スネップ仙人が毒吐くよ

60代独身じじぃの独白記


ダウナー期、やる気なくてヤバいっす

ブログ書けなくて、どうしようもないので泣き言。

ここ数週間体調が思わしくなく、何事もやる気が出ない。

症状は肩から指先まで右腕全体が痛いのと、お通じが悪く下腹部が常に張って気持ち悪い事。

インフルエンザのような流行り病ではないし、普通に起きて身体は動かせるし、日常生活はできる。自転車だって毎日ローラー回している。

でも、何だか不快。

そういうのがあると、惰性でやってる事は支障なくても、込み入った事や新たなチャレンジっぽい行動はやりたくなくなる。

つまり、やる気が出ない。

 

お通じが悪いのは、別にここ数週間ってわけじゃなく、もう何年も前からそういう感じだけど。気になりだすと、全然落ち着かなくて、1日に何度もトイレに行き、出れば良いが出ずに無意味に紙と水を消費し、酷い時は5分もたたずに、今度は小の方がしたくなって入るとか、集中して何かがやれない。

就寝中に目が覚めてしまうとか、サイクリングでトイレがなくて困るとか、我慢できないわけではないが、家にこもっていつでもトイレに駆け込める環境だと、その我慢ができなくて落ち着かないのである。

多分、身体の問題もあるが心理的な問題も大きい。

 

右肩が痛いのは、多分昨年10月にロードバイクで落車して強打したのが原因。

snep1000.hatenablog.com

 

右足と腰の擦り傷、右胸脇の痛みは完治して何の支障もないが、右肩だけは治っていない。動かせるが、腕を肩より高く持ち上げたり、後ろ手に回すと痛みが走る。そして右腕全体が常に痺れたような痛み。

一時的に快方に向かった気はしていたが、ここ数週間でまた症状が悪化した感じ。

怪我しても病院には行っていないので、レントゲンも撮っていない。肩の何処かに何か不具合があるのかもしれない。

 

常識的には、病院行けよって話。

 

病院ねー。ここ何年も行った事がない。元々、あまり病院には行かない質。

普通の人は、何か不具合があったら結構病院に通うみたいだけど、そういうの殆どない。

理由はお金。健康保険払っているんだったら利用しなきゃ勿体ないというのが常識人の考えらしいけど、行かなきゃ保険料以外に余計なお金は出ていかないというのが自分の考え。大体今は自分で保険料払ってない。親の金。

金より健康が大事。それは正論。

もちろん、そんなことは分かっている。正論通りならないのは、それなりに個人の事情がある。

 

どういうのが適当かよく分かんないが、

セルフネグレクトというやつか。

 

要は、50代のキモくて金のないおっさんに今更金掛けて健康になる価値があんのかという話。

無職で、職務経歴書に書ける物がなく、独身で、護る者がない、このおいらに金掛ける必要があるのか?

毎年、市の健康診断やがん検診の案内が来るが、一度も行っていない。

早期発見というが、早期発見して手術して、その先何があるのか?生き残って良い事があるのか?臓器の一部を失った不自由な身体が残るだけではないか。多少不自由でも働ければ良いとか、生きているだけでも良いというのは、その価値がある人間だけだ。

既にやる気を失っている人間は、よりやる気を失うだけである。

治療を受ける間に出会いがあって、恋が芽生えるか?ないない、50代のキモくて金のないおっさんにそんな物があるのか?キモくて汚らわしい想像だ。希望なんかある筈がない。

 

元の話に戻るが、そもそも金がないのだ。

家から毎月1万円が出ていて、それと僅かばかりのブログ収入で、自分の身の回りの事を賄っているのだ。昼食と夕食は家族で用意された物を食べているが、朝食や間食は自分で買って、自分の車のガソリン代も自分持ち。それで月平均6千円がなくなる。あとは携帯代とプロバイダ料金、はてなPROで1万円がほぼなくなる。

そんな状態だから、医者に行けば残りが全て吹っ飛ぶ。趣味を捨てるか医者に行くしかない。

大きい病気であれば、家から出してもらうしかないが、それを家の者に言うのはおっくうである。

散々、家から金を搾り取って、この上更に出せとは言えない。

価値のある人間ならば良い。

 

