スネップ仙人が毒吐くよ

60代独身じじぃの独白記


CS-HG50 8s カセットスプロケを交換した(12-25T→13-26T)

ロードバイクのスプロケを交換した。

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一般に自転車のギアで、前側のクランクについている方をチェーンリング、後輪についている方をスプロケという。

チェーンリングの方は既に以前交換している。

 

snep1000.hatenablog.com

これで、大分軽くなって激坂の峠道に登るようにもなれたのだが、もう一つ軽くしたいなと思っていた。

そこで、後ろ側のスプロケを交換する事にした。

ロー側の最大値が現在25Tなので、有名どころのエントリーバイクによくついているCS-HG51 8s 11-28Tに交換すると相当楽になりそうだが、あいにく自分のロードバイクについている旧型のディレーラーは最大26Tまでしか対応していない為、28T以上のカセットスプロケに交換できない。

現状で交換可能なスプロケはCS-HG50 8s 13-26Tしかない。

12-25T→13-26Tと何とも微妙な差であるが、僅かでも効果があるのならと、思い切って変えてみる事にした。

シマノ CS-HG50 8S 12-25T 23579135 ICSHG508225

シマノ CS-HG50 8S 12-25T 23579135 ICSHG508225

 

 

余談ではあるが、「カセット」スプロケというのは「カセットフリー」ハブ方式の後輪に対応しているからで、それに対し「ボスフリー」ハブ方式の後輪を採用した自転車もあるからである。よく、見た目だけロードバイクを真似たルック車は買わない方が良いといわれるのは、ボスフリーハブの場合があることも一因である。

本物のロードバイクは、必ずカセットフリーであるので、スプロケ交換の互換性もなくなってしまう。カセットフリーであれば、コンポを変える事で9速や10速にグレードアップする事も可能である。

ボスフリー車でも後輪をカセットフリーのホイールに替える事は不可能ではないが、ホイールは自転車の部品の中でも高価な物なので、高くついてしまうのだ。

 

以下交換手順。

準備として、後輪を外すとチェーンも外れるので、手やフレームを汚さないように、チェーンをウェスでよく拭いておく。自分は今回やってないが、本格的にクリーニングした方が良いかも。

後輪を外すには、まずギアを下の写真のようにインナーハイの状態にする。

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後輪を外しやすいようにチェーンをたるませる訳だ。

 

そして自転車からスタンドを外し、ブレーキのリリースレバーを上げて、車軸のクイックリリースも緩める。

スタンドを外しているので、手で自転車を支えている筈だが……

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上の写真のように後輪の左側に立って、右手で後輪の真上を押さえ、左手でサドルの下側を逆手で持つ。

そのまま、サドルを持っている左手をエイヤッと持ち上げると、下の写真のように後輪が外れる。

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当然このままでは、手を離すと自転車は倒れてしまうので、何らかの物で支える必要がある。

適当な高さで倒れたりしない段ボール箱でもよいが、自分の場合は外した三角スタンドを利用する。

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三角スタンドを横に倒して、チェーンステイの下に置けば、問題なく支える事が出来る。

ただし、滑り止めもなく載っているだけなので、車体に横から力を加えたり、ハンドルが急に切れ込んだりすると倒れるので、触らないように注意する。

 

MINOURA(ミノウラ) ディスプレイスタンド [DS-520] 折畳式 ブラック

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チェーンステイとシートステイに引っ掛ける形式のスタンドの方が便利だという人もいるが、自分は三角形のスタンドの方が便利*1なので、こちらを使っている。

 

もちろん、屋外の非常時にパンク修理するときのように、自転車を逆さに置くことも可能だが、普段はこうして作業している。

 

後輪が外れたら、カセットスプロケを外しの専用工具をスプロケに取り付ける。

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写真のように右手に中央のロックナットに挿し込む工具を持ち、左手にスプロケにチェーンを引っ掛ける工具を持つ。

ロックナットは固く締まっていることが多いので、上から体重を乗せてグイグイ押さないと緩まない。

手を滑らせると怪我をするので、厚手の手袋をした方が良いかも。

ナットが緩むとバキバキ嫌な音がするが、緩み止めのギザギザが噛み合っているだけなので大丈夫である。

 

ある程度ロックナットが緩んだら、手で回して外す。ナットが外れれば、スプロケットは横にスライドさせて抜くことが出来る。

 

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抜いたスプロケットはトレーなどに置いて、パーツクリーナーで洗浄する。

ハイ側2枚の歯車はバラで外れるが、ロー側の歯車は6枚で一体である。

 

あとは、新しいカセットスプロケの内側の穴の部分にグリスを少量塗って、後輪ハブのフリーホイールの溝に合うようにはめ込む。

シマノの場合は一部分だけ溝の凹凸の幅が狭くなっているので 、そこで合わせる。

(手がグリスで汚れたので写真忘れてしまった)

ロックナットのネジの部分にもグリスを少量塗って、最初は手で、最後に専用工具で締め込む。

指定トルクは40N・mだが、まあ適当w

あまり締め込み過ぎると外す時苦労するので、外せる重さのギリギリより少し軽い位www

 

後輪を元通り車体にはめて完成である。スプロケのハイ側をチェーンに合わせてフレームのエンド部分の切欠けに車軸を正確に合わせてフレームを下に押せば、ディレーラーとか特にどこかを弄らなくてもハマる筈である。

ブレーキのリリースレバーを元に戻すのを忘れないように。

 

さて、いつもの練習コースでの試乗結果だが……

まず、変速がおかしくなった。

ハイ側14T→15Tに変速するとき引っ掛かるので変だと思ったが、後でワイヤーが緩いのに気づいて締めたら解消した。ところが、今度はロー側の21-23T?で時々引っ掛かる。これは調整をシビアにすれば直るか?ハンガーが曲がってるのかもしれないが。

ハイ側が12から13になったので、当然平地でスピードが出ないが、体調が本調子でない所為かもしれない。前のスプロケでハイ側2段目の13Tにしていた時より遅い気がする。

ロー側は激坂で楽になった……ような気がする。プラセボ程度かも?

 

てな感じで、2回乗ったが、まだよく分からない。1T違いじゃ永遠に分かんないかも。サイコンがガーミンとかならデータで分かるのかもしんないけど。

 

ダメじゃんwww

 

まあ、様子見ですね。変速も当りが出れば変わるかもしれないし。

*1:ひんぱんに家の中で置き場所を移動するので、自転車に付いたまま移動できる三角形スタンドの方が便利。引っ掛け式の場合は自転車をどこかに立て掛けてスタンドを移動するか、スタンドを片手に持ちながら自転車を移動しないといけないので面倒である。