スネップ仙人が毒吐くよ

60代独身じじぃの独白記


福井城址お堀端でお花見

先日の予告通り、木曜日にまたも桜の撮影。

 

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場所は福井県庁のある、福井城址お堀端である。

ところが行ってみると、こういう状態。

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御廊下橋という木造の風情のある歴史的建造物があるのだが、更にその渡った先にある門の復元工事というのをやっていて、このありさまだ。

昨年の夏に見たときも工事をやっていて、もう終わっているかと思ったが、そう簡単に終わる物ではないらしい。

 

そんなわけで、御廊下橋を撮る計画は失敗だ。ネットで調べて来いという話。

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端っこに屋根だけ入れてみたw

無粋な近代建築の県庁を入れずに撮るのが面倒である。

噂によると、街の中心に城のある地方都市は、例外なく糞なんだそうである。

福井は城跡であるが。

 

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御廊下橋前を歩く女子高生の後姿を遠慮がちに撮影。

 

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仕方ないので、県庁正面の別の橋の方に移動。

 

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こちらは石造りのめがね橋である。

 

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県庁の隣に建つ福井県警本部のアンテナ塔が水面に写る。

 

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お堀の黒く濁った汚い水(笑)とのコントラストが美しい。

 

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もう、桜は散り始めていて、もののあわれを感じさせる。

 

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たくさん撮ったのだが、どこを撮っているのか曖昧だったり、ドラマを感じなかったり、露出が悪くて色が汚かったりと、使える写真が少なくてガッカリである。

どアップの写真も一枚もない。

何かすっきりしないので、散る桜をテーマにまた撮影散策に出かけるかもしれない。

300mmの望遠レンズをバラバラに分解、そしてテスト撮影

昨日記事にした300㎜の望遠レンズ、Tamron AF 70-300mm F/4-5.6 LD(472D)は、激安だがジャンクである。

ジャンクというのはゴミという意味で、不良があるのが当たり前、不良品或いはその可能性がある物である。

そういう物と知りつつ納得して買うのがオークションのルールである。不良でもノークレーム・ノーリターンなのだ。

 

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出品者の説明では、カビや曇りがあるけれど、自分の経験では多分撮影に影響のないレベル。ただし、PENTAXのカメラは持っていないので、テスト撮影まではやっていない、という事だった。

 

「撮影には影響ない」それを信じたのである。

 

それで実物が届くと、確かに影響がないともいえるし、あるような気もする微妙なレベルだった。

 

一応試しに何枚か撮影してみた(画像はすぐ消したので残っていない)。

近距離は良いが、100メートル以上離れた建物などの画はピントが甘く微妙である。天気が悪く暗かったので、シャッタースピードが遅くぶれていた可能性もあるのだが、ただ大きく写るだけで、シャープさに欠ける。

前回も書いたように、このタムロンの372D・472Dというレンズは、プロレベルの高級品ではない。同じ系列の後継機であるA17はAmazonで1万3千円という安物である。

せいぜい狭い小学校の運動場で子供の姿を撮るには十分でも、広いサッカースタジアムやサーキットで撮るための物ではない。

ネットの評判も、この系列は軸上色収差というレンズの光学的特性の補正が十分でなくピントが甘いという事である。

 

こんなものだと思われなくもないのだが……

 

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結局レンズのカビを掃除するためにバラバラに分解してしまったw

前玉だけなら、別のレンズでやったようにバラバラにしなくてもいいのだが、内側の外から届かない部分に、最も目立つ汚れがあったので仕方がなかった。

 

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ここでレンズ分解のノウハウを伝える気はないので、詳しくは書かない。

分解中に撮った画像もない。

大体、詳しく書かれてなくても、自分で分解方法を考えてバラせる技術がないと、このような作業は無理である。技術がある人は自分で分かるし、分からないレベルの人は技術がないから、詳しく書いても壊して復元できなくなったりするだろう。

自分も、専門用具はないし、技術も怪しいから、微妙な線である。

あえて書くなら、絞りダイアルのリングを外すときに、片側が何故か抜けないなと、無理やり引っ張ったら、電気接点の板バネを引っかけて曲げてしまった。

これには背筋が凍る思いだった。何とか復元したが、折れてしまったらジ・エンドである。これが最大の注意点だろうか。

 

正直いって、またやりたいとは思わない。

 

ここまでバラしても、一部のレンズユニットは3,4枚のレンズが組になってプラスチックのホルダーに固定されていて、分解が難しい状態だった。

それらの内部にもカビ汚れは見られたが、比較的軽微でもあるし、壊してしまっては意味がないので諦めた。

取り合えず、一番目立つカビはクリーニング出来たので良しとする。

 

こんだけやっても徒労に終わるのが、我が人生のパターンであるが、テスト撮影に臨む。

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先日、桜の撮影に出かけた足羽山である。先ずは70㎜である。

なお保存ファイルはRAWで、全てPhotoshop Elements 8.0で色合いは加工しているが、ノートリミングである。いつもの通り画像サイズは横幅640ピクセルに縮小している。

