スネップ仙人が毒吐くよ

60代独身じじぃの独白記


花火の撮影は三脚さえあれば簡単、でも場所取り失敗したorz

昨晩福井市では、フェニックス祭り花火大会があり、一眼レフと三脚を持って写真撮影に臨んだ。

取り合えず、以下花火写真9枚を連続で貼り付ける。

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何れも、花火単体としてはクリアに写っていて美しいが、「花火大会」としての雰囲気に欠けるつまらない写真になってしまった。

 

原因は場所取りに失敗してしまった。

会場で観覧すると人込みに囲まれてしまうのを嫌って、自宅近くの足羽川堤防の上から望遠レンズで狙おうと考えたのだが、これが良くなかった。

自分の想定では、福井駅方向のビル群右側に花火が上がると思っていたのだが、実際はそのビル群の丁度上に上がるのだった。

ビルを超えた高度に殆どの花火が上がるのであれば、問題にはならないのだが、上方に高く打ちあがるのは単発の花火で、スターマインの様に見栄えのある派手な演出の花火は高度が低く、ビルの陰に隠れてしまっていた。

 

そういう理由で、ビルの掛からない高度に向けて構図を固定していたので、面白みのない写真になってしまった。

たまにはズームを退いてビルのシルエットも含めて写せは風情が出たと思うが、初心者故そこまで気が回らなかった。

というか、堤防の上は花見客の通路でもあるので、渋滞するほどではないが通行人がいて、引いた構図だと彼らの頭が入ってしまうのだ。

また引いた時に都合よく派手な演出の花火が上がれば良いが、単発だったら貧相な絵にしかならない訳で、成功率を考えると、それをやる勇気がなかったのである。

 

今回は足羽川の北側の堤防から撮影したのだが、南側の堤防だったらビルの影を避けられたのかもしれない。

あるいは、やはりレンズを広角にして会場近くの河川敷から撮影するべきだったか?

その辺のロケーション感覚は、一朝一夕には身に付かないもので、あまり地元の花火見物に行かなかった事は、今更ながら失敗だったと思う。

 

場所取りと構図は失敗したが、花火の撮影テクニック自体は高度な物ではない。

三脚と要領さえ覚えれば、誰でも簡単に撮影できるだろう。

 

  • 三脚にカメラを固定して構図を決める。
  • カメラの撮影モードはマニュアルモード
  • ピントはマニュアルフォーカスで無限遠(望遠レンズで遠方から撮る場合)*1
  • 感度ISO100に設定
  • 絞り取り合えずF10
  • シャッタースピード取り合えず8秒

これで何枚か撮ってみて、暗かったり明るすぎたら、絞りとシャッタースピードを適当に調整するだけである。

ただし、シャッタースピードは5秒以下にはしない。なぜなら、時間が短すぎると花火の光跡が長く記録されずに、点々になってしまうからだ。

 

別売りのケーブルレリーズを買って、バルブモードで撮影する方法もあるが、この方法なら三脚さえ用意すれば取り合えず花火撮影は可能だ。

 

 

またマニュアル撮影モードがあって、シャッタースピードを5秒以上に設定できるなら、コンデジでも撮影は可能である。

 

シャッタースピードが長くなるので、手持ちは無理で絶対三脚は必要だ。

自分は昔フィルムカメラを使っていた時に買った、武骨で重い三脚(Velbon VEF-3)を使ったが、最近のミラーレスやコンデジなら、持ち運びが楽な軽量三脚でも大丈夫だろう。

 

だが、三脚の設置場所には十分気を使ってほしい。昨夜も撤収の時に見たのだが、花火客が通る通路をふさぐ形で撮っていた不届き者がいた。

自分は通路から下がった立木と立木の間のスペースで撮っていた。その不届き者も始まる前は自分と同じように立木の間に居たのだが、始まると通路に移動したようだ。

人の往来を邪魔するようでは、衝突事故が起きかねない。

近年、自分勝手な行動の鉄道撮影マニア、通称撮り鉄が批判されているが、それは花火撮影も同様である。迷惑な行動は、最終的には三脚禁止になりかねない。

十分注意して、撮影を楽しんでほしい。

 

*1:広角レンズなどで近距離から撮る時は、明るいうちに花火が上がる場所の近い位置にある建物などでピントを合わせておく