探していた本が出てきたので。
少し前に、はてなブックマークでバズったエントリが気になって、昔読んだ本を探していた。
koizumihikaru1234.hatenablog.com
既に知っているHow toなので、半分スルーであまり興味は無かったのだが、この種のネタに需要が確実にある、ということと、自分が学んだ本は別の物であった筈ということが気になっていた。
探し物はこちら
PHP研究所 成川式「文章の書き方」成川豊彦
これを腐海の森と化した机の上に置いていた、ような気がして探していたのだが、出てきたのは書棚だった。
上記のエントリの「、」(読点)の打ち方について直ぐに既知と感じたのも当然、ページを開くと、しおり紐がまさに、その場所に挟んであった。
この本は装丁がちょっと変わっていて、表紙が辞書のようなビニールクロス貼りになっているのである。手元に置いて、辞書と同様に使って欲しいという想いがあるのだろう。
内容も大変読みやすく、悪い例と良い例が併記されて理解しやすい。また横書きで書かれていて、ネット時代を意識した編集になっている。
読点の基本原則を押さえた上で、ちょっとした注意点も加えられており、
第2章40項にて
主語の後には、原則として読点を打つべきだが、例外はないか。
×悪い例
内容は、一般的、抽象的である。
○良い例
内容は一般的、抽象的である。
述語が連続している場合は、主語の後には読点「、」を打たない。
という具合に解説されている。
本来、辞書のように手元に置いて何度でも見返すべき本なのだが、先に書いたように何処に置いたかも分からない体たらくである。
一度、通読したのは間違いないと思うが、自分がこの本に書かれたルールを完全に守って文章を書いているか、問われたとしても大いに怪しいところだ。
その他、自分が文章を書く上で、恐らく影響を受けたと思われる本を以下に挙げる。
少なくとも5年以上前、10年以上前が殆どなので、正直言って何が書いてあったか全く覚えていない。無意識であっても、何となく考え方や書き方が、影響を受けているという程度のことだ。
朝日新聞社「論理で人をだます法」ロバート・J・グーラ
この他にも書棚には文章術に関する本が何冊か散見されるが、どうにも記憶が怪しい。置いてあるだけの本を紹介する事になりかねない。
大体、自分は読書家でなく、ここ5年ほどはまともに本を読んだ記憶がない。
何人かブックマークで、「けっこう書ける人」 のようなコメントを頂いているが、この程度の底の浅い人間だ。
とはいえ、何かしら評価に値する文章もあるのだろう。
lifehacker日本版、2015/12/10の「木曜のライフハック記事まとめ」に取り上げられた事は、大いに感謝している。
今後も精進したい。
追記:
紹介した本の全てが中古扱いである事にショックを受けた。
同時にディベートの本の評価の低さに眩暈を覚えた。なるほど、言い争いになっても負ける訳だ。
役に立たない書評で申し訳ない。