自分はそんな価値はない。

 

金がないなら働けという常識も、自分には通用しない。自己評価が低いからバイトでさえ採用される気がしないし、この田舎ではどこへ行けばいいのだろう?大体、うちには介護の必要な年寄りがいるから、そうそう外には行けない。家から1万円が出るのも、年寄りの面倒を見ているお情けと解釈している。

だからブログで稼ぎたいが、稼げない。

自己評価の低い人間、価値の低い人間が書いたブログの価値もまた高くはならないのだ。価値の高い人間が書くからこそ、内容に信憑性が生まれるのであって、どこの馬の骨か分からない人間が書いたものに納得する人間は少ない。

稼げる人間はますます稼げるが、稼げない人間はとことん稼げないのが道理である。

稼げなければブログを書くモチベーションも下がるばかりだ。

 

どうにもならない。

 

やる気が出ない

やる気が出ない

 

【購入注意】3000円前後の格安スマートウォッチ使えません、ゴミです

前回からちょっと間が開いてしまって、まあ、面白くない事があって……

表題の通り、全く使えないスマートウォッチを買ってしまったのだ。

 

心拍計がまともに機能しない。

 

ゴミである。

 

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このところ、冬なんでサイクリングに出掛けないで家の中でローラー台を回している訳である。

 

それで、最初はいつもの練習コースをシミュレーションしたメニューを作って、それにそって回していた。

Start~1.5㎞(20㎞/h)~1.5㎞(30㎞/h)~0.5㎞(20㎞/h)~0.7㎞(25㎞/h)~1.8㎞(30㎞/h)~0.5㎞(25㎞/h) 1分休止 ~3.5㎞(28㎞/h)~0.8㎞(30㎞/h over)~0.9㎞(20㎞/h)ここまでローラー負荷ダイアル1
~1㎞(30㎞/h→25㎞/h)ローラー負荷ダイアル3
~1㎞(25㎞/h)ローラー負荷ダイアル2
~0.9km(20㎞/h)ローラー負荷ダイアル4
~0.3㎞(25㎞/h)ローラー負荷ダイアル2
~0.3㎞(20㎞/h)ローラー負荷ダイアル3
~2㎞(18㎞/h)ローラー負荷ダイアル5

てな具合で片道分。10分ほど休憩して、今度は下りのメニューで、ローラー負荷と速度を若干変更して同じ距離を回してフィニッシュ。

これを週2回のペースでやっていたのだが、効果が不明だし飽きてきた。

 

そこで、もっと科学的効率的にトレーニングしようと情報を集めてみたのだが、LSDとかメディオとかソリオとかいわれても素人にはチンプンカンプンでさっぱり分からない。専門書を買うべきなのだろうが、取り合えず分かったのは、身体への負荷を把握する為にパワーメーター心拍計が必要という事だ。

パワーメーターは人体の出力をw(ワット)として測れて理想的であるが、システム価格にすれば10万円を下らない高価な物である。それでも勝ち負けが最重要のアスリートには持っていて当然の装備で、ガチなトレーニング指導ではワット或いはFTPを基準とした話ばかりで、それ故理解不能という面もある。

【国内正規代理店商品】GARMIN ガーミン Vector 3

【国内正規代理店商品】GARMIN ガーミン Vector 3

 

 

パワーメーターが買えない貧乏トレーニーは、代わりに心拍計を用いる様だ。これでも運動強度を大雑把に把握可能で、何も無いよりはマシである。

 

そこで心拍計を買う事にした。

というか、もともと心拍計を買うつもりで、新しいサイコンも選んだのである。

 

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bryton Rider 10はBluetooth対応の心拍センサーと連携させることで、心拍数を表示・記録する事が可能である。

という訳でBluetooth対応の心拍センサーを買う事にしたのだが、パワーメーターほどではないが、これも貧乏人には決して安い代物ではない。

 

本体のサイコンを7500円で買ったというのに、純正オプションのセンサーがほぼ同額なのである。

Bluetooth対応であれば他社でも良いのだが、評価が良くて安い物でも5千円は下らない。

 

どうしたものかと悩んでいたところ、Amazonの「この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています」の欄に現れたのがこの商品。

3000円以下の格安であり、胸バンドの心拍センサーが付いている。

これだっ!

