スネップ仙人が毒吐くよ

60代独身じじぃの独白記


Windows10 Creators Updateの必要スペックが分からない件

Windows 10の次期大型アップデート「Creators Update」は2017年3月か4月頃になるらしい。

当然気になるので情報収集に努めてきたが、2月も終わろうというのに、いまだはっきり分からないことがある。

それはアップデートに必要なPCの必要スペック、あるいは最低性能である。

これは性能に余裕のない古PCを使い続けている、当方の様な貧乏人には死活問題だ。

 

 

「Creators Update」関係のニュースでは3D機能の強化であるとか、VR機能が標準搭載されるとか、そういう派手な見栄えのいい話ばかり入ってくるが、普段の生活で実用的にPCを使いたいだけの人間にとってはどうでもいい話ばかりである。

むしろそんな機能は、PCのハードウェアに要求する水準がますます高くなるのでは?と気が気ではないのだ。

 

以下の記事を見ると、その危惧がどうやら現実になりそうだ。

Windows 10の次期大型アップデート「Creators Update」が形になってきた (1/2) - ITmedia PC USER


そこでBuild 14971では、Creators Updateに搭載される「Windows Holographic Shell」を先行投入した。

~中略~

最低要件は下記の通りだ。昨今のPC基準から言えば、それほど高くないスペックと言える。

CPU:4コア以上
メモリ:4GB
USB:3.0以上を推奨
空きストレージ容量:1GB
グラフィックスカード:DirectX 12以降対応

「Windows Holographic」とは「HoloLens」というヘッドマウントディスプレイを使用するためのソフトウェアである。透過型のディスプレーで、現実世界と同時に3D映像を重ねることで、整備士やパイロット等が複雑な機器を扱うときの情報表示や教育に効果があると期待されるものだ。

「HoloLens」は仕事のやり方を根本から変える | スマホ・ガジェット | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

 

「HoloLens」自体は夢のある話で結構だが、「Creators Update」にこれが搭載されるとするならば、必要スペックも上記引用内のものを要求されるのであろうか?

ここが、どうもよく分からない。

搭載という言葉からは、「使用可能」という意味と「標準」の両方が想起されるからだ。

もし「標準」搭載であれば、現在の Windows 10 Anniversary Updateで必要とされたスペックよりもより重い条件が課される事になる。

再度上記要件を引用すると

  • CPU:4コア以上
  • メモリ:4GB
  • USB:3.0以上を推奨
  • 空きストレージ容量:1GB
  • グラフィックスカード:DirectX 12以降対応

である。

この条件だと、今絶賛市販中の多くの低価格PCがクリアできないのではないか?

メモリ2GBまでの機種はもちろんだが、低価格PCでは2コアCPUの機種が多い。企業内で現在使われているビジネス向けPCも2コア以下のCeleronが多いだろう。

Vistaの時主流だったCore2Duoを使い続けているユーザーも多いはずだ。

 

当方ではメモリ2GBでeMMC32GBの機種は今後のアップデートを考えるとお勧めできないといってきたが、メモリ4GBでHDD500GBやSSD128GBであっても、CPUがCeleron N3050やN3060だったら意味がないという訳だ。

 

snep1000.hatenablog.com

 

例えば不幸にして

このような機種を買ってしまった人には、当方は謝らないといけないのか?

 

 

また、 eMMC32GBの機種で懸念されていたアップデート時の容量の問題も、「Creators Update」は解決されるとの情報もある。

Windows 10アップデートの「サイズが大きい問題」に改善策 - ITmedia PC USER


 

使い勝手の悪さは依然残るにしても、少なくともアップデートに関しては心配なくなるというわけだ。

これでは、eMMC32GBではあるが、メモリ4GB、CPUはAtomだが4コアの、Asus新型VivoBook E200HA-8350を買った人が勝利という感じになりそうだ。

 

 

 

上の記事だけでは何とも言えないので、別の情報も当たってみた。

Windows10 Creators UpdateとAnniversary、TH2を比較 なんとなく綴ってみた/ウェブリブログ


こちらだと、システム要件は前回と変わっておらず、メモリも2GB のままである。

ただ個人ブログのまとめでしかなく、情報の確度は怪しい。

 