 

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同じ位置から最大望遠の300㎜。

垂直線が左側に傾く癖がなかなか治らなくて苦労しているw

 

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同じく300㎜の別構図。まあ、こんな物かという感じ。

 

あとは適当に撮った作例。

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望遠レンズによる遠近感の圧縮効果が分かる構図。

 

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白い花びらの桜。手が届かない高い枝に咲いている物を撮影。

 

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望遠で暗いレンズはボケないので、明るい単焦点で寄れるレンズが良いと良くいわれるが、決してボケないわけではない。

 

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一応テレマクロレンズなのだが、最短撮影距離は1.5mと寄れないレンズで、接写はやり難い。桜の木の上の方で咲いている花をアップにするには都合が良いのだが、タンポポはこれが最大の大きさである。これ以上は接近できない。

後継の現行機A17は同じ光学系にマクロ撮影用のスイッチが付いて、マクロモードにすると95㎝まで寄ることが出来るように改良された。

 

TAMRON 望遠ズームレンズ AF70-300mm F4-5.6 Di MACRO ペンタックス用 フルサイズ対応 A17P

TAMRON 望遠ズームレンズ AF70-300mm F4-5.6 Di MACRO ペンタックス用 フルサイズ対応 A17P

 

 

レンズ沼、300mmの望遠レンズを買ってしまった

買ったといっても例によって中古、某オークションである。これでデジタル一眼レフカメラを入手後、3本目。完全にレンズ沼にハマってしまっている。

 

まあ、新品ではなく安物中古ばかりなのが、救いである。

 

送料込みで2000円以下と激安だが、ノークレーム・ノーリターンのジャンク扱いだ。

f:id:mfigure:20170412205657j:plainTamron 70-300mm F4-5.6 AF LD Macro

タムロンのモデルナンバーでは472Dといわれる古いレンズだ。

https://www.tamron.co.jp/data/af-lens/472d.htm

例のペンタックスの海外フォーラムサイトでの点数は8.33と優秀だが、評価者がたった3人ではあてにならない。

Tamron 70-300mm F4-5.6 AF LD Macro Lens Reviews - Tamron Lenses - Pentax Lens Review Database

 

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最大望遠の300mmにすると、こんな具合に長く伸びる。バズーカ砲というにはショボいが巨大である。重さもレンズだけで500g以上でズシリと重い。

こんなのは普段使いには出来そうにないが、近所の川に出没する鳥を狙ったり、福井鉄道の路面電車を撮ってみたくなって、中古市場を物色した。

 

一口に望遠レンズといっても、70㎜程度でも望遠だし、プロのカメラマンが扱うクラスになると1000㎜を超える物もある。既に105㎜に対応するズームレンズはもっているので、それより長いクラスを当る事になる。

出品が多いのは200㎜~300㎜クラスのズームレンズである。

これらは、新品のダブルズームキットの長い方のレンズとして付属されることが多いからだろう。また、ママパパカメラマンが、子供の運動会撮影用として、購入される事を狙って企画された商品群でもある。

 

当然PENTAXの望遠キットレンズであるSMC Pentax-DA 55-300mm F4-5.8 EDも沢山出品されている。しかし、純正現行レンズだけに人気が高く、玉数は多くても値段は高くなりがちである。タムロンやシグマのデジタル対応の最近の商品も値段が高くなる。

5千円程度で落とせない事もないが、自分はそれさえも高く感じてしまう。

そこで自分が目を付けたのがタムロン372Dである。自分が入手した472Dは外装デザイン変更版で基本性能は同じだ。

これは銀塩フィルム時代の古いレンズであるが、実はタムロンの同クラス現行レンズであるA17も光学系の基本設計は同じまま(9群13枚 LDレンズ使用)で、リニューアルを繰り返しただけのレンズなのである。

TAMRON 望遠ズームレンズ AF70-300mm F4-5.6 Di MACRO ペンタックス用 フルサイズ対応 A17P

TAMRON 望遠ズームレンズ AF70-300mm F4-5.6 Di MACRO ペンタックス用 フルサイズ対応 A17P

 

デジタル対応として、レンズの表面反射を防止するコーティングの質を向上させたり、接写距離を短くするためのマクロスイッチが付加されたり、外観デザインが変更されたりしているが、使用レンズ構成は変わっていないのだ。

全く同じではないにしろロングセラーには意味がある、それなりに素性の良いレンズであろう、という判断である。

とはいえ、現行品でさえAmazonで1万円台前半で売られている安物レンズでもある。

そう期待できる物でもないのだが……(続く)

続き:
300mmの望遠レンズをバラバラに分解、そしてテスト撮影 - スネップ仙人が毒吐くよ

福井足羽山公園でお花見

先日土曜日はいまひとつ天気がすぐれず、不満の残るお花見だった。

 

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本日は午後から天気が良くなり、お花見のリベンジ。無職の特権である(痛い