と、殆どボタンを押しかけたのだが……

待て待て、慌てるなよ、怪しくないかこれ?

レビューを吟味して、先ず怪しく感じたのが、胸バンド式なのにサイコンと連携して使った人がいない事。自分の場合サイコンからSTRAVAにデータを送って、後でグラフ化されたデータを見ながら、あれこれ反省の材料にしたいという目的がある。

だから、サイコンと連携するか、STRAVAに直接データを送れないと意味がない。

サイコンどころか、スマホと連携したというレビューも無い。

という事は、Bluetoothの機能自体が無いというのが濃厚である。つまり単なるスタンドアロンの心拍計くさい。

ネットでEZON T007というこのスポーツウォッチの情報を調べまわったところ、どこにもBluetoothであるという情報は見つからなかった。

残念これは使えない、ボツである。

 

さて、前置きがすっかり長くなったが、上記スポーツウォッチを検討している間、スマートウオッチが3000円前後で沢山売られているのに気付いた。

 

例えばこれである。Amazonベストセラー1位で、700件を超えるレビューが付いている。評価はおおむね好意的である。

心拍計が付いており、Bluetoothによってスマホと連携する。これであれば、心拍センサーとしてスマホとも連携可能なのではないか?

上記の物は3800円で3000円というより4000円であるが、同様に見えるスマートウォッチは下は1000円以下からあり、売れ筋は3000円前後に分布しているようである。

表示部がバンド幅とあまり変わりがなく、スマートウォッチというよりスマートブレスレットといった方が適当かも知れない。

 

そして、こちらのスマートウォッチでサイコンの心拍センサーとして使用できたというレビューを発見した。これこそ、まさに求めていた情報である。値段も2380円と格安である。

このレビューを信じて、このスマートウォッチを購入していれば良かったかもしれないのだが……

 

一応サイコンと繋がったのだが、ペアリングにやや癖があり、遅延があるなど難点も併記されていることが気になった。

先にもいったように、同様のスタイルの商品は多数あり、値段ももう少し高い方が良い物なのではないか?そうした考えから、別のスマートウオッチを検討する事にした。

 

ところが、どの商品のレビューを片っ端から読んでも、あいまいな事しか書かれておらず、どれも決め手に欠ける。あれこれ見ているうちに、どれが良いのかサッパリ分からなくなった。

どれも医療用具ではないので、心拍計として正確でないというのは分かるのだが、それも程度問題である。正確でなくても全く参考にならなくては話にならない。その程度が分からない。

1000円以下で、いつも同じ数字が表示されるという詐欺的な商品もあり、それでは全くダメだが、多少低い数字が出ると書かれていても、それが10なのか20なのか、具体的な表現が皆無だと判断のしようがない。

 

あとは機能の多少だとか、値段でしか判断できないが、それも商品の良し悪しと必ずしもリンクしていないだろう。

自分としては、サイコンと連携出来て心拍だけはある程度正確に測れれば満足で、むしろ余計な機能はいらないのである。

 

そんな感じで頭を抱えていると、通常2780円のところタイムセールで1780円になっているスマートウオッチがあった。 

機能は少なめだが、先ほどもいった様に必要なのは心拍計である。少なめの機能でありながら、サイコンと連携できたというスマートウオッチより通常価格は高いわけで、悪い筈はなかろうという、今思えばよく分からない理屈でボタンを押してしまった。

タイムセールで値段が下げられるという事は、価格はあってないようなもので、原価はどっちが上かわかりゃしないのだが。

 

 

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てな感じで格安スマートウオッチなる物が届いた。メールで日本語の説明書が間に合わなかったので添付ファイルを送るといってきたが、ちゃんと日本語の説明書が入っていた。

