スネップ仙人が毒吐くよ

60代独身じじぃの独白記


ゆりの里公園に行くも終わってたorz

先月は菖蒲や紫陽花の写真を沢山撮ったが、そういえば百合をまだ撮っていなかった。

 

snep1000.hatenablog.com

snep1000.hatenablog.com

 

近場で良い場所がないかと検索すると、福井市の隣の坂井市春江町に「ゆりの里公園」がある事が分かった。

ゆりの里公園 ユリーム春江 | 公式ホームページ ホーム

 

しかしながら、イベント「ゆりフェスタ」は先週25日で終了。一歩手遅れである。

むしろ人がいなくて写真を撮りやすいかもしれないので、とにかく行ってみる。

f:id:mfigure:20170701151407j:plain

だが、やっぱり残念。

殆どの百合が終わっている状態だった。

上の写真のオレンジの花と赤い花の間には、別の白い種類の百合が植えられているのだが、殆ど散ってしまっていた。

咲いているオレンジと赤い百合も、寄ってみると……

f:id:mfigure:20170701152026j:plain

f:id:mfigure:20170701154335j:plain

このような状態で、花びらが散って雌しべだけが残った茎が目立つ。

花だけ写真に撮れれば美しいのだが、周りに雌しべだけの茎が写るのはカッコが悪い。

 

f:id:mfigure:20170701153429j:plain

オレンジの百合も同様である。

咲いている花はいっぱいあるのに、雌しべだけの茎が沢山写り込むので絵にならない。

残念という他ないorz

 

f:id:mfigure:20170701153943j:plain

f:id:mfigure:20170701152342j:plain

あとは広い畑の中に数輪がぽつぽつとあるのみ。

何とかカッコ悪くならないように構図を避けて誤魔化す。

 

f:id:mfigure:20170701154559j:plain

こちらの黄色い百合は、畑は全滅状態だったが、土産物販売所の前に置かれたプランターに咲いていたのを撮影した。

 

というわけで、ユリの季節は6月、6月は昨日で終わって今日から7月なのでR。

 

マリア様がみてる1 (集英社コバルト文庫)

マリア様がみてる1 (集英社コバルト文庫)

 

マクロ撮影でAFのピントが合わない?!理由と対策

自分のブログの或る読者さんが、デジカメでマクロ撮影をしたときに、思ったところにピントが合わないと悩んでおられる様子。

自分のブログの影響なのか?先日、クローズアップレンズを購入されたとの事。

しかし、オートフォーカスでピントが合わず、マニュアルフォーカスで合わせたと嘆いておられた。

 

snep1000.hatenablog.com

 

やや古いミラーレスカメラで、AFが自分の一眼レフと仕組みが違う「コントラストAF」方式。EVFも無く液晶モニターでのピント合わせと、カメラが違うといってしまえば、そこまでの話ではあるが……

 

気の毒というか、自分にも責任があるような気もしたので、深く考えてみた。

 

AFの方式の違いはここでは深く突っ込まない。

自分のカメラは「位相差AF」で、速度では「コントラストAF」より優位である。

しかし、良く調べてみると正確性では「コントラストAF」の方が優位であるとの事。

だから「コントラストAF」であるミラーレスのピントが合わないのを、オートフォーカスの方式の違いとは決めつけられない。

 

それよりも、怪しいと思ったのはオートフォーカスの設定と操作方法である。

 

ミラーレスや一眼レフでは基本2種類のAFモードがある。AF-SモードとAF-Cモードである。

※AUTOモードについては、各機種特有の機能とアルゴリズムがあるので、ここでは語らない。

 

AF-Cモードは動き回る動体を追いかけてピントを合わせるモードで、風景や静物を写す一般的な撮影には使わない。

マクロ撮影の場合は当然AF-Sモードを使用する。ここで間違えるとは思わないが、念のため言及した。

 

さて、AF-Sモードの話に絞ろう。

これは、オートフォーカス・シングルモードの略であり、一点にピントを合わせるという意味である。

AF-Sモードではシャッターボタンを半押しにしてピントを固定するフォーカスロックの操作が可能になる。

AF-Cモードでは動く被写体に随時ピントを合わせ続ける為、フォーカスロックはできない。

 

デジカメの全くの初心者でない限り、フォーカスロックの使い方は大体理解しているだろう。

 

通常デフォルトの状態ではAFのピントの合うエリアは中央に固定されていて、先ずピントの合わせたい部分を中央に合わせてAFを動作させ、その後シャッターボタンを半押ししてピントをロック、最後に構図を決める為に被写体の位置を変えてシャッターを切る、という手順になる。

 

これが最も基本といえるAFデジカメの撮影方法だが、マクロ撮影でピントがズレてしまうのはこの方法に原因がある。

f:id:mfigure:20170628184943p:plain

下手なポンチ絵だが、フォーカスロックの操作を図示したものだ。

左図が通常撮影時、右図がマクロ撮影時となる。

中央で一旦距離を合わせて、被写体をファインダーの右端に移動した場合を示している。

この場合、通常撮影時では実際の被写体の位置とロックしたピントの位置とのズレは短いが、マクロ撮影時にはズレが長くなっているのが分かるだろうか?