先日は、福井市中心部を流れる足羽川(あすわがわ)堤防の桜並木であった。桜の木自体は非常に立派なものであるが、街中で背景となるものが、一般の住宅やビルであり、やや趣に欠ける嫌いがある。

本日は少し足を延ばし、高さ僅か100メートルほどの小山である、足羽山公園でお花見をすることにした。

 

足羽山に向かう前に、例によって「君の膵臓をたべたい」の聖地に立ち寄り、写真を撮り直す。

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先日の写真は画角が足りなかったので、レンズをシグマの28-80mm F3.5-5.6 Macroに付け替えた。

また、今回初めて全部の画像をJPEG+RAWファイルで撮影した。

せっかくRAWファイル保存のできるデジタル一眼レフカメラを入手したのだから、使わないのは勿体ない。

というわけで、上の画像もRAW現像で、画像ソフトをいじくりまわして発色を好きなように調整している。

というか、どうせRAWファイル付きだからと、あまり露出の状態を考えず適当に撮ったら、まともに使えるJPEG画像が一枚もなく、結局全部RAW現像しないと使い物にならない状態だった。

後で好きにいじれるのは良いが、こういう事では写真の腕は決して良くはならないだろう。

またそればっかりやっていると、ファイルサイズが大きいのでSDカードがすぐにいっぱいになってしまう。良し悪しである。

 

足羽山で最初に訪れたのは足羽神社である。

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ここの枝垂れ桜は立派なことで有名で、天然記念物にも指定されている。

 

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足羽神社は去年も撮影したので、この位で他の場所に向かう。

 

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足羽山は市民の憩いの場として、全体が公園になっている。

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ぼんぼりやライトアップで夜桜見物も素敵な場所だ。

 

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本日は短いレンズに替えたので、桜のアップは控えめ。

 

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足羽山には福井市全域に電波を飛ばすためのテレビ塔も立っている。

 

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子供の頃は東京タワーと思っていたが、本物を見てしまうと似て非なる物であるw

 

もっと撮りたかったが、陽が傾いたのと、予想より早い電池切れで撤収した。

天気次第だが、もう一回くらい桜の撮影に出かけたい。

Creators Updateは低スペックPCでも問題なし?!(Windows 10 大型アップデート)

いよいよ2017年4月11日より自動更新が始まるWindows 10の大型アップデート「Creators Update」(クリエイターズ アップデート)

3DCGの機能などが強化されるため、低価格低スペックPCで無事アップデートができるのか懸念があった。

 

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自分の場合、この問題に関心があったため、自動更新が始まる前に一足早く手動アップデートを試した。

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結論をいうと、自分の使用しているPCに関しては全く問題なくアップデートすることが出来た。

 

つまり、以前心配したように

  • 4コアCPU
  • 4GB以上のメモリ

は必要なかった。

 

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上図スクリーンショットは、自分が使用している2台のWindows 10 パソコンのうち、性能が低い方である、サブPCのバージョン情報である。

バージョン1703、ビルド15063がCreators Update適用後のナンバーとなる。

CPUは2コアのCeleron E1400、実装RAM(メモリ)は2GB という具合で、低スペックである。

 

もう一台、メインPCとしているパソコンもCreators Updateを適用したが、こちらもCPUは3コアのAMD Phenome II X3 720で、以前懸念していた4コアCPUではない。

 

自動更新が始まるので、手動更新の説明はあまり意味がないが、以下のサイトを参考に行った。

forest.watch.impress.co.jp

アップデートのインストールにかかる時間は30分ちょっとでしょうか。

 

上記サイトでは30分程度と書かれているが、自分の低スペックPCでは、全部通しで1時間から1時間半の時間を要した。

 

必要な空き容量だが、Cドライブの容量が少なくやりくりに苦労しているメインPCの場合で

適用前:

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適用後:

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4.2GBの減少となっているが、これはこの容量が残っていればアップデート可能というわけではなく、途中経過を見る限りもっと多くの容量が必要である。

eMMC32GBなど、ストレージ容量の少ないPCでは、すぐアップデートできない可能性はあるので、そのつもりでいて欲しい。

 

アップデート適用後、すぐに気付く変化は多くない。タスクバーに余計なメールアプリのアイコンが現れる位である。

自分はメールアプリとしてThunderbirdを使用しているので、すぐにピン留めを外してタスクバーから撤去した。

その他、前のAnniversary Updateでも同じだったが、システムの保護が無効に戻ってしまう。

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システムの保護を利用していた人は、忘れずに有効に設定しておこう。

 

 

3Dペイントなどの新たな機能も追加されているのだろうが、まだ試していないし使う気もあまりない。

今まで使っていた機能がそのまま使えれば、何も必要ない。

その意味では、今の所全く変化はなく、普通に以前通り使えて拍子抜けである。

そのうち、何らかの不具合に気が付くかもしれないが……

 

というわけで、

新機能を使わない限り、低スペックPCでもアップデート前と同様に使える

 

以前から何度か紹介している、値段だけは抜群に安い ASUS R206SA も問題なくアップデート可能だろう。