Bluetooth 4.0 BLE ワイヤレス接続とあるのだが……

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結局、サイコンとの接続は失敗だったorz

SYNCモードでHr(ハートレート)を選びSCANするが、心拍数が表示されない。何度やってもダメである。

大体、スマホのアプリと連携する時にスマートウオッチ本体に表示されるIDをアプリに入力させる方式で、サイコンにIDを入力する機能はないから無理なのだろう。

これではサイコンのデータを管理しているSTRAVAに心拍のデータを送る事が出来ない。

この時点で半分ゴミのようなものである。

 

まあ、それでもスマートウォッチ単体で心拍がまともに計測できるなら、まだ利用価値があるといえる。

しかし、この点でも此奴は使えない代物だった。

 

なぜなら、取り合えずローラー台をそれなりにキツイ強度で回してみて、息がハーハーいっているというのに全然心拍数が上がらないのである。

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左がサイコンのアプリ画面で、右がスマートウォッチのアプリ画面である。

ローラー台を回した時刻が2019-1-21 18:30:52~となっているのだが、その時間辺りの心拍数のグラフを見ると120bpmに達していない。

最大心拍数は年齢とともに低下する傾向があるが、50代とはいえハーハー息が上がるような運動で120bpm以下という事はありえないだろう。150bpm程度は無いとおかしい。

更におかしいのは、ローラー台を回したのは25分ほどで、19:00以降運動らしい運動はしていないのだが、22時頃に謎の心拍数上昇があり、それがその日の最大心拍数となった事である。

どこかの国がいうように「機械は嘘をつかない」というのなら、おかしいのは自分の心臓という事になるが、納得いかないデータだ。

 

ちなみに、心拍数測定は24時間検出といっているが、通常モードだとデフォで30分間隔で、アプリによる設定で10分間隔まで縮められるが、連続計測ではない。連続計測にするにはスポーツモードにする必要がある。もちろんスポーツモードに切り替えて、運動中に度々表示を見てみたが、120どころか100にも達しない始末であった。120近辺まで上がったのは、実は運動が終わった直後なのである。

 

これでは運動中に負荷の強度を確かめようにも、全く当てにならない。

 

というわけで、とんでもないハズレ商品を買ってしまった事になるのだが、衝撃はそれだけではない。

 

実は3000円前後の格安スマートウォッチを検討するきっかけとなった、上のAmazonベストセラー1位商品についても、同様に全く使い物にならない事が判明した。

www.rakuten.ne.jp

同じ商品を販売している代理店のブログと思われるが、

心拍数を測る場合は、心拍数の画面を出したまま、画面に数値が表示するまで動かず30秒ぐらいを待ってください。 

というのである。 

心拍数を測るには30秒動かずにいろというのである。

 

これでは運動中に測れないではないか!

 

ランニング中はいちいち立ち止まって測れというのだろうか?

自転車も当然ペダリングは停止という訳だw

スポーツモードとはいったいなんなのだろうか。

 

結局、ベストセラー商品で少々値段が高くても、その程度の代物なのである。どうやら自分が買った商品が外れなのでなく、この分野の商品全般が信用ならないと判断して良さそうである。

近頃のAmazonレビューは当てにならないというが、こうした3000円前後の格安スマートウォッチについても、それは当てはまるといっていいだろう。

その罠にまんまとハマってしまった。まさに安物買いの銭失いだ。

 

やはり、スマートウォッチが欲しいなら、それなりに値の張る物でないとダメという訳だ。

うちの家族がGARMINのランニングウォッチを持っているが、嫉妬しつつも、それが正しい選択なのは間違いない。

 

 くやしいのう、くやしいのうorz

真冬は走る気無かったが越前水仙の里まで65kmのサイクリング

昨年の11月末に国見岳へ行った時あまりの寒さに辛い思いをして、その後ローラー台を入手したことで、もう春までサイクリングをするつもりはなかった。

 

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12月はいつもの練習コースへ3回行ったきりで、13日が外で走った最後。その時の気温が6℃位。

天気が良い日も何日かあった気がするが、天気予報の気温を見ては、走る気がしなかった。

 

