スネップ仙人が毒吐くよ

60代独身じじぃの独白記


レンズ沼、300mmの望遠レンズを買ってしまった

買ったといっても例によって中古、某オークションである。これでデジタル一眼レフカメラを入手後、3本目。完全にレンズ沼にハマってしまっている。

 

まあ、新品ではなく安物中古ばかりなのが、救いである。

 

送料込みで2000円以下と激安だが、ノークレーム・ノーリターンのジャンク扱いだ。

f:id:mfigure:20170412205657j:plainTamron 70-300mm F4-5.6 AF LD Macro

タムロンのモデルナンバーでは472Dといわれる古いレンズだ。

https://www.tamron.co.jp/data/af-lens/472d.htm

例のペンタックスの海外フォーラムサイトでの点数は8.33と優秀だが、評価者がたった3人ではあてにならない。

Tamron 70-300mm F4-5.6 AF LD Macro Lens Reviews - Tamron Lenses - Pentax Lens Review Database

 

f:id:mfigure:20170412211517j:plain

最大望遠の300mmにすると、こんな具合に長く伸びる。バズーカ砲というにはショボいが巨大である。重さもレンズだけで500g以上でズシリと重い。

こんなのは普段使いには出来そうにないが、近所の川に出没する鳥を狙ったり、福井鉄道の路面電車を撮ってみたくなって、中古市場を物色した。

 

一口に望遠レンズといっても、70㎜程度でも望遠だし、プロのカメラマンが扱うクラスになると1000㎜を超える物もある。既に105㎜に対応するズームレンズはもっているので、それより長いクラスを当る事になる。

出品が多いのは200㎜~300㎜クラスのズームレンズである。

これらは、新品のダブルズームキットの長い方のレンズとして付属されることが多いからだろう。また、ママパパカメラマンが、子供の運動会撮影用として、購入される事を狙って企画された商品群でもある。

 

当然PENTAXの望遠キットレンズであるSMC Pentax-DA 55-300mm F4-5.8 EDも沢山出品されている。しかし、純正現行レンズだけに人気が高く、玉数は多くても値段は高くなりがちである。タムロンやシグマのデジタル対応の最近の商品も値段が高くなる。

5千円程度で落とせない事もないが、自分はそれさえも高く感じてしまう。

そこで自分が目を付けたのがタムロン372Dである。自分が入手した472Dは外装デザイン変更版で基本性能は同じだ。

これは銀塩フィルム時代の古いレンズであるが、実はタムロンの同クラス現行レンズであるA17も光学系の基本設計は同じまま(9群13枚 LDレンズ使用)で、リニューアルを繰り返しただけのレンズなのである。

TAMRON 望遠ズームレンズ AF70-300mm F4-5.6 Di MACRO ペンタックス用 フルサイズ対応 A17P

TAMRON 望遠ズームレンズ AF70-300mm F4-5.6 Di MACRO ペンタックス用 フルサイズ対応 A17P

 

デジタル対応として、レンズの表面反射を防止するコーティングの質を向上させたり、接写距離を短くするためのマクロスイッチが付加されたり、外観デザインが変更されたりしているが、使用レンズ構成は変わっていないのだ。

全く同じではないにしろロングセラーには意味がある、それなりに素性の良いレンズであろう、という判断である。

とはいえ、現行品でさえAmazonで1万円台前半で売られている安物レンズでもある。

そう期待できる物でもないのだが……(続く)

続き:
300mmの望遠レンズをバラバラに分解、そしてテスト撮影 - スネップ仙人が毒吐くよ

福井足羽山公園でお花見

先日土曜日はいまひとつ天気がすぐれず、不満の残るお花見だった。

 

snep1000.hatenablog.com

 

本日は午後から天気が良くなり、お花見のリベンジ。無職の特権である(痛い

先日は、福井市中心部を流れる足羽川(あすわがわ)堤防の桜並木であった。桜の木自体は非常に立派なものであるが、街中で背景となるものが、一般の住宅やビルであり、やや趣に欠ける嫌いがある。

本日は少し足を延ばし、高さ僅か100メートルほどの小山である、足羽山公園でお花見をすることにした。

 