とにかく、Microsoftは早く必要スペックを明らかにして欲しい*1。それいかんでは、こちらも今後の生活、行動が変わってくる。

ちなみに、うちには4コアのCPUを積んだPCは一台もない。メインPCでさえ3コアである。メインPCはCPUを4コア以上の物に交換可能だからまだ良いが、サブPCに至っては4コアに変更はできない。

サブPCはCPUをCeleronからCore2Duoに変えてメモリを4GBにすれば、まだまだ戦えると思っていたが、本当に4コアCPUが必要というのであれば、それらは無駄な投資になる。貯金した方が良いわけだ。

アフィリエイトでPCを勧めるにしても、今後は2コアのCeleron*2を避け、4コア機しか勧められない。

一体どうなるのか? 知っている人が居たら教えて欲しい物だ。

 

値段が高くなってしまうが、モバイルPCの場合、現状ではこの辺りを買っておくのが安全そうである。

 

2017/4/10日追記:

Creators Updateの自動更新は4月11日より順次配信される予定。当方では既に手動更新でアップデートを実施した。

結果的には、現在の環境のままで無事にアップデート可能だった。アップデート後も特に使用感は変わらず、動作が重くなるような事はなかった。

4コアCPUや4GB以上のメモリを持たない低スペックPCでも心配ないと思われる。

snep1000.hatenablog.com

 

*1:Anniversary Updateでは、32bit版の要件がメモリ1GB→2GB に変わった。しかし英語版のサイト表記は変更されたが日本語版は以前のままである。

*2:ややこしいことに、Celeronでも一部4コアの機種もある。

HDDで音質が変わる?!PCオーディオのノイズ対策

またオーディオ熱が発症して、メインPCの小改造。

本当はUSB接続のハイレゾ対応DACが欲しいが、買えないので我慢。

 

 

以前、冷却ファンのモーターにノイズ対策をしたが、その時から気になっていた事があった。

 

snep1000.hatenablog.com

 

それはハードディスクドライブの事だ。

ハードディスク、HDDともいうが、こいつにも当然DCモーターが付いている。

冷却ファンのDCモーターにノイズ対策をしてPCオーディオの音が良くなったなら、当然ハードディスクでも変わるはずである。

そういうわけで、ずっと前からHDDにコンデンサーを付ける改造をやりたかったのだが……

 

直接HDDのモーターに付けたいが、どの端子にコンデンサーを付ければよいか分からない。ブラシレスDCモーターであるのは確実であるが、4本の端子がある。

失敗すれば、使用中のデータが入っているハードディスクが、あぽーんなわけで、超危険なトライアルだ。

使っていないHDDもあるが、まだ使える物を壊すのも勿体ない。

仕方ないので、直接モーターにコンデンサーを付けるのは諦め、次善の策として電源プラグに付けることにした。

f:id:mfigure:20170218211949j:plain

これは、稼働中のHDDには接続していない余った電源プラグである。シリアルATA用の電源プラグで5本の接点がある。

 

古い規格のIDE用の電源プラグは4本の接点だったが、一本端子が増えている。

IDEでは

  • 黄色が+12V
  • 赤色が+5V
  • 黒2本がGND(-)

だったが、シリアルATAではオレンジ色の線が増えている。これは何だ?

調べると、オレンジは+3.3Vでデスクトップ用のハードディスクでは未使用らしい。

てなわけで、+12V とGND間、+5VとGND間それぞれにセラミックコンデンサーとバイポーラコンデンサーを接続することにした。

f:id:mfigure:20170218213919j:plain

当方のメインPCの電源にはシリアルATA用の電源ラインが2本あり、それぞれのラインに一台ずつ計2台のHDDが接続されている。それぞれの電源プラグにコンデンサを取り付けるので、2組ずつのコンデンサーを用意した。