ところが、先日新たにオモチャを入手してしまい、テストで極わずかな距離だが、外を走った。

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GPSで地図上に走行した軌跡が残るのが面白く、もっと長い距離を走ってみたくなった。

ネットを見ても、糞寒いのに天気が良ければライドに出かけるサイクリストが意外と多く羨ましかった。

こちとら冷え性だから無理とか、ローラーがあるから行かなくても平気だもんとか思いつつも、本音は羨ましいのである。

 

そんな感じで、天気予報を睨みつつ機会をうかがっていたのだが、成人の日の連休の日曜日に、意を決して出かけてきた。一昨日から天気が良く、当日も日中は晴れ。これならば、路面も乾いて走りやすいだろうという判断である。

この時期の当地は日中晴れたとしても、夜間は雨や雪の場合が多く、その場合は路面が濡れているので泥除けのないロードバイクでは走りたくないのである。 

気温も昼間は8℃位あるようなので、昨年12月の最後に走った日よりマシである。

 

コースは、この時期なので山へ向かうのは避けたい。とはいえ、当地福井の平野部は延々と田畑が広がるばかりで変化に乏しく面白みがない。平野部を経由して東尋坊方面の海へは、昨年の夏に行っているので、違うところへ行きたい。というか、途中の平野部は面白みがないというのが本音である。

結局、海へ向かう事にしたのだが、山越えルートを採る事にした。山といっても低山なので、雪があったり寒すぎる事はないだろう。

この時期当地の越前海岸では、水仙を栽培していて花のシーズンである。恒例の越前海岸水仙まつりも開催されているので、目的地を越前水仙の里とした。

コースプランを立てる為、出発前日にルートラボで線を引いた。

行きと帰りの道が違う周遊コースで約70㎞である。距離的には問題はないが、200m前後の山越えが2か所ある。平均斜度はきつい所で7%程度だ。行きは多分問題ないと思うが、貧脚なので帰りに苦労しそうである。帰りが厳しければ前半ルートの往復に変更すれば良いだろう。

 

当日、午前11時に出発する予定だったが、バタバタしているうちに11時30分になってしまった。結果からいうと、やはり最初の周遊コースは無理で、前半ルートの往復となった。

最初の4㎞ほどは河川敷のサイクリングコースを走る。前述したように路面が乾いていることを期待したが、残念ながら数か所水たまりがあり全開では走れなかった。序盤だからゆっくり目で良いが、楽に飛ばせるところは飛ばしたいところである。

5㎞からは完全に一般道となる。海岸までは県道を繋いで、海岸沿いは国道となる。

一部を除いて県道は狭いし、国道も3桁で十分な幅のある道とは言えない。後ろから抜きに来る車に十分注意して走ることになる。

まあ、都会程車の往来はないが、相変わらず当地の舗装状態は酷く、凹凸に注意しないとハンドルが取られてフラついたりすれば、接触事故の危険もありうる。前方、後方、路面確認の三方を常に注意しながらの走行は、視力と精神共に疲れる。

加えて、体力的にも辛いとなると、何が楽しくて走るのか?分からない人には分からないだろうが、ロードバイクを走らせることにだけ集中してアドレナリンを放出するのが楽しいのだろう。

さて、そろそろ上りに差し掛かる10㎞地点で、身体が蒸してきたので一旦止まってウィンドブレーカーを脱いだ。これは失敗で、少々寒いのは我慢してウィンドブレーカーを着ないで出発するべきだった。既に中のジャージが汗で濡れてしまい、以降冷たさを感じながら走る事になってしまった。

 

5%程度の上りは走りなれている筈だが、身体が冷えてしまったせいか調子が悪く、ペースが上がらない。斜度8%くらいの16㎞地点辺りでは10㎞/hを維持するのも辛い。

18.7㎞地点からは待望の下りである。身体が冷えているならウィンドブレーカーを着直した方が良いかもしれないが、風は震えるほど冷たくはなかったので、そのまま下りた。25㎞地点で海が見える。

