使用中の超小型電子冷蔵庫のレビュー*1。
自分のものは旧型の中古品だが、現在でも、大きさ・デザインを踏襲した、ほぼ同様の新型が発売中だ。
自分は旧型モデル「デュオカーゴ Si OR-C638」を某オークションで安く手に入れた。
ご覧の通り、扉の部分が新品と違う色に変色している*2。その為か、ジャンク品としての出品だった。
だが、それ以外は全く無傷で、元は未使用の展示品と思われた。
何故なら、扉の変色は日焼けによる劣化の証拠があったからだ。色の濃い長方形の痕をよく観察すると、「¥8,480」という値段の表示がうっすらと見えた。実際の販売価格に近く、そこに値札が貼られていたのだろう。
その他、本体を置く為のプラスチックトレイが正規品には附属するが、欠品だった。
冷蔵庫として使用すると、内部が結露して、水滴が流れ落ちるので、それを受ける為のトレイである。こまめに布巾等でふき取れば、なくても問題なかった。
去年と今年、エアコンなしで35℃に達する居室で、2シーズン使用したが、十分役に立つ性能だった。
だが、本物の冷蔵庫と違い、温度を調節する機能はない。本当は冷蔵庫ではなく、あくまで「保冷」ボックスの扱いだ。生肉など、痛みやすい物の保存は注意して欲しい。
冬は、後にある切り替えスイッチを「弱」にしても、冷却板が凍りつく程で、生肉を入れても問題ないくらいだ。
湿度が高いと、結露が大量に発生する。5cm四方程度の大きさの銀色の冷却板だけでなく、庫内全部が金属で出来ているらしく、全体に水滴が付く。
ほったらかしにすると、ドアを開けるたびに水が垂れてくるので、早めにふき取った方が良い。付属品にトレイが付いている理由が納得である。
収納量は本体が極小の為、あまり期待できない。
500mlのペットボトル4本が収納できるが、それより高さのあるものは入らない。
他の食品については、以下の写真を参考にして欲しい。
これでほぼいっぱいだ。うどんは、もう一袋入りそうだが、あまり詰め過ぎると、出し入れが面倒になる。
運転音は、コンプレッサーがないので大きな音はしないが、常時回りっ放しのファンの音がウザい。パソコンと同様のファンが付いていて、「強」モードだとかなり気になるので、身の回り近くに置きたい人は注意だ。
代を重ねているが、基本デザインは変わっていない。20年以上に渡るロングヒット商品だ。存分に活用して欲しい。