 

これがマクロ撮影時にピントが合わなくなる原因である。

 

通常時と同様に被写体を中央から端に移動させても、距離が近いとカメラの向きを変える角度が大きくなるためピントのずれが大きくなるのだ。

 

これを防ぐ対策方法は3つある。

  1. 構図は角度を変えるのではなく、平行移動する
  2. AFエリアを中央一点から任意の位置に移動する
  3. マクロレンズではなく望遠レンズのテレマクロを利用する

である。

 

1.構図は角度を変えるのではなく、平行移動する方法は、特に説明はいらないだろう。角度が付いて距離がズレるなら横に平行移動して構図を合わせるだけの話だ。訓練して慣れるだけである。

 

2.AFエリアを中央一点から任意の位置に移動する方法は、少し説明がいる。

実は、AFの基本は中央一点フォーカスであるが、殆どの一眼レフやミラーレスカメラでAFエリアを任意の位置に移動することが可能だ。

旧型のカメラでは十字ボタンを使って、新型では液晶モニターがタッチパネルになっていてAFエリアのマークを直接指先で指定して移動することも可能である。

自分のカメラは旧型の為AFエリアは僅か11点しかないのだが、それでもエリアを被写体の近くに移動すれば構図をあまり変えずにピントを合わせる事ができる。

進んだ最新のデジカメでは、ファインダーのほぼ全面にAFエリアを移動することが可能だ。

詳しくは説明書を参照して欲しい。

 

実例として以下の画像を用意した。

f:id:mfigure:20170628030913j:plain

f:id:mfigure:20170628030932j:plain

この2枚、ほぼ同様に見えるがピントの位置が微妙に違っている。

上がスライムの左目にフォーカスロックしてから構図を変えた写真。

下は構図を変えずにAFエリアを左目に移動してピントを合わせた写真である。

 

分かりにくいのでトリミングする。

f:id:mfigure:20170629003311j:plain

f:id:mfigure:20170629003314j:plain

スライムの目のピントが微妙に違っているのが分かるだろうか?(写真を拡大して確かめてほしい)

 

下の目の方が微妙にコントラストがはっきりしている。ここまでピントに拘る人は少ないだろうが……

 

ちなみにAFエリアを中央一点でこの写真の構図のままピントを合わせようとすると、中央にはコントラストの差のある物がないのでピントが合わない。

 

 

3.マクロレンズではなく望遠レンズのテレマクロを利用する方法は、レンズの撮影距離の違いがピントの合わせやすさに影響するという事である。

テレマクロというのは倍率の高い超望遠レンズで、離れたところで被写体を拡大撮影する方法である。撮影距離を長く取れるので、フォーカスロックで構図を変えてもピントがズレにくいのである。

自分はTamron 70-300mm F4-5.6 AF LD Macro(472D)というレンズを多用しているが、これがまさにテレマクロなのだ。

以下の写真もこのレンズによるものである。 

snep1000.hatenablog.com

 

このレンズは最短撮影距離が1m50もあるレンズで、一般のマクロレンズが数十センチ以下であるのと比較すると、フォーカスロックで構図を変えた場合の角度変化は比較にならないほど小さいわけである。

 

通常のマクロレンズに比べるとシャープさで劣るが、使い勝手は非常に良くお勧めのレンズだ。現行品ではTamron A17というのが相当する。A17ではマクロスイッチが付いて最短撮影距離は95センチまで短縮、より大きく撮影できる。

 

TAMRON 望遠ズームレンズ AF70-300mm F4-5.6 Di MACRO キヤノン用 フルサイズ対応 A17E

TAMRON 望遠ズームレンズ AF70-300mm F4-5.6 Di MACRO キヤノン用 フルサイズ対応 A17E

 

雨に濡れる紫陽花を撮るも失敗だらけ

空梅雨でなかなか雨が降らない今シーズン。

紫陽花も雨でないと風情がないという声を聴く。

昨日は待望(?)の雨だったというわけで、またまた紫陽花の写真を撮りに出かける。

 

snep1000.hatenablog.com

 

場所は前回と同じ、足羽山だ。

 

