スネップ仙人が毒吐くよ

60代独身じじぃの独白記


北川景子の結婚で思い出した事

女優「北川景子」とミュージシャン・タレントの「DAIGO」の結婚が1月11日に発表された。

失礼ながら、DAIGOについては、某有名政治家一族の関係者という話以外に全く知らない。

北川景子についても、普段自分は民放で放映されるドラマに全く興味が無く、デビュー間もない頃のあのドラマと、最近CMで時々見かける姿しか知らない。

そう、あのドラマとは、実写版「美少女戦士セーラームーン」である。

 

bylines.news.yahoo.co.jp

 

北川景子は、「セーラーマーズ」こと「火野レイ」を演じていた。

無理やり北川景子の結婚の話題に結び付けてしまうが、自分は、セーラー戦士達のなかで一番のお気に入りが、マーズでありレイちゃんだった。

美少女戦士セーラームーン キャラクターシングル セーラーマーズ : 火野レイ

 

実写ドラマ版は、どっぷりとアニメの世界にはまっていたオタクである自分には、あまり面白くなく5話ほどで見なくなってしまったが、彼女の美しさとカッコ良さだけは、ずっと記憶に残っていた。

「レイちゃん」びいきである事を抜いても、他の女優たちと別格に見え、その後日本を代表するような女優に成長したと訊いて、大いに納得したものだ。

別のジャンルの話になるが、歌手の「安室奈美恵」が新人グループ・スーパーモンキーズのメンバーとして登場した時に見た輝きと同様の物が見えたのだ。

 

「この子は大物になる」

 

ありきたりの表現だが、オーラが見えるというのは、こういう事をいうのだろう。

 

さて、話を「セーラーマーズ」に戻そう。

アニメ版のセーラームーンが始まった時、既に自分はアラサーだったが、たちまち魅了されてしまった。某美大の漫研出身で商業誌投稿修行経験もある、生粋の漫画・アニメオタクであったから、当然である。

コミカルな主人公の「月野うさぎ」=「セーラームーン」も可愛く魅力的だったが、普段はお笑いコンビのように喧嘩ばかりしていながら、いざとなれば優しく「うさぎ」をアシストする「レイちゃん」がメチャ可愛く*1、ハートを鷲掴みされてしまった。

 

当時は「ツンデレ」という言葉はまだ無かったと思うが、後のエヴァンゲリオンでも「アスカ」の方が魅力的に感じたのは、レイちゃんの影響があったのかもしれない。

 

あと、ブーツが多いセーラー戦士のなかで、シンプルなハイヒールだったのも、足が特に長く見えてカッコよかった。変身前は巫女さんだし。

初期メンバー5人の中では、「セーラーマーキュリー」が一番人気だったが、自分には全然理解できなかったな。

 

セーラームーンのTVアニメが始まったのが'92年だったが、その後'93年夏の模型イベントJAF-CON*2で、人生初のガレージキットだった、セーラーマーズのキット*3を手に入れ、フィギュア道にのめり込む事となる。

 

フィギュアーツZERO セーラーマーズ

フィギュアーツZERO セーラーマーズ

 

 

20代で大きな挫折を二度経験し、これが最後と始めた挑戦だった。ハイアマチュアになりプロの仕事も何度か請け負ったが、結局40代になっても正業とすることが出来ず、ひきこもりへと転落する事になる。

 

今の賢い若者たちから見れば、なんとも愚かな行動に見えるだろう。

だが、当時はインターネットなどはなく、情報は口コミや雑誌が頼りだった。当時から人付き合いが悪かった自分は、他人のアドバイスを受ける機会は無く、また一人でいることがむしろカッコいいとまで思っていたくらいだから、判断を間違えるのも、ある意味仕方なかったのだ。

情報に溢れ、一人であっても検索すれば容易に正しい答えを見つけられる、現代の若者たちは幸せである。

 

*1:可愛くしか言えねー、ボキャブラリー不足で申し訳ない

*2:現在は海洋堂主催のワンダーフェスティバルが有名だが、当時はセーラームーンとガンダムの版権を押さえていたBANDAI・B-CLUBとホビージャパン主催のJAF-CONの方が規模が大きかった

*3:当時は完成品のフィギュアではなく、色の塗っていないパーツを自分で塗って組み立てるキットばかりだった