セラミックコンデンサーは0.1μFで全部同じ。

バイポーラ電解コンデンサーは+12V 用が47μFで50V耐圧の物、+5V用が同じく47μFで10V耐圧である。

本当は良くないのだが、耐圧10Vのバイポーラは手持ちのジャンクパーツを使用した。

耐圧50Vのバイポーラはもっと小さい耐圧の方が小型で使いやすいのだが、地元のパーツ屋に在庫がなくこれにした。

 

後、加工する電源プラグは稼働中のHDDに刺さっている物ではなく、それぞれの電源ラインに余っているプラグを使う事にした。

加工に失敗して使えなくなっても支障がないようにする為である。

同じ電源ラインに並列でコンデンサーが接続されていれば、直接HDDに挿していなくても、ノイズ低減の効果はあるはずだ。

 

f:id:mfigure:20170218215943j:plain

まず、電源プラグのプラスチック部分から端子を引き抜く。端子に引っかかっているツメを折らないようにドライバーの先で持ち上げ、コードを引っ張ると抜ける。

実は何本かツメを折ってしまった。失敗率が高い作業なので、上で書いたように使用中のコネクターを使わなくて良かった。

 

f:id:mfigure:20170218220626j:plain

外したプラスチックの端子カバーのコード側を、上の写真のように削る。ヤスリやカッターでも削れるが、能率を上げるためにモーターツールを使用した。

写真を撮った後に、切り欠きの深さが足りなくて、更に深く削り込んでいる。

 

余裕がなくて写真を撮っていないが、次に外したそれぞれの端子にコンデンサーを半田付けする。

端子はコネクターの先端では15本に分かれているが、根元の方では先に書いたように5本になっている。それぞれの先端が3本ずつに分かれているだけだ。

オレンジの線は無視して、黄色と隣の黒、赤と隣の黒の間にコンデンサーを取り付けるのだ。

後でプラスチックのカバーに端子を戻さないとダメなので、半田をてんこ盛りする訳にはいかないし、コンデンサーのリードの幅や長さも気を遣う。

非常に面倒くさい作業で、イライラしてくる。

付いたと思ったらポロっとなったりする。

 

ううーっ

2時間くらいでサクッと仕上げるつもりが、6時間以上もかかってしまったorz

良い子は真似しない方が良い。

 

f:id:mfigure:20170218222343j:plain

何とか出来たが、散々な出来である。ツメは折れているし、一部の端子は先まで刺さっていなかったりする。大きい方のバイポーラコンデンサーの足は長すぎてショートの危険があるが、安全な場所に固定すれば大丈夫だろう。

という感じなので、HDDの電源は挿し変えず、とりあえずこのまま使ってみる事にする。一応並列でHDDとつながっているので、目論見通りなら効果があるはずだ。

 

 

さて、お楽しみの試聴である。

 

おおっ、ボーカルが艶っぽい。

壁の反響音も増えて聞こえる!

 

前日の深夜だったので、1時間ほどで切り上げたが、第一印象は良かった。

本日起床してから、ずっと聴いているが、全体的に音が艶っぽくなっている。反響音が増えているのも間違いない。

試した中で特に印象が良かったのが、宇多田ヒカルの ULTRA BLUEだ。

 

ULTRA BLUE

ULTRA BLUE

 

自分はFantôme以前の、宇多田ヒカルのオリジナルアルバム5枚を持っているが、これまでULTRA BLUEは、音が固いというか聴き疲れするので、好きではなかった。

ところが、それが凄く聴き易いのである。

音が固まって、宇多田特有の声質がキャンキャンするので、頭が痛くなるのだが、それがない。

固まって聞こえていた音が綺麗に分離して、ボーカル自体と反響音が分かれて聞こえるので、スッキリして聴き易いのである。

というか、嫌いだったアルバムなのに、むしろこのアルバムの方が他より音が良いのではないかという感じである。

情報量が多すぎて、今までのシステムでは再生しきれず飽和状態だったのが、本来の形で再生されているのだと思う。

これは凄い。

 

CDは光学ドライブでの再生なので、HDDに保存してあるwavファイルも再生してみたが、こちらも同様の傾向だった。

これでまた、手持ちのCDを全部聴きなおす事になりそうだ。

 

 

HDDで音質が変わる?!PCオーディオのノイズ対策

これは釣りタイトルである。

 

何故なら、以前ネットで「HDDで音質が変わる」と一部のオーディオマニアがいったところ、袋叩きになったからだ。

HDDの違いで音質に差が出るのか?オリオスペックで確かめてみた (取材中に見つけた○○なもの) - AKIBA PC Hotline!