ところが、雨天の撮影は殆ど経験がなく難しい。

結局35枚撮ったものの、家に帰ってパソコンでじっくり見てみると、失敗だらけ。使えるのは数枚というていたらくである。

 

取り合えず、比較的まともな物を貼る。

f:id:mfigure:20170625164649j:plain

f:id:mfigure:20170625164814j:plain

f:id:mfigure:20170625173944j:plain

f:id:mfigure:20170625174417j:plain

いずれも、クローズアップレンズを単焦点の50㎜レンズに付けてのマクロ写真である。

 

snep1000.hatenablog.com

 

雨でないと風情がどうのこうのといったところで、こうしないと水滴で濡れている紫陽花なんか分かりはしない。

マクロ撮影でなく、雨の風情を感じさせるには別のテクニックが必要になる。

 

f:id:mfigure:20170625165407j:plain

これは失敗写真の例である。

一応マクロ撮影で花に寄ってはいるが、狙いは花に付いた水滴ではなく、バックの地面の反射だった。

地面が水たまりの反射で光っていれば、雨らしい風景になるとの意図であったが、完全に失敗である。

背景をぼかしてしまったので、結局説明しなければ分からない。ただ背景がぼんやり明るくなっているだけの写真になってしまった。

つまり、この場合は絞りをしっかり絞って背景にもピントがあった写真にしなければならない。

 

雨の風情といっても、写真で直接降っている雨を写すことは不可能に近いわけで、水たまりだとか、長靴や傘をさしている人を同時に写すことで、間接的に雨を感じさせるのが写真のテクニックである。

 


他にも同様の試みを行ったが、いずれもピントがうまく合っておらず失敗だった。

 

もっとも、レンズの選択的に無理というのもある。

マクロ撮影で花びらに付いた水滴を写す為に、50㎜の単焦点レンズにクローズアップレンズで来てしまったが、このレンズは被写界深度が狭く、手前と背景両方にピントを合わせるのは難しいのだ。

 

snep1000.hatenablog.com

 

あまりボケないので面白くないといわれる18-50㎜の標準ズームレンズの方が好適で、ポケットに入れて来ればよかったのだが、後の祭りである。

本日リベンジしたいと思ったのだが、雨はすっかりやんでしまった。

 

また上記50㎜の単焦点レンズは古いレンズでオートフォーカスでないのも失敗だった。

傘を差しながら片手で操作したので、イマイチ微妙なピントが合わず、失敗写真を量産してしまった。

カメラ本体は防滴仕様なので濡れても平気なのだが、レンズは普通なので濡らすとカビるのが心配である。

 

f:id:mfigure:20170625170327j:plain

あとオマケの写真。

これもピントが合ってなくて失敗なのだが、ハート型の紫陽花だったので。

 

www.utsu-joso.com

 

こちらのブログで確率10万分の1とか1000分の1とかいうのであるが……

自分が見て回ると、上の写真の他にもボチボチそれっぽい紫陽花があって、そんなに珍しい物とは思えず。

赤やピンクは無かったから、それなら珍しいんだけど。

 

ともかく、風情といっても、初心者にはいささかハードル高いというか、そもそも雨自体嫌いな引きこもりなのでw

 

せっかく本体が防滴仕様なので、防滴レンズがあれば傘なしでも平気であるのだが。

福井の紫陽花の名所、足羽山公園

先日、福井市内足羽川、九十九橋周辺の紫陽花の写真を記事にしたが、実は近辺にもっと規模の大きい紫陽花の名所がある。

 

snep1000.hatenablog.com

 

高さ100m程度の低山である足羽山である。

どちらも近所なのだが、低いといっても山なので体力のないオッサンには面倒くさく、お手軽な河川敷に先ず出かけたという訳だ。

どうも、はてなブログを回ってみると、人によっては何回も紫陽花の写真を上げているブログがあるようだ。

自分も見習って、今度は足羽山の紫陽花の写真を撮ってきた。

 

f:id:mfigure:20170623173939j:plain

f:id:mfigure:20170623180119j:plain

足羽山は福井市民の憩いの場である公園として整備されていて、散歩やジョギングをする人が多い。

またテレビの電波塔や、その近くに自然史博物館もある。

福井市自然史博物館

 

春には桜の名所としても賑わうが、この季節の紫陽花もまた見ものであり、穴場の観光名所だ。

 

snep1000.hatenablog.com

 

今回の写真は、木々が生茂る山の雰囲気らしく、明るめの写真だった前回とは違い、暗めのRAW現像で表現してみた。

f:id:mfigure:20170623172354j:plain

f:id:mfigure:20170623172432j:plain

f:id:mfigure:20170623175914j:plain

f:id:mfigure:20170623173638j:plain

f:id:mfigure:20170623171712j:plain

f:id:mfigure:20170623181648j:plain

f:id:mfigure:20170623173325j:plain

とても全部を写真に収められる規模ではないが、これだけでも前回足羽川で撮った写真以上の充実ぶりが伝わると思う。

 

