジャンクコーナーで100円で売られていたケースに自作パーツを組み込んだ代物である。

 

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配線が汚すぎて、メモリが見えないw

安物電源で配線がプラグイン式ではなく、ノイズ対策で配線を捩じっているのでこんな状態になってしまった。

良くない自作パソコンの見本のようである。

レガシーパーツのフロッピーディスクドライブのきしめんケープルも見所だw

 

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AMDのCPUクーラーの右側にかろうじて見えるのが、メモリー基板だ。

メモリースロットは4基で、今回は手前側に見えている2枚を交換する。

全く手が入らなければ、マザーボードを固定しているバックパネルを外して交換するが、そこまでは必要なかった。

 

このPCは2008年5月頃に、上記のジャンクケースにBIOSTARのTA780G M2+というマザーボードで初めて組まれた。その後CPUや電源を変えているが基本は変わっていない。そのため、マザーボードの規格が古く、現行主流メモリ規格のDDR3は使えない。

また、メモリの最大搭載量も8GBで打ち止めである。

 

メモリの増設には現在使われているメモリの規格を知る必要がある。

パソコンのマニュアルを見たり、実機の中を開けてメモリ基板を外して確かめる方法もあるが、簡単なのはCPU-Zというフリーソフトを使う方法だ。

www.cpuid.com

 

英語ソフトだが、PCのスペックを知るだけなので難しくはない。

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増設前のメインPCのメモリスペック。DDR2の5GBである。

 

Memoryタブの右隣りのSPDタブで、個々のメモリ基板のスペックを知ることができる。

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メモリスロット1,2には512MBのメモリで、メモリスロット3,4には2GB のメモリが挿してあるので合計5GBである。

デュアルチャンネルで動作させるので、同じ規格2枚一組で使う物なのだが……

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上はHyundaiで、こっちはSamsungだ。中古で買ったNECのサブPCに付いていた物をこちらにコンバートしたのだが、別メーカーのメモリだったw

それでも一応デュアルチャンネルで動作していた。

それより問題なのはPC2-5300(333MHz)という規格である。

 

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こちらはメモリスロット3のスペック。2枚一組で売られてい商品を買ったので、スロット4も同じである。

こちらはPC2-6400(400MHz)という規格だ。PC2-5300の上位規格で互換性はあるが、交換するメモリは上位規格であるこちらに揃えるのが望ましい。

 

そんなわけで、デスクトップ用のメモリでDDR2 PC2-6400 2GBx2で売られている物を探す。また、今回はコツコツ貯めたAmazonギフト券を使うので、Amazon内に限られる。

 

品質や相性問題があるので、既に挿してあるTranscendか、Kingstonなどある程度名前の知られたメーカーの物にしたいのだが、既に主流がDDR3に移って久しく、DDR2で有名メーカーの品は見つからない。あっても1万円以上という法外な値段が付いている。

3千円程度で、無名メーカー品2種が見つかった。

貧乏なので安い方がありがたいが、安い方はレビューで信頼性や品質に危ない匂いを感じたので、やや値段が高い方を選んだ。こちらもトラブル報告はあるが、最悪返品も可能ということだし、他に選択肢はないので仕方がない。 

 

この時期は空気の乾燥で静電気が発生しやすい。電気が通じている電器製品の金属筐体、例えば冷蔵庫やオーディオコンポにタッチして、身体にたまった電気を逃してから作業する。火花が飛ぶほどの静電体質なら裸になった方が良いかもw

 

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無事合計8GBに増量。

全部のメモリがPC2-6400(400MHz)になったので、DRAM Frequencyも400.0MHzになった。※前は333.3MHz

 

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交換したメモリのスペックだが、製造会社とパーツ・シリアルナンバーが取得できない。基板上のメモリチップの印刷もストライプの様な物があるだけで、メーカー名がなく、怪しい代物である。

こんな物としか交換できなくて心配だが、今のところは正常だ。

 

ベンチマークプログラムを使っていないので、客観的な比較はできないが、体感的に確かに速くなった。

 

殆どChromeしか使っていないが、ページの読み込みが全然早い。

 

Windows 10では4GBが必要というが、以前の5GBでも、8GBに比べるとモッサリといわざるを得ない。

もし、普段使っているPCで4GB以上のメモリが搭載可能なら、今すぐにでも8GB以上に増量した方が良いだろう。そうでないと時間が勿体ない。

増量できないなら、買い直すべきだともいえる。

3万円以下でメモリ2GBのモバイルPCが人気だったりするが、あくまで補助的用途と考えるべきだ。メインで使うならメモリ8GB以上に増量可能なパソコンが必要だろう。

 

まあ、貧乏だとおいそれと買えない訳なのだが。これも貧乏人と金持ちの差というもので、ため息ばかり出てしまう。

 

ノートPCが楽だ、VY17F/AG-T改が早速役に立つ

昨日の記事で若干パワーアップしたNEC VersaPro VY17F/AG-T

CPUが2GHzなので「改」というより実質 VY20F/AG-Tである。

 

snep1000.hatenablog.com

 

早速使いまくってる。

というのも、何故か右手が腱鞘炎になって、メインのPCの操作が辛いから。

 

snep1000.hatenablog.com

この記事にあるように、自分はマウスの代わりにペンタブをつかっているのだが、マウスよりは楽だった筈が、腱鞘炎になってしまった。

クリック操作でペン先をチョンチョン突くのだが、僅かな手首の動きでも回数が多いと負担なのだろう。もう歳だしorz

 

