解散が噂された我が国トップアイドルグループのSMAPだが、ひとまず昨日のTV生放送で即刻解散の危機は回避されたようだ。
ネットでは様々な憶測が流れているが、
「狭い業界で有力者を怒らせたら生きていけない」
という、全く面白くない常識が、今回も証明されてしまっただけという感じだ。
こんなことは、芸能界に限らないだろう。会社にしろ、サークル・部活・SNS etc.どこにいったって同じだ。
お偉いさんを怒らせたら、もうその世界に残って活動する事は難しい。やめて他の場所に移るか、侘びを入れるしかないのだ。
私事であるが、フィギュア制作活動を始めて間もなく、とある電子掲示板サービスの模型板*1で、有力者と思われる人物を怒らせてしまった。そこで言われた言葉が例の「お前はもう終わりだ」である。
それ以来、以前は仲良かった人物達がオンもオフもシカト。2ちゃんでは散々叩かれるといった具合で、悪い事ばかりだ。
揉め事があってから随分時間が経っているから関係ないと思いたいが、mixiだって誰も誘ってくれなくて寂しかった。
自分がフィギュア業界で成功できなかったのは、実力不足もあるが、業界の人間の多くを敵に回してしまったのが影響したと思う。下手でも、中の人間に可愛がってもらえれば、何らかの形で残れるものなのだ。
世の中そういうものなのである。
SMAPほどの実力があっても、その掟は破れなかった。それに尽きる。
彼らを育てたチーフマネージャーの飯島氏はジャニーズを退社しても、他の芸能事務所が拾ってくれる可能性はゼロだろう。かわいそうだが、自分自身の事務所を立ち上げたとしても、芸能界という極めて狭い業界で、邪魔が入らずに成功できる可能性も低いと思う。
もう、日本を離れて他国のTV業界に活路を見出すか、全く違う分野で事業に挑戦するしかないのではないか。噂通りの能力を持った人なら、その可能性はあるだろう。
*1:インターネット普及前夜の話である