カメラとレンズは例によって、PENTAX K200DとTamron 70-300mm F4-5.6 AF LD Macro(472D)の組み合わせだ。前回はSMC Pentax-F 35-105mm F4-5.6で、失敗したと思ったのだが、やはり自分にはTamron 472Dがしっくりくる。

重くて大きいので長時間の散策は疲れてしまうが、花の撮影には欠かせないレンズとなってしまった。

 

一眼レフの買い物相談で、ダブルズームキットの望遠レンズなんか重いばかりで、運動会くらいしか出番がなく無駄という人がいるが、自分的には70-300mmの長くて重いこのレンズが一番出番が多い。

なぜなら、広角気味の標準ズームレンズより、全然味わいのある絵が撮れるからだ。

レンズというのは広角よりも望遠の方が良くボケるのである。

ダブルズームキットの安物ズームレンズは開放F値が低くボケないので、ダメだという人もいるが、長い望遠の方は開放F値の暗いレンズでも良くボケるのである。

 

ダブルズームの望遠が良くないという人の中には、単焦点の明るい広角レンズを勧める人が多いが、これも問題がある。

確かに開放F値が低くて明るいレンズは良くボケる傾向だが、広角レンズは元々望遠レンズよりボケにくい。ただ、望遠レンズに比べて最短撮影距離が短く接近して撮れる傾向なので、被写体にくっ付いて撮ると、遠く離れた背景はボケて写るのだ。

だが、実際は外に撮影に出かけても、被写体に接近できない場合が多い。花壇の奥に綺麗な花が咲いているとか、高い木の上に花があるとか、崖の上であるとか等々。

そのような場合、広角レンズでボケるといわれるレンズはお手上げである。

 

それに何故か、広角の単焦点レンズは大きさの割に値段がやたら高い。望遠より人気が高いからだろうか?それとも、湾曲収差や周辺光量不足対策で設計が難しいからだろうか?

確かに条件にハマった時の画質は凄いのだろうが、上記したように案外生かせるシーンは多くないと思う。離れて撮るなら、全くボケないといわれる標準ズームの広角でも大して違いはないと思える。

まあ、自分の様な初心者には分からない、深いフカーイ理由があるのだろう。

 

だから、遠くを撮るための運動会などのイベントでなくても、望遠レンズの出番は多いのである。これから一眼レフやミラーレスを買おうという人は、ぜひ長い望遠レンズも手にすることをお勧めする。

 

f:id:mfigure:20170623175732j:plain

オマケw

 

TAMRON 望遠ズームレンズ AF70-300mm F4-5.6 Di MACRO キヤノン用 フルサイズ対応 A17E

TAMRON 望遠ズームレンズ AF70-300mm F4-5.6 Di MACRO キヤノン用 フルサイズ対応 A17E

 
TAMRON 望遠ズームレンズ AF70-300mm F4-5.6 Di MACRO ペンタックス用 フルサイズ対応 A17P

TAMRON 望遠ズームレンズ AF70-300mm F4-5.6 Di MACRO ペンタックス用 フルサイズ対応 A17P

 

野鳥撮影カルガモとホオジロだけで大きな収穫なし、そして出合った花

昨日、福井県地方は梅雨突入。

しかし本日には再び青空。明日も晴天の予定w

 

というわけで、愛機PENTAX K200Dを持って、近所の足羽川河川敷を散歩。

久しぶりに野鳥を撮りたいので、勿論レンズは70-300㎜望遠ズームのTamron 472Dである。

f:id:mfigure:20170622171409j:plain

対岸の岸辺近くに居たカルガモ。

 

f:id:mfigure:20170622172155j:plain

スズメに似ているが、やや大きく頬が白くなっているのでホオジロだろう。

 

野鳥狙いで1時間半ほどぶらついたのだが、良い収穫はなし。小さく写ったのをトリミングしているので画質が悪い。

 

 

諦めて家路に戻る途中で鮮やかな花を見つけた。

f:id:mfigure:20170622181131j:plain

f:id:mfigure:20170622180715j:plain

f:id:mfigure:20170622180959j:plain

PENTAX K200Dは古いカメラだが色の再現性は素晴らしい。

 

相変わらず知識なく、何の花か分からない。

野草ではなく、誰かが育てた物であるようだが……

 

2017/6/23日13:30追記
id:sekretoさんによると、キバナコスモスであるとの事。有難うございます。