何でも本日11月30日はカメラの日であるとか。
2700円と『写ルンです』をポッケに入れて出かけた39枚の旅 #カメラの日 – ロカフレ
こちらの記事で気が付いた。
だが、ググって調べてみると、11月30日は世界初の市販オートフォーカスカメラであるコニカC35AF「ジャスピンコニカ」の発売日で、それを記念してカメラの日としたらしい。
だから、正確には「オートフォーカスカメラの日」なのである。
カメラ関係としては、
3月19日が「カメラ発明記念日」であり、こちらはダゲレオタイプという銀板写真機の発明を記念したものである。
自分としては、こちらの方が「カメラの日」として、よりしっくり感じられるのだが、
世間では何故か、オートフォーカスカメラの発売日が「カメラの日」とされているようである。
ともあれ、ブログのネタとしては面白いので乗ってみる事にした。
ジャスピンコニカか、その後継機でも持っていれば良かったのだが、あいにくウチにはコニカといえばこれしかなかった。
コニカIIB-mという1957年発売の古いフィルムカメラである。
もちろん、オートフォーカスでもないし、露出計も付いておらず、シャッタースピードと絞りは撮影者の勘によって決定されるフルマニュアルカメラである。
ただし、ピント調節についてはレンジファインダーという三角測量の原理を用いた距離計が組み込まれていて、ハネウェルのICを使用してレンジファインダーを全自動化した仕組みだったジャスピンコニカと基本原理は同じである。
また、オマケだがコニカと合体したミノルタの骨董品も発掘した。
α-7000でも出てこれば良かったが、ポケットカメラのミノルタ-16 Pである。
1960年発売。
16㎜フィルムという元々は映画用のフィルムを独自のカートリッジに詰めた物を使用する。この種のカメラではドイツのミノックスが有名だが、あれは9.5㎜である。
両者を並べてみた。コニカIIB-mはAPS-Cの一眼レフと幅は同程度、奥行きはミラーレス程度であるが、全金属製でズシリと重い。
親父の持ち物だが、長年放置されており、錆が出てメッキが剥がれるなど程度は悪い。直ぐに使える物ではないだろう。
まあ、こういうカメラもあるというだけの話である。
それにしても、元自社のカメラ発祥の記念日だというのに、コニカミノルタのサイトに行っても何もなし。カメラ事業から手を引いたとはいえ悲しいものだ。
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