このようなイベントもあったが、一般人には全く信じてもらえなかった。

 

自分は、実際HDDをとっかえひっかえして試した事はないが、この話には信ぴょう性があると考えていた。

だから、今回この実験をしたのである。

オーディオマニアの間では、HDDで音が変わる事は間違いなく信じられているし、その理由もいろいろ言われてきた。

 

自分の考えでは、HDDに保存されているデジタルデータ自体に変化があるとは思っていない。違うとすれば、HDDから発生する有害ノイズのレベルが違うのである。

アナログオーディオ回路部分に影響を与える有害ノイズを多く発生するHDDを使えば、その分音質は劣化するだろうという仮説だ。逆にクリーンなHDDを使えば音質は良くなる。

 

オーディオマニアの間ではHDDでも音質が変わるが、SSDにすると音質が良くなるという説もある。オリオスペックのイベントでもSSDと比較している。

初めに書いたように、今回の実験の前にPC冷却ファンのモーターにコンデンサーを取り付けてノイズ対策をしたら音質が良くなった。

SSDにはモーターが付いていない。モーターのノイズが音質に影響を与えるなら、HDDより音が良くて当然である

  

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BBCに騙されるな、米国車は小型化しても売れない

トランプ大統領が米国車の輸入に関して日本市場を批判した事を受けて、英国BBCニュースが制作した動画が話題である。

www.bbc.com

動画の内容を簡潔にまとめると

  1. 米国車は日本の狭い道には大き過ぎる。
  2. 米国車は燃費が悪いし、左ハンドル。
  3. 米国車は安っぽくて安全とも思えない。
  4. 日本ではドイツ車が人気。
  5. ドイツ車の方がアフターサービスが良い。
  6. 米国車はドイツ車に学ぶべき。

というものである。

果たしてBBCが伝える内容は正しいか?

大いに疑問を感じる。

 

一口に米国車というが、米国メーカーでも様々な車種が生産されている。

国土の広いアメリカ本国では、動画に出てきたような大型SUVが人気ではあるが、多国籍展開している彼等は、古くからヨーロッパでも現地生産しており、そこではフォルクスワーゲンやフィアット等と競合する小型車を扱っている。

 

特にヨーロッパで米国メーカーの人気が高いのが、BBCの本国であるイギリスだ。

2016年のイギリス自動車マーケットシェアで1位なのはフォードであり、2位も実質GMのブランドであるボクスホールである。

ボクスホール - Wikipedia

 

www.best-selling-cars.com

Total

Total

771,780

734,588

100.00

5.1

1

Ford

Ford

93,897

94,804

12.17

-1.0

2

Vauxhall

Vauxhall

75,032

75,176

9.72

-0.2

3

Volkswagen

Volkswagen

57,443

60,388

7.44

-4.9

 

3位にドイツ、フォルクスワーゲンが入る。

上のBBCの動画では「ドイツ車に学ぶべき」といっているが、イギリス本国では既にドイツ車を超える人気を獲得しているのである。

なお、フォードがシェア1位であるのは2016年だけの偶然ではない。

www.statista.com

別の資料になるが、2014-2017の月間シェアでは継続的に12%前後をキープしており偶然の数値でないことは明らかである。

自国で米国メーカーがトップシェアであることを、日本駐在のBBC記者は知らないというのだろうか?