あとは目的地の越前水仙の里公園まで6㎞ほどを海岸沿いの国道を走る。連休だけあって観光目的の車が多い。グループで走るロードバイクも見かけた。

 

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12時50分、越前水仙の里公園着。

ところが、周りを見回しても肝心の水仙の花が全く見当たらない。モニュメントとかレリーフの類の作り物はあるのだが、肝心の花がさっぱりである。

プランターに植えられた水仙もあったが、咲いていないw

奥の建物の中に温室があって、入場料300円を払うと、世界の様々な種類の水仙を見られるという施設なのだが、前庭には何もないというケチ臭さである。これで名所とか言われても、何だかなーである。

地方のダメな町おこしの典型である。

公園内にはロードバイク用のサイクルラックもないし、地球ロックできそうなポールの類も全くない。連休の休日で通りがかりに沢山見かけたロードバイクも、この公園内では自分以外に全くいなかった。

入場料300円は事前にわかっていたのだが、大事なロードバイクを停められる場所がないのでは、ゆっくり中を見るわけにはいかない。

 

しょうがないので、この場では水仙ではなく、綺麗な海の写真を撮った。

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水仙の里公園はガッカリ名所というか、観光施設の体をなしていないと思うのだが、この辺が水仙の花の名所というのは嘘ではなく、国道の周囲には水仙畑を見かけ、この地で沢山栽培されているのは本当である。 

海岸側の水仙の里公園の前の国道を挟んで反対側に山の上に向かう道があり、その上に越廼ふるさと資料館がある。そちらの方に何かあるかもしれないので上ってみる。

 

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資料館にはやはりロードバイクを安心して停めて置けるような場所ではなかったので、入らなかったが、周囲に水仙畑が有ったので写真を撮った。

昼時で家を出てから水以外口にしていないので、この場で携帯してきたエナジーバーを頬張る。

まともな観光客は海鮮食堂で名物の蟹などを食べるのだろうが、自分には無理である。

 

てな訳で、どこかで暖を取れれば良いが、目的地についてもずっと外にいて寒い。震えるほど寒くは無いし、むしろこの時期としては暖かいというべきだが、あまり長居はしないで、さっさと帰りたい。つまり最初のプランは無しでこのまま折り返しで帰る事にする。

距離的には6㎞しか違わないが、未知の山を上って帰るより、一度走った道を戻る方が気が楽である。

 

ところが、海岸沿いの国道は行きと違い向かい風で、来た時は30㎞/hだったのが20㎞/hしか出ない。北に向かうのだから北風で当然だ。これなら最初のプランのままの方が良かったか?

でも、山越えになれば斜度も高度もこちらの方が低いので楽な筈だ。

程なく海を後にして山となるが、大した斜度でない筈の山道がキツい。既に前半で足が終わってしまったようで、全然回らない。

いつものことだが、帰りはただひたすら家に戻りたいという思いだけである。

誰とは言わないが、いつも目的地に着くと帰りは輪行の人が羨ましい。

 

つらかったが、時間的には15時15分には家に戻ってきた。いつもはロードバイクを部屋に入れる前に雑巾で汚れを拭くだけだが、山間部で例によって凍結防止剤が撒かれていた為、車輪周りのフレームやブレーキにホースで水を掛けて洗ってから拭いた。その後、家で遅い昼食を掻き込んだ。

 

皆、冬でも乗っているからと出かけて見たものの、やはり冬のライドは自分には向いていないようだ。出かける人はそれなりに装備も立派なようであるし、グルメを楽しむ余裕もあるようだ。

透湿性の防寒ジャケットで、冬に美味しい海鮮を目当てにライドするのは楽しかろう。

自分にはそうした余裕はないだけであるorz

 

※昨年11月末国見岳へ行った時問題となった足先の冷えは、厚めの靴下を2枚重ねし、靴のマジックテープをゆるゆるに緩めて履き問題なかった。勿論シューズカバーも併用した。

 

もうすぐ販売終了GPSサイコンbryton Rider 10購入

輸入代理店の公式サイトで在庫限り終了となっているGPSサイコン

bryton Rider 10 を購入した。

BRYTON(ブライトン) RIDER 10 C (ライダー10C) GPSサイクルコンピューター(ケイデンスセンサー付) ブラック TB0F0R010CBLK

 

在庫限り終了なのは、後継の同じクラスの新型 bryton Rider 15 が発売となるからだろう。

BRYTON(ブライトン) RIDER 15C (ライダー15C) GPSサイクルコンピューター(ケイデンスセンサー付) TB0F0R015CBLK

新型が出るのに何故旧型をあえて購入するのか?