そんな感じでメインPCのペンタブが厳しいので、気分転換でVY17F/AG-Tを使ってみたら、これが具合がいいのである。

ノートにつなげるマウスも持っているが、邪魔臭いし、マウスはすぐに手が疲れるので、内臓トラックパッドでの操作である。

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こんな感じで、今どきのノートPCなどより面積の小さなしょぼいパッドである。2フィンガーや3フィンガーでの操作もできないが、ほとんどの場合クリック操作がパッドをタップするだけなのは、とても楽だ。

また、マウスやペンタブだと利き手専用になってしまうが、内臓のパッドは中央にあるので、右手が疲れたら左手も使えるのが良い。

キーボードと距離が離れていないので、文字打ちとマウス操作の移動のたびに腕全体を動かさなくてもいいのも楽だ。

ノートのキーボードの感触がいやという人もいるが、当方は元々ノートPCでパソコンに入門した人間で、ペタペタしたストロークの浅いキーボードの方が慣れているというか好きだったりする。

 

そんなわけで、とにかく操作が楽なのである。

 

ただ、処理速度は低スペックなので、動画サイトやFlashが重いサイトは厳しい。タブをたくさん開くのも読み込みに時間がかかる。そうでなければ、まあまあ使える感じである。

液晶もTNパネルで視野角が狭くてあまり見やすくはないが、我慢できないほどでもない。縦のドットが1050なのは良い。今時の安いノートPCだと768が多いので。Full HDだと1080だが、そういうのは高い。

5万円前後の新しいノートPCが欲しいが、しばらくはこれで我慢するしかないだろう。

 

mouse ノートパソコン MB-B502E Windows 10/Celeron N3160/15.6インチ/4GBメモリ/240GB SSD

mouse ノートパソコン MB-B502E Windows 10/Celeron N3160/15.6インチ/4GBメモリ/240GB SSD

 

これなど、メモリは増やせるし上位にCore i7のモデルもあるので載せ替えもできそうで魅力的なのだが…… 

縦が768ドットなんだよな。

NEC VersaPro VY17F/AG-TのCPU交換方法

前回ゴミPC HITACHI FLORA 270W NB9から取り外したCPU。

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その行先だが、 NEC VersaPro VY17F/AG-Tである。

HITACHI FLORAはメモリ1.5GBで液晶解像度XGA(1024x768dot)だったが、こちらはメモリ2GBで液晶解像度SXGA+(1400x1050dot)と若干上のスペックで、Windows8.1をインストールしてある。

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だが機種名のVY17F/AG-Tの名の通り、Pentium M740 1.73GHzと、HITACHI FLORAに付いていたPentium M760 2GHzよりワンランク下位のCPUである。

そこで、両者のCPUを入れ替えようというわけである。

まあ、今となってはこうしたところで、ゴミスペックではあるが、Windows8.1は先がまだ長いので、少しでも使えるようにしたいところだ。

ちなみに、NEC VersaPro VY17F/AG-TもWindows 10に無料アップグレードしたかったのだが、事前のハードウェアチェックでGPUの性能が足りないとして、アップグレード不可になってしまった。CPUの性能不足ではなくGPUというのが残念なところだ。

 

先に、CPU交換による性能の変化を書こう。

Crystal Mark 2004R3というベンチマークソフトでテストした。古いソフトだが、低スペックなので最新のベンチマークソフトではまともに動きそうにない。

あくまで目安だ。

Before

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After

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一応数値的には微増している。

体感的には殆ど分からないが、すぐ落ちるChromeが落ちにくくなったような気がする。

まあ、前より何らかがマシになっていればそれでよい。無料だからw

メモリも仕様上の上限だし、HDDをSSDにする手はあるが、速度の期待できないPATA接続だし、今更お金を掛けるのも無駄であろう。

USBメモリなら比較的安いので、あとやるとしたらReadyBoostぐらいかな?

 

以下、あまり需要がないと思うが、CPUの交換方法

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電源と充電池を抜いた後、液晶パネルのヒンジを覆うプラスチックカバーを上に抜くようにして外す。

 

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液晶パネルを開き、液晶のすぐ手前にある、VersaProの銘版と電源スイッチのある横長のプラスチックカバーをこじって外す。

※爪で止まっているだけなので、とにかく折らないように外すとしかいえない。しいていえば、真ん中を持ち上げると外しやすいというくらいか。

 

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キーボードを奥から手前に起こすようにして外す。外れたら裏向きにして写真のように本体の上に置く。

本体奥左側のアルミパネルを止めているネジ4本を緩めて、パネルを外す。

 

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上の写真右側の液晶パネルからの配線のコネクターを、上に引き抜く。

CPU冷却ファンの、液晶ヒンジ側に見える配線を止めている粘着テープを剥がす。

 

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先にCPU冷却ファンを止めているネジ2本を緩め、ファンユニットを外す。

次にCPUヒートシンクを止めているネジ4本を、4321の番号順に外す。

CPUが露出するので、ソケットのロックネジを反時計回りに回してロック解除。

CPUを上に抜いて交換。グリスを塗り直し、後は逆の手順で組み付ける。

ヒートシンクの留めネジは1234の番号順に締める。

 

例によって、この機種自体は古いが、新しい機種でも大体似たような感じで、CPUを交換できるかもしれない。

例えば、客の要望に応じて仕様変更に対応するBTOパソコンメーカーの場合、同じベースの本体でCeleronだったりCore i7だったりすることがある。そのような場合は、予算不足で安いCPUの機種を買ってしまっても、後で高性能のCPUに交換出来る可能性が高い。

そのような時、参考になれば幸いである。