イギリスと日本の交通事情は似ており、同じ右側通行であるのはもちろん、都市部の街路道は狭く渋滞も多い。郊外は日本に比べると平坦な地形ではあるが、道は決して広くはないし曲がりくねったワインディングロードも多い。

そのため昔から小型車の人気は高く、そうした環境があの名車MINIを生んだのである。

 

「ドイツ車に学べ」とは、詭弁である。

 

だいたい、英国で売られているフォード車は英国フォードの現地生産ではあるが、ヨーロッパにおけるフォードの本拠地はドイツであり、単に右ハンドルにローカライズされているだけである。正にヨーロッパでのフォードはドイツ車そのものであるのだがw

イギリスブランドのボクスホールもエンブレムを変えただけで中身はオペルであり、オペルはGMのドイツブランドである。

こうした話は、自動車マニアであれば常識なのだが、一般の日本人、特に車に趣味性を求めていない人達は全く知らない事のようである。

※欧州フォードと米フォードを同一視するマニアはいないというコメントが散見されるが、そんな話はもちろん当然である。だが、日本車も国内のカローラと海外のカローラは別物であるが、同じカローラとして統計的にも同一車種として計算しているのだ。フォードはフォードだし、BBCは分かっていて米国産を止めて欧州産を売れば良いといっているようなものだ。(2017/2/15 15:00追記)

 

フォードの話ばかりになってしまうが、実は日本での販売を手掛けていたフォードの日本法人は2016年を最後に我が国から全面撤退してしまった。

晩年のフォード・ジャパンは米国産の大型車と同時に、ヨーロッパ産の小型車フィエスタやフォーカスの販売にも力を注いだが、販売振るわず無念の撤退となったのである。

 

フォード・フィエスタはフォルクスワーゲンでいえば、ポロがライバルであり、日本車であればヴィッツやマーチに相当するクラスだ。

フォード・フィエスタ - Wikipedia

 

フォード・フォーカスはフォルクスワーゲン・ゴルフがライバルである。

フォード・フォーカス - Wikipedia

 

ヨーロッパ・フォードの車は評価も高くヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤーを何度も受賞しているし、世界ラリー選手権WRCでは長年トップコンテンダーの一角を占める。

そうでなければ、名車ブランドがひしめくイギリスでシェア1位になれるはずがない。

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そんな良い車を持ってきているのに、フォードは売れず日本から撤退したのだ。

 

米国メーカーの小型車というと、クライスラーのネオンやトヨタが販売したGMのキャバリエ、サターンを思い出し、出来の悪い車というイメージが出来上がっている。

しかし、日本撤退まで売っていたフォードの小型車は決してそんな出来の悪い車ではなかったのだ。

 

大型車では日本の道には大き過ぎるから、小型化しろだって?

フィエスタはヴィッツと同じクラスなんだけど……

 

燃費、安全性、品質、何れもフォルクスワーゲンに比肩するものであって全く劣る物でもない。

 

結局BBCの記者のいう通りにドイツに学んだ小型車を、日本に投入しても失敗したわけである。

 

イギリスは現在自国資本の自動車メーカーを持っていない。最後に残ったMGローバーは2005年に倒産し、ランドローバーはインド・タタ社の傘下となった。

MGローバー - Wikipedia

早くから現地生産を始めてシェア1位、2位となったフォード、GMにひがんでか?あるいは自動車文化に無知な日本人を笑う為に、こんな動画を作ったのではないか?

 

ただ一つ、正しいことは*1

ドイツ車の方がアフターサービスが良い。

 

これだけは間違っていない。

ドイツ車のように全国にディーラーと整備工場のネットワークを築けなかった事が、むしろフォード撤退の原因だろう。

ドイツ車から学ぶとすれば、クルマ自体の出来ではなく、売り方である。

 

繰り返すが、日本では

単に車を小型化しても、米国車は売れない

のである。

*1:「ドイツ車が人気」はあらためていうまでもないだろう。

昼夜逆転生活、元の木阿弥ッス

昼夜逆転生活、強制的に修正して、しばらく午前2時頃就寝、午前9時頃起床を続けていたが……

 

本日の起床時間は、

 

午後2時15分だった!

 

ヤバい(汗

福山雅治の福のラジオが15分も過ぎているではないか(そこかよ!

