時間をお金で買える人は読まなくてもいいエントリ。
いくつか事情があって、1年7ヶ月放置した古ノートPCを復活させる事にした。
Pentium M760 2GHz、RAM1.5GB、HDD40GB、Windows7(32bit) というスペックである。
そんなもんは窓から投げ捨てて、3~4万でAcerやAsus等の新品を買えば良い。そんな事はいわれなくても重々わかっている。そういう考えの人は、以下読まなくて良い。
世の中、そういうことができる人間ばかりではないのだ。
さて、1年7ヶ月も放置していたので、先ずやらなくてはいけない事は、その間に発行されたWindows7のセキュリティパッチやバグ修整ファイルをインストールする事である。
コントロールパネルにある、Windows Updateを実行する。
まあ、低スペックPCなので、2~3時間は終わらないだろう、と過去の経験から一応の覚悟はしていたのだが・・・。
4時間経過、まだ終わっていない。ちなみに、更新ファイルのダウンロードとインストール以前の話、「更新プログラムの確認」だけである。
さすがに異常と思えるので、タスク マネージャーを起動して、プログラムがクラッシュしていないか確認する。状態は実行中で、プロセスやパフォーマンスのタグを見ても、CPU100%で全力稼働中だった。
何か他に問題があるかもしれないので、とりあえず再起動を試みる。
Windows Updateには終了ボタンが出ていないので、タスク マネージャーから強制的に終了させた。あとで調べると、これが良くなかったらしいが、その時は再起動させるべきと考えた。
最初はUSBに挿した無線LANを使用したが、接続スピードに問題があるかもしれないので、USBからアダプタを抜いて、LANケーブルを接続して有線で再チャレンジする事にした。
再起動させると、ひとつだけ更新ファイルがインストールされた。「それみろ、再起動してみて良かったじゃないか」そう思ったのだが・・・。
再びWindows Updateを起動、だが、やはり4時間経っても終わらない。
いくら低スペックといっても、遅すぎだろ。ここで、ようやく検索開始。
調べると、Windows Updateの更新プログラムの確認がいつまで経っても終わらない経験をしているのは、自分だけではないと気付く。
4時間3回試したが、終わらない。
24時間放置したが、終わっていない。
そんな例が、続々と発掘される。
寡聞にして知らなかったが、どうも2015年の夏ごろから現在まで、同様の症状を訴える人が続出しているらしい。確かWindows 10の無料アップデート期間は2016年の7月までだが、7からのクリーンインストールを試みて今後益々阿鼻叫喚状態となる事が予想される。
そんな事はどうでもいい、とにかく解決方法だ。自分は以下のサイトを参考にした。
Windows 7 の WindowsUpdateの不具合回避法(進まない、終わらないなど) - Hone.のたま~に戯言
①WindowsUpdate エージェントを最新バージョンに更新する方法
これは既にダウンロードされている事がわかった。自分のPCでひとつだけインストールされた更新ファイルはこれだったのだ。
またWindowsUpdateが無反応状態の時に以下の更新を実行するとWindowsUpdateのカタログファイルを破損する可能性があります。世間のWindowsUpdateのエラーはカタログファイルの破損や不整合によるトラブルが大半です。
また、自分は起動してしまったWindows UpdateをPCの再起動の為にタスク マネージャーから強制終了させたが、どうやらこれが、Windows Updateのカタログファイルを破損する原因となったようだ。
ということで、
②コンポーネントをリセットし現在のWindowsUpdateの環境に近づける
まず最初にWindowsUpdateのコンポーネントリセットツールをダウンロードして実行します。
Windows Update のコンポーネントをリセットする方法 http://go.microsoft.com/?linkid=9830262
と
③Windows 7 用更新プログラム (KB3050265) を適応する
Windows 7 用更新プログラム (KB3050265) Windows7 x86(32Bit版) http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=47352
を実行したが
④Windows Update Clientの更新(2015年12月)
Windows 7 用更新プログラム (KB3112343) Windows7 x86(32Bit版) http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyId=53728a04-3bea-4cd8-893a-de1014b2b712
最後のUpdate ClientはUpdate エージェントと名前を誤解して、入っていると思い込インストールを忘れる。
それで、Windows Update再々チャレンジ。Update Clientを入れ忘れていた所為か、やはり4時間経っても終わらない。いいかげん眠いので、そのまま放置して就寝し、目覚めると更新プログラムの確認はいつの間にか終わっていた。
その後、120以上ある更新プログラムを、40個程度に選択し直して、分割インストールした。
という感じで、更新プログラムをインストールするだけで丸々一日を浪費してしまった。
最後のWindows Update Clientの更新をやっていれば、更新プログラムの確認は4時間以下で終わったのだろうか?
それを確認できなかったのが心残りだ。
アップデート終了後、更新履歴を確認したら、前回の更新は2014/8/20のインストールだった。
それにしても、この問題、ちょっと酷すぎやしないか?
ネットでも、Microsoftやハードメーカーが、古いPCをアップデートさせるより、Windows 10がプリインストールされたPCの新製品を買わせる為の陰謀との声さえもある。
そう、古いハードなど窓から投げ捨てて、新しいPCを買いなおす方が圧倒的に楽なのだ。
そんな事は分かっている、我々は文句をいえる立場ではないのだろう。
先日、サブPCで不具合があって、戻すにはクリーンインストールすれば良いや、と気軽に書いていたが、どうやらそれも簡単には出来ない事が分かった。
いま、このエントリを書いているPCも、何れWindows 7をクリーンインストールし、Windows Updateを実施してから、Windows 10にアップデートしようと考えていた。
だが、クリーンインストールの場合は、長期間放置したPCよりも更にWindows Updateによる更新プログラムのインストールは時間が掛かる。まっさらで、何も入っていないからだ。
一体どうしたら良いのだろう?頭が痛い。