空梅雨でなかなか雨が降らない今シーズン。
紫陽花も雨でないと風情がないという声を聴く。
昨日は待望(?)の雨だったというわけで、またまた紫陽花の写真を撮りに出かける。
場所は前回と同じ、足羽山だ。
ところが、雨天の撮影は殆ど経験がなく難しい。
結局35枚撮ったものの、家に帰ってパソコンでじっくり見てみると、失敗だらけ。使えるのは数枚というていたらくである。
取り合えず、比較的まともな物を貼る。
いずれも、クローズアップレンズを単焦点の50㎜レンズに付けてのマクロ写真である。
雨でないと風情がどうのこうのといったところで、こうしないと水滴で濡れている紫陽花なんか分かりはしない。
マクロ撮影でなく、雨の風情を感じさせるには別のテクニックが必要になる。
これは失敗写真の例である。
一応マクロ撮影で花に寄ってはいるが、狙いは花に付いた水滴ではなく、バックの地面の反射だった。
地面が水たまりの反射で光っていれば、雨らしい風景になるとの意図であったが、完全に失敗である。
背景をぼかしてしまったので、結局説明しなければ分からない。ただ背景がぼんやり明るくなっているだけの写真になってしまった。
つまり、この場合は絞りをしっかり絞って背景にもピントがあった写真にしなければならない。
雨の風情といっても、写真で直接降っている雨を写すことは不可能に近いわけで、水たまりだとか、長靴や傘をさしている人を同時に写すことで、間接的に雨を感じさせるのが写真のテクニックである。
他にも同様の試みを行ったが、いずれもピントがうまく合っておらず失敗だった。
もっとも、レンズの選択的に無理というのもある。
マクロ撮影で花びらに付いた水滴を写す為に、50㎜の単焦点レンズにクローズアップレンズで来てしまったが、このレンズは被写界深度が狭く、手前と背景両方にピントを合わせるのは難しいのだ。
あまりボケないので面白くないといわれる18-50㎜の標準ズームレンズの方が好適で、ポケットに入れて来ればよかったのだが、後の祭りである。
本日リベンジしたいと思ったのだが、雨はすっかりやんでしまった。
また上記50㎜の単焦点レンズは古いレンズでオートフォーカスでないのも失敗だった。
傘を差しながら片手で操作したので、イマイチ微妙なピントが合わず、失敗写真を量産してしまった。
カメラ本体は防滴仕様なので濡れても平気なのだが、レンズは普通なので濡らすとカビるのが心配である。
あとオマケの写真。
これもピントが合ってなくて失敗なのだが、ハート型の紫陽花だったので。
こちらのブログで確率10万分の1とか1000分の1とかいうのであるが……
自分が見て回ると、上の写真の他にもボチボチそれっぽい紫陽花があって、そんなに珍しい物とは思えず。
赤やピンクは無かったから、それなら珍しいんだけど。
ともかく、風情といっても、初心者にはいささかハードル高いというか、そもそも雨自体嫌いな引きこもりなのでw
せっかく本体が防滴仕様なので、防滴レンズがあれば傘なしでも平気であるのだが。
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