 

というわけで、

元の木阿弥であるorz

 

一時、俺天才とか思ったが、

snep1000.hatenablog.com

 

すんません、凡人でした m(_ _)m 

 

まあ、原因はあれだな。

一度は9:30に起きたのだけど、2度寝。

昨晩は、いつものように2:30に就寝体制に入ったのだが、深夜だというのに外の様子が騒がしい。

 

ブォォォーーーーッ

ゴゴーッ、ガガーーーーッ

Pi-Pi-Pi-Pi-Pi-Pi-ッ

ズドーーーーーン

以下ループ

 

寝入りばなで耳栓もしているけど、振動もあって煩くて全然眠れない。

ええ、勿論分かっていますよ、深夜のお仕事有難うございます。

ウルサイ

とかいったらバチが当たる。

 

窓の外を見たら……

f:id:mfigure:20170211205346j:plain

こうなってた。

まあ、うちの周囲は大した事ないですが、結構な大雪だったらしいですね。

 

しかし、これでまた振り出し。

諦めて無理しないでおこうかな、今夜は4時就寝12時起きくらいで、もういいやw

 

眠りの質が高くなると噂の栄養補助食品にも興味あるけどね。

某大手食品会社のグ〇ナとかあるけど、有効成分だけならもっと安い。 

 

絶対速くなる?!メモリの少ないPCでChromeを高速化する方法

いまだ調子が上がらず半夢遊病状態ですよ。

 

snep1000.hatenablog.com

 

で、前回書いているように右手の腱鞘炎が再発。となると、性能の低いノートPCの出番だったりして……

 

snep1000.hatenablog.com

 

操作は多少楽になるとはいえ、性能が低いので主にブラウザを使ったルーチンワークの能率はダダ下がりである。

ブラウザはGoogle Chromeを使用している訳だが、こいつがとにかく重い。

以前は比較的軽いFirefoxを主に使用していたが、Androidのスマホを使っていたり、各種Googleのクラウドサービスとの連携を考えると今日ではChromeを使わざるを得ない。

以前は違うブラウザを使っていたのに今ではChromeを使っている人、自分以外にも多いと思う。

てなわけで、いやいやながらもChromeを使うしかないのだが、本当に糞重い。皆言ってるけどメモリ消費が半端ない。

メインのPCは先日メモリ8GBにして快適になったが、この旧式ノートPCは2GBしかない。

読み込み遅いわ、Flashいっぱい使っている某ポイントサイトとか固まってそのまま無反応になって、再起動するしかない羽目になったりorz

 

以前から、いろいろググってChromeを速くする方法を試したが効果がない。皆嘘つきだって感じだったが、ついに効果のある方法を見つけた。

 

それは、Chromeの起動プロセスの数を制限する方法だ。

 

実はChromeを起動すると、一つのブラウザを立ち上げたつもりが、裏ではいくつもChromeのプログラムが並行して動き出すのである。

f:id:mfigure:20170209172750j:plain

例えばタスクマネージャーを開いて見ると、ブラウザの窓は一つしかないのに、Chrome.exeが10個も動いている事が確認できる。メモリの項目を見ると、これら一つ一つのプロセスがメモリを消費している事も分かるだろう。

いくつかは拡張機能のスタンバイに使われると理解していても、10個もいらんだろうという印象だった。

これらのプロセスの数を少なく制限できれば、消費メモリが減り、メモリ搭載量が少ないPCの負担も減って、速くなるのでは?

そう思って、「Chrome 起動プロセス数を制限」でググってみると……

 

Chromeプロセス数を減らしてメモリを節約する - clock-up-blog


ビンゴ!

これが知りたかった。

 

デスクトップ上のChromeのアイコンを右クリック>プロバティと開き

リンク先のアドレスに「 --renderer-process-limit=5」と加えるだけである。

早速やってみるが……

「無効」とエラーメッセージが出てはじかれてしまう。

こんな筈では?

