放置気味の当ブログ、アクセス解析にも興味はなくなっているが、どうやら一番人気があるのは以下のページらしい。
その記事の中で、ロードバイク等、スポーツ自転車の場合の直し方として外部リンクを張っているが、実はもっと上手い直し方があるので、ここで紹介したい。
それは、ずばり
手を汚さずに出来るチェーン落ちの直し方
である。
文章や写真で説明しても分かりにくいので、下手糞ながら動画を撮ったので、以下それを見ていただきたい。
先ずは、よくある、フロントチェーンリングのインナー側に落ちてしまった場合である。
お分かりだろうか?
一目瞭然であるが、チェーンには全く手を触れていない。
文章にすると以下の手順となる。
前提として、インナー側にチェーンが落ちるのはフロントディレイラーをインナー側に変えた時に起きる。
- 左レバーを操作して、フロントディレイラーをアウター側に切替える
- リアタイヤを浮かせる
- クランクを正方向に回転させる
ただ、これだけである。
上の動画では撮影の都合上スタンドを使っているが、現場ではサドルを持ち上げてリアタイヤを浮かせてほしい。
クランクも自転車の左側に立って右へ手を伸ばして回すことになるが、一瞬で直ってしまうので、苦労はないと思う。
さて、次はアウター側にチェーンが落ちてしまった場合である。
こちらは、インナー側に比べると頻度は落ちると思う。前提として、インナー側からアウター側にフロントディレイラーを変えた時に落ちたとする。
こちらも基本的にはインナー側と同じだが、少々ポイントとなる点がある。
- 先ず、クランクをゆっくり正回転させてチェーンがクランクとチェーンリングの間に挟まる位置まで回す
- 左レバーを操作して、フロントディレイラーをインナー側に切替える
- リアタイヤを浮かせる
- クランクを正方向に回転させる
となる。
アウター側はチェーンがフレームに掛からずに後ろへ抜けてしまうので、レバーを操作する以前に1.の手順が必要となる。
以上である。
リア側は、通常ディレイラーの調整が間違っていなければ、チェーンが落ちる事は無いと考えてよい。だから、フロント側のチェーン落ちのみの説明で終わる。
フロント側はしっかり調整していても、乗り手の操作ミスによって落ちてしまう時がある。信号待ちでインナーに落したつもりでチェーンが半分しか落ちていなくて、その時に癖でクランクを逆回転させたりすると落ちてしまう。また、アウターローからインナーローに変えた時も落ちやすい。
てな感じで、非常に簡単に直せてしまうのだが、案外このテクニック知られていない様である。
よくある自転車専用サイトなどで、「チェーン落ちを直す時に手が汚れないようにゴム手袋をツールケースに入れておきましょう」などと書いてあると、思わず笑ってしまう。
まあ、チェーンが切れてしまった時に触る必要はあるかもしれないが、そんな事は滅多にあるものでない。一応チェーンカッターは携帯しているが保険の意味合いが強く、ゴム手袋まで携帯する必要性は感じない。