足羽山に向かう前に、例によって「君の膵臓をたべたい」の聖地に立ち寄り、写真を撮り直す。

f:id:mfigure:20170410212945j:plain

先日の写真は画角が足りなかったので、レンズをシグマの28-80mm F3.5-5.6 Macroに付け替えた。

また、今回初めて全部の画像をJPEG+RAWファイルで撮影した。

せっかくRAWファイル保存のできるデジタル一眼レフカメラを入手したのだから、使わないのは勿体ない。

というわけで、上の画像もRAW現像で、画像ソフトをいじくりまわして発色を好きなように調整している。

というか、どうせRAWファイル付きだからと、あまり露出の状態を考えず適当に撮ったら、まともに使えるJPEG画像が一枚もなく、結局全部RAW現像しないと使い物にならない状態だった。

後で好きにいじれるのは良いが、こういう事では写真の腕は決して良くはならないだろう。

またそればっかりやっていると、ファイルサイズが大きいのでSDカードがすぐにいっぱいになってしまう。良し悪しである。

 

足羽山で最初に訪れたのは足羽神社である。

f:id:mfigure:20170410214908j:plain

f:id:mfigure:20170410215016j:plain

ここの枝垂れ桜は立派なことで有名で、天然記念物にも指定されている。

 

f:id:mfigure:20170410215218j:plain

f:id:mfigure:20170410215405j:plain

足羽神社は去年も撮影したので、この位で他の場所に向かう。

 

snep1000.hatenablog.com

 

足羽山は市民の憩いの場として、全体が公園になっている。

f:id:mfigure:20170410220056j:plain

f:id:mfigure:20170410220312j:plain

ぼんぼりやライトアップで夜桜見物も素敵な場所だ。

 

f:id:mfigure:20170410220559j:plain

本日は短いレンズに替えたので、桜のアップは控えめ。

 

f:id:mfigure:20170410221001j:plain

足羽山には福井市全域に電波を飛ばすためのテレビ塔も立っている。

 

f:id:mfigure:20170410171630j:plain

子供の頃は東京タワーと思っていたが、本物を見てしまうと似て非なる物であるw

 

もっと撮りたかったが、陽が傾いたのと、予想より早い電池切れで撤収した。

天気次第だが、もう一回くらい桜の撮影に出かけたい。

Creators Updateは低スペックPCでも問題なし?!(Windows 10 大型アップデート)

いよいよ2017年4月11日より自動更新が始まるWindows 10の大型アップデート「Creators Update」(クリエイターズ アップデート)

3DCGの機能などが強化されるため、低価格低スペックPCで無事アップデートができるのか懸念があった。

 

snep1000.hatenablog.com

 

自分の場合、この問題に関心があったため、自動更新が始まる前に一足早く手動アップデートを試した。

f:id:mfigure:20170410024437j:plain

f:id:mfigure:20170410024401j:plain

結論をいうと、自分の使用しているPCに関しては全く問題なくアップデートすることが出来た。

 

つまり、以前心配したように

  • 4コアCPU
  • 4GB以上のメモリ

は必要なかった。

 

f:id:mfigure:20170410010821j:plain

上図スクリーンショットは、自分が使用している2台のWindows 10 パソコンのうち、性能が低い方である、サブPCのバージョン情報である。

バージョン1703、ビルド15063がCreators Update適用後のナンバーとなる。

CPUは2コアのCeleron E1400、実装RAM(メモリ)は2GB という具合で、低スペックである。

 

もう一台、メインPCとしているパソコンもCreators Updateを適用したが、こちらもCPUは3コアのAMD Phenome II X3 720で、以前懸念していた4コアCPUではない。

 

自動更新が始まるので、手動更新の説明はあまり意味がないが、以下のサイトを参考に行った。

forest.watch.impress.co.jp

アップデートのインストールにかかる時間は30分ちょっとでしょうか。

 

上記サイトでは30分程度と書かれているが、自分の低スペックPCでは、全部通しで1時間から1時間半の時間を要した。

 

必要な空き容量だが、Cドライブの容量が少なくやりくりに苦労しているメインPCの場合で

適用前:

f:id:mfigure:20170410013504j:plain

 