 

別のサイトを見てみる。

Chromeブラウザを快適に使用する設定方法、チョイ技、プロセス数の制限方法 (Google Chromeの高速化、使用メモリを減らす方法、文字化け回避、UA変更等)

 ショートカットのリンク先の末尾に半角空白を入力して、
--renderer-process-limit=5
 を追加します。

なるほど、間違いが判明した。半角空白を入力しないとダメだったのねw

つまり、Chromeのショートカットのリンク先アドレスの末尾に半角スペースをにゅうりょくしてから--renderer-process-limit=5である。

 

f:id:mfigure:20170209213418j:plain

これで、通った。

ちなみに自分は5のかわりに3を入力した。上のリンク先では2でも大丈夫といっているので。じゃあ何で2にしないのか?

そこは、若干様子見というか……

 

f:id:mfigure:20170209180328j:plain

 

Chromeを開いて見ると、やっぱり起動が速い。

 

f:id:mfigure:20170209180508j:plain

プロセスの数を数えてみると6個に減っていた(元は10個)。

リンク先の説明では、指定した数+2のプロセス数になると書かれているが、実際は開いた直後は5個だったが、自分の場合しばらく待つと1個増えて6個になる。

※デスクトップのアイコンから実行した場合は設定が変わっていたが、タスクバーにピン留めしたアイコンから実行した場合は元のままだった。一度ピン留めを外し、デスクトップのアイコンを右クリックしてピン留めをやり直すと設定が反映した。

 

その後色々やってみたが、ページの読み込みやFlashの動作が全然速くなっている。体感的には倍くらい違う。これは凄い。

 

とはいえ、自分のノートPCはメモリだけでなくCPUやGPUも弱いので、メインPCやサブのデスクトップPC並みとまでは行かない。

それでも、かなりマシになった。

 

デメリットとしては、

なお、プロセス数を減らす事の弊害は同時に沢山のページを開いた場合に他のページの処理が終わるまでページの内容が表示されなくなります。

とあるが、メモリを16GBとか32とか積んでタブを何10個も一度に開くパワーユーザーと違い、せいぜい5,6個しか開かないのだから問題ないだろう。

まあ、裏であらかじめ余計にプロセスをスタンバイさせることで、メモリの多いマシンではタブを多く開いても高速動作するという仕組みなんだろうが、自分の様な低スペックマシンのユーザーには、余計なお世話*1といったところだ。

低価格で良く売れているらしい、以下の様な3万円以下でメモリが2GBしかなくメモリを交換することも出来ないPCにも、有効な手段だと思う。

 

 

さて蛇足ではあるが、「Chrome 高速化」でググると、全然役に立たないTipsが検索される。

本日紹介した方法以前に試した事があるが、殆ど効果が感じられなかった方法だ。

例えば、以下のようなサイトである。

Google Chrome の動作を速くする - パソコン - Google Chrome ヘルプ

 

Chromeのメモリ消費を軽減して超高速化する方法!拡張機能で重いパソコンを劇的に軽くする裏技! | 自作PCテクニカルセンター

 

Chromeを高速化する方法 ver.2016。設定と拡張で限界まで速くする。| しりわけ

 

Google自身のヘルプは仕方ないが、拡張機能だか、タブのメモリ解放だか、そんなのいじったところで大して速くならない。

大体何も拡張機能を入れていない素の状態で、タブも1個しか開かない状態で、最初から遅いのに、そこをどうこうしたって速くならない訳で、全く意味がない。

おまけに拡張機能を沢山入れると重くなるといっていながら、軽くする為の拡張機能を入れるなど愚の骨頂というものだろう。

実用的な高速化手法*2が、すぐに見つからず、大して有効でない手法が上位に検索されるGoogle自身もダメダメである。

*1:余計なお世話といえば、Chromeの詳細設定>システム>「Google Chrome を閉じた際にバックグラウンド アプリの処理を続行する」がデフォになっているのも困ったものである。

*2:設定による高速化を望んで探している人は、間違いなく搭載メモリの少ない低スペックマシンのユーザーなのだから、そうしてユーザーがたくさんタブを開いたり、たくさん拡張機能を入れているパワーユーザー同様の使い方をするはずがない。