ワンコイン500円以下の激安サイコン(サイクルコンピュータ)を例のロードバイクに取り付けた。
サイクルコンピュータといっても、表示できるのは時間と距離とスピードだけで、実質スピードメーターである。
最低限の機能だが、あるのとないのとは大違いである。スピードを知ることは自分の脚力の目安になる。走行中に時間を見たり、目的地までの距離も知ることができるので、安物でも是非とも付けたかった装備である。
SD548B 防水 14 機能自転車LCD サイクルメーター サイクルコンピューター スピードメーター 走行距離計 走行時間計 防水 14功能がある
- 出版社/メーカー: GGG JP
- メディア: その他
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ただ、激安なのは良いが、発送が大陸中国からで時間が掛かるのが玉の傷である。
予定では3/1日到着のはずが、実際は3/7日に来た。注文から18日掛かった。
同じ商品がAmazonマーケットプレイスで複数の販売元で売られており、最安値は送料込み200円以下である。しかし、店の評判を比較したところ、少し高いがやや信頼性の高そうな販売元を選んだ。人によっては1ヶ月以上掛かったケースもあるので、18日ならまだマシかもしれない。
早く欲しい人は、Amazonプライムや楽天等で日本国内から発送する業者で買えば良いが、値段は7~8百円とかなり高くなってしまう。
大分待たされたので、早速取り付けようとしたのだが……
ハンドルに取り付けるブラケットが、補助ブレーキレバーとステムの間に空いているスペースより幅が広くて、そのままでは付かない。
数百円の安物なので惜しげもなく削って、強引に取り付けた。
ミスターコントロール コンピューター/ライトマウント ADP-3RC
- 出版社/メーカー: Mr. CONTROL(ミスターコントロール)
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こういう、サイコンを取り付けるためのマウントバーも売られているが、余計なものを買えるような余裕は自分にはない。
最低価格激安のサイコンなので、スピードセンサーは当然有線式で 配線が必要である。
ハンドルは左右に回転するので、配線をフレームに固定すると切れないように余裕を持たせてブラブラ伸ばさないとダメである。その為、フレームでなくブレーキワイヤーに沿わせて配線するのが賢明である。
ブレーキ付近からフロントフォークに配線を移して、フォークの中ほどから先端に近い位置にスピードセンサーを設置する。
スピードセンサーに反応する磁石をスポークに付けるが、外周に近いと磁石の重さが車輪の回転バランスに影響すると思われるので、先端に近い方が良いのである。
※追記
自転車警察なのでバランスを気にする割にはマグネットがバルブと対象になっていないのが気になる - princo_matsuriのコメント / はてなブックマーク
そこは気になったんですが、バルブの反対側はリムの継ぎ目が来るようになっているのとバルブを通す穴が開いているため、元々バランスが取れている筈で、わざと違う位置にしました。どこが正解かは良く分かりません。アンバランスになるのは間違いないのでなるべく内側に寄せたかったのです。本当はバルブの反対側に付けて、バルブキャップを重い物に替えるのが正解かもしれません。
磁石とセンサーの間隔は僅か2㎜±1㎜で取りつけよとの指定である。有名メーカーのCAT EYEの場合は5㎜で良いらしいので、こういうところはシビアである。磁力が安物なので弱いのだろうか?
ロードバイク全体に対する見栄えはこんな感じだ。車輪の回転バランス的にはセンサーの位置をもっと先端にした方が良いが、フォークに沿わす配線もその分長くなって、結束バンドを増やさないとブラブラしてしまう。
ワイヤレスならそうした制限から逃れられるが、電波が混信したり、反応が悪かったり、電池が余計に必要という欠点もある。
固定用の結束バンドは黒いのが6本付いていたが、フォークの配線固定用に手持ちのピンク色のバンド2本を使用した。
近所の河川敷で軽く試走して、マキシムスピード31.6㎞/hを記録した(遅いorz
操作ボタンは3つあるように見えるが、真ん中の赤いぽっちはフェイクでボタンではない。黒いボタン2つで全ての機能を操作する。
右側でモードを変えて、左側でリセットするのが基本の操作である。
走りだすと上部の大きい数字でリアルタイムのスピードが表示され、下の小さい数字はモードによって、
- 時計
- 総走行距離
- トリップメーター
- 最高速度
- 平均速度
- 経過時間
が表示される仕組みである。
その他すべてのモードを数秒間毎に切り替えて表示するスキャンモードがある。
また、停止して一定時間経過すると時計だけの表示のスリープモードとなる。
走りだすと即座に反応してスリープは解除される。
スピードの正確さは、自分では比べる物がなくて知りえないが、商品レビューで原付バイクに装着して比較している人がいて、おおむね正確であるとの事だ。
耐久性については現時点では何ともいえない。
商品レビューで、防水を謳っているにかかわらず、雨に濡れて壊れたと苦情をいう人が見られるが、防水といっても日常生活用防水か、それに毛が生えた程度のレベルだろう。この価格では、泳いでも平気という防水時計のレベルのはずもなく、雨が降り出したら取り外してポケットかカバンに入れるのが賢明である。
また、バックライトは付いていないので夜は見えない。
ツーキニストで雨だろうが夜だろうが使えないと困るという人が使う商品ではない。
自分はそうではないので、取りあえずはこれで十分だ。