適用後:

f:id:mfigure:20170410013910j:plain

4.2GBの減少となっているが、これはこの容量が残っていればアップデート可能というわけではなく、途中経過を見る限りもっと多くの容量が必要である。

eMMC32GBなど、ストレージ容量の少ないPCでは、すぐアップデートできない可能性はあるので、そのつもりでいて欲しい。

 

アップデート適用後、すぐに気付く変化は多くない。タスクバーに余計なメールアプリのアイコンが現れる位である。

自分はメールアプリとしてThunderbirdを使用しているので、すぐにピン留めを外してタスクバーから撤去した。

その他、前のAnniversary Updateでも同じだったが、システムの保護が無効に戻ってしまう。

f:id:mfigure:20170410020805j:plain

システムの保護を利用していた人は、忘れずに有効に設定しておこう。

 

 

3Dペイントなどの新たな機能も追加されているのだろうが、まだ試していないし使う気もあまりない。

今まで使っていた機能がそのまま使えれば、何も必要ない。

その意味では、今の所全く変化はなく、普通に以前通り使えて拍子抜けである。

そのうち、何らかの不具合に気が付くかもしれないが……

 

というわけで、

新機能を使わない限り、低スペックPCでもアップデート前と同様に使える

 

以前から何度か紹介している、値段だけは抜群に安い ASUS R206SA も問題なくアップデート可能だろう。

いまいちの天気だけど福井も開花して初めての週末の賑わい

先日の予想通り、ようやく福井の桜も開花。今週末から見頃となった。

 

snep1000.hatenablog.com

残念ながら、ここしばらくは雨や曇りの予報ばかりでスッキリしない天気。

本日も曇天でいまいちの天気だけれども、いちおう2017年初の花見に出かける。

 

f:id:mfigure:20170408182121j:plain

例によって、「君の膵臓をたべたい」の聖地から。

イラストと同じにするにはもっとローアングルにして欄干の下部を写さないとダメ。失敗だけど、晴れた日に撮り直そう(晴れるのか?

 

f:id:mfigure:20170408183049j:plain

同じ所を別角度で寄っただけ。

 

f:id:mfigure:20170408183241j:plain

同じ道筋の桜並木だが、大きくカーブを描いていて、橋の向こうに見えるのは対岸ではない。

 

f:id:mfigure:20170408183600j:plain

f:id:mfigure:20170408183627j:plain

レンズの接写テストw

AFが怪しいのでマニュアルで合わせた。ペンタックスK200Dのファインダーは高級機の様なペンタプリズムでは無く、ペンタミラーだが、まあまあ見やすい。

 

f:id:mfigure:20170408184238j:plain

カーブしながら延々続く桜並木。

いまいちの天気ではあるが、雨にならずに良かった。人出も多く賑わっている。

 

f:id:mfigure:20170408184601j:plain

曇天なら、ぼんぼりに灯りが入る夜桜見物の方が良いかも知れない。

 

f:id:mfigure:20170408185243j:plain

まだまだ、写真を撮るチャンスはあるので、本日はこの位で。

というか、デジタル一眼レフなのに、やっぱり写真もいまいちである。

なかなかプロのようにはいかないものである。

 

これじゃあ、去年の写真とあまり変わりがない。

 

snep1000.hatenablog.com

 

縮小しちゃってるというのもあるが、上手い写真との差がどこにあるのか、まだまだサッパリ分からない。 

デジタルカメラマガジン 2017年3月号[雑誌]

デジタルカメラマガジン 2017年3月号[雑誌]

 

 

フレアが気になってレンズを分解清掃したが……

先日の屋外撮影で気になったレンズのフレア

 

snep1000.hatenablog.com

 

フレアって何だ?という人に説明すると、強い逆光に向かって写真を撮った時に光がにじんで画像のコントラストが落ちたり、真っ白になってしまう現象だ。

 

