本日11月11日は、配線器具の日であるとのこと。11 11がコンセントの穴に見えるからという理由だ。
配線器具の日について:JEWA 一般社団法人 日本配線システム工業会
先日はてなの自分の読者さんブログで、ちょうど電気器具の配線トラブルを記事にしていたので、本日のブログネタにする。
昨日から出したセラミックヒーターが壊れてる。
どーもコンセントの付け根がおかしい、押し込めばつくんだけど手を離すと消えちゃう。
ブログを書いた御本人は既に新しいヒーターを注文したそうなので手遅れなのだが、こういうのは電源プラグを交換すれば、安価に直る可能性がある(絶対直るとは保証しない)。
自分の部屋にあるファンヒーターの配線も傷んでいて、以前電源プラグを交換した。
通電はするものの、電源プラグが火傷しそうなほど熱くなり、コード自体も発熱していて危険な状態だった。
電気ヒーターが使えたとしても、上記のような症状がある場合は、すぐに使用を中止して、修理するか、新しい器具と交換してほしい。
自分の場合は、素人修理に成功して、その後の使用に問題はなかったが、素人修理の場合はやり方が間違っていて、交換してもプラグやコードが発熱する場合がある。交換後も時々様子を見て、異常がないか点検する事が肝要である。
上手くいかなければ、潔くプロの手に任せるか、買い替えを検討してほしい。
と、かなり脅かしてしまったが、成功すれば節約になる事は間違いない。
ストックしているパーツだ。大分前に買ったものなので価格表示がおかしいが、ホームセンターに行けば、今でも同じパーツが入手できるだろう。暖房器具の場合は黒いコードが多いので、黒いパーツが良いが、白いパーツもある。
パーツ自体は100円そこらで買えてしまうので、チャレンジして上手くいけば、そのまま使えば良いし、失敗したならプロに頼むなり買い替えれば良いだけである。
なお、素人が手を出していいのはオス型のプラグの方で、壁にあるコンセントの方は資格がない者はいじってはいけない法律になっている。 ホームセンターにはコンセントのパーツも売っているが、念の為忠告する。
というわけで、前置きが長くなってしまったが、以下修理の方法である。
電源コードの発熱異常は、上の写真の〇で囲んだ部分に断線がある場合が多い。
中の銅線の束全部で、既定の電流を流せる前提で設計されているので、取り扱いが乱暴で、一本でも中の銅線が切れてしまうと安全に流せる電流の許容量を超えてしまいコードが発熱したり、繋がるプラグも発熱するのである。何本も切れていて押さえないと通電しないというのはもちろん論外だ。
だからプラグを付け替える時は、〇で囲んだ部分から3cmほど上側でコードをカットする。
以下説明は、今日のところは自分では面倒なので、参考サイトを貼り付けた。作業手順の詳細はリンクを参照されたい。つまり、手抜きである(ひどいw
※しかし、どの参考サイトも重要な注意点が抜けているか目立たないので、このサイトに戻ってきて欲しい。
さて、大体の手順は参考サイトの説明で理解できたと思うが、最も重要なのはコードの皮むきで、絶対に中の銅線を切ったり傷つけない事である。
大体、元のコードやプラグに異常が発生する原因が、先にも述べたように銅線の断線にあるので、交換作業で銅線を切ったり傷つけてしまったのでは無意味なのである。
どの作業者もカッターを用いて銅線の被覆を剥いているが、カッターの刃を銅線に当たるまで深く入れてしまうと、中の銅線が切れたり半分傷がついた状態になってしまう。
絶対に中の銅線に触れない程度で、しかも被覆が確実に剥ける程度には深くという、非常に微妙な感覚で刃を入れる必要があるのだ。ここで失敗すると元の子もないのである。
結局、その自信がないならプロに頼むか、買い替えを検討した方が良いという話だ。
確実にやるなら、カッターでなく専用の道具をお薦めする。
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自動で剥けるワイヤーストリッパーである。自分では持っていないが、仕事で同様の道具を使用したことがある。笑ってしまうほど簡単に銅線の被覆がスパスパ剥ける。
とはいえ、2000円以上もするのは高いと思うだろう。
自動ではなく、手で引き抜くタイプのワイヤーストリッパーもあるが、プロの使用に耐える品質の工具は値段が高く、このタイプでもあまり安くはないし、銅線を傷つけないように剥くには、これだとある程度練習が必要だ。
結局、安く直せる可能性があるといっても、ハードルが高いという結論だ。
大して役に立たぬ情報ですまない。