カメラ用レンズでは、複数のレンズを何枚か組み合わせて使用しており、それらの表面同士やレンズを収めた鏡筒の中で光を乱反射してしまう事が原因で起きる。

現代のカメラ用高性能レンズでは、部品のレンズそれぞれに反射を防ぐコーティングを施して、入射した光の殆どをスルーするようにしている。高級なメガネレンズは、反射がなく、まるでレンズが無いように見えたりするが、あれもコーティングのおかげだ。

高価で性能の良いレンズは、コーティングの質も高い為、逆光にしても殆どフレアが起きない。

 

先日の撮影レンズSMC Pentax-F 35-105mm F4-5.6の頭に付く「SMC」とは、スーパーマルチコーティングの略称で、その名に嘘がないならフレアはもっと少なくても良いはずである。

 

という訳で気になって、よくよくレンズを点検してみると、前玉の内側に薄曇りを発見した。前玉のレンズをいくらクリーニングペーパーで拭いても綺麗にならないのである。汚れはレンズの内側にあるのだ。

前にも書いたように、このレンズはオークションで入手した中古品である。受け取った直後は、ぱっと見綺麗に見えたのだが。

レンズの内側が汚れている事は、中古品では良くある事で、直接手に取って実物を見られないネットオークションではギャンブルだ。それを納得した上で落札しているのだから仕方がない。

 

順光では問題なく撮影できるので、気にしないというのも、ありだが……

 

 

f:id:mfigure:20170404182239j:plain

まず、レンズの前玉に百均で買った吸盤を貼り付けて……

 

f:id:mfigure:20170404181752j:plain

あー、やってしまったw

良い子は真似しちゃダメですよ。

本当は蟹目レンチという専用工具を使って、レンズの周囲を止めているリングを外すのだが、悪い子はコンパスやデバイダーで代用する。

 

 コンパスでも出来るが、針先が滑ってレンズを引っ搔いたら終わりである。

そうならないように、予防の意味で吸盤を貼り付けている。これなら、針が滑っても最悪レンズの中央部は無事である。

吸盤にはもう一つの役割があって、レンズを外す為の持ち手である。

リングを外すだけで、逆さまにすれば玉が外れるレンズもあるが、このレンズは粘着ゴムで鏡筒に貼り付いていて、何らかの方法で引っ張らないと外れないのである。

吸盤の中央の出っ張りを持って、こじることでレンズの前玉は外れた。

 

ユ?エヌ レンズサッカー

ユ?エヌ レンズサッカー

 

 吸盤も、良い子は専用のレンズサッカーを使うのだ。

 

外してみると、やはり前玉の内側が薄く汚れていた。網目状のカビならすぐ分かったが、薄汚れだ。レンズクリーニングペーパーとクリーニング液で磨く。

慎重に元に戻して、撮影テストだ。

 

f:id:mfigure:20170404184552j:plain

以前と同じ時間に庭のヤツデの葉を撮影したが、

 

あんまり変わんねーorz

 

分解清掃意味なしw

f:id:mfigure:20170404184915j:plain

川の水面の反射は、場所を覚えてなくて、同様の写真が撮れなかった。

反射が弱くて、テストの意味なし。

 

f:id:mfigure:20170404185109j:plain

f:id:mfigure:20170404185149j:plain

他にも、フレアが出そうな条件で何枚か撮ってみたが、まあ、こんなものかという感じ。

ナノクリスタルコートとかいうニコンの単焦点レンズと比べてもしょうがないだろう。

daiki-photo.hatenablog.jp

 

スーパーマルチコーティングとかいったって、ペンタックスのレンズはマニュアルフォーカスのフィルムカメラの時代から、ずっとそう謳っているので。おまけにベストコンディションとはいえない中古レンズ。

前玉以外のレンズも汚れているかもしれないが、これ以上は触らないのが良さそう。

たった2300円で入手したのだから贅沢は言えない。

 

テストのついでに、菜の花写真のリベンジ

f:id:mfigure:20170404190310j:plain

f:id:mfigure:20170404190334j:plain

あまり上手くはないな。

 

そして、突然の撮り鉄

f:id:mfigure:20170404190458j:plain

105㎜あれば、こういう写真もある程度撮れる。標準キットレンズのSMC Pentax-DA 18-55mm F3.5-5.6 ALなどでは、無理だろう。

 

 本当はこれが欲しい。