それは当然安いからである(キッパリ

上位機種にbryton Rider 530や310もあるが、シリーズ最下位クラスを買うのも勿論安いからであるorz

 

それまで通常、ケイデンスセンサー付きの Rider 10C*1が1万円ちょっとの希望小売価格のままで販売されていたのだが、昨年の11月末に突然7500円前後に値下げされたのだ。

 

とはいえ、これまでワンコイン以下の激安サイコンを使用してきた自分からするとこれでも十分高級品である。

ところが、幸運なことに先月にいつもは2千円程度のアソシエイト収入がたまたま7千円以上となり、晴れて購入と相成った。

 

そもそも、何故GPSサイコンが必要なのか?

 

基礎知識としてサイコン=サイクルコンピュータに詳しくない人向けに解説すると、GPSサイコンはGPSによって現在地の緯度経度を測定してそれを順次履歴として記録閲覧可能なサイクルコンピュータである。

GPSについては詳しい解説は今更不要だろう。

つまり、通常のサイコンの機能である速度と距離の表示以外にGPSロガーが内蔵されている物である。

 

誤解があるといけないが、走行した場所の位置を記録するのであって、必ずしもカーナビのように地図を表示して道案内をしてくれるとは限らない。

また、GPSの機能として現在地の時間も同時に記録されるので、時間経過による座標位置の変化を速度として計算出来る為、車輪にスピードセンサーを取り付けなくとも速度と距離を表示できる。センサーレスで取り付けが簡単、あるいは車体に余計な物を取り付けたくない目的で購入するサイクリストもいるようだ。

 

自分が欲しいのはナビ機能でもセンサーレスでもなく、走行履歴の記録閲覧機能である。

 

他のサイクリストのブログやTwitterで、STRAVAというアプリで自転車の走行記録を公開しているのを、しばしば見かける。

これまで、自分はルートナビというネットサービスで、手動で走行ルートを描いてブログやTwitterに載せてみたが、ルートナビは記録ではないので、実際に走らなくても描けてしまう。つまり実際は走ってなくても、走ったと嘘がつけてしまうので信用度がない。その為かどうか分からないが、Twitterでルートナビを貼り付けて今日はここを走ったと呟いても反応が薄い。

勿論、単にフォロワーが少ないだけかもしれないが、走行記録の信用度という意味で劣っているのも確かだろう。

 

STRAVAはGPSによる走行履歴を記録表示できるアプリである。

 

ただし、STRAVAはGPSサイコンを使用しなくても、スマホ自体のGPS機能を使って走行履歴を記録する事も可能である。サイコンを使わず、スマホをサイコンとして使用しているサイクリストも大勢いる。

しかし、自分のスマホはFREETELのPriori 3という低スペックの旧型で、GPSの電波のつかみが怪しいし電池も大容量でない。いつもソロツーリングなのでスマホはいざという時の連絡用に電池を温存したい。スマホ派のサイクリストは当然モバイルバッテリーを併用しているが、自分のロードバイクはこれも安物の低スペックなので、余計な物を持って重量が嵩むのも避けたい。

 

またGPSサイコンは、通常のサイコンよりも高価格帯の製品でもあるので、他の機能についても多機能高性能である事が多い。

オプションでケイデンスセンサーやハートレートセンサーを付加できる物が殆どである。

ケイデンスは自動車でいうところのタコメーターである。単位も同じrpmである。ただし、エンジンではなく足の回転数である。

ハートレート=心拍数である。

どちらもロードバイクを効率的に走らせるには必要な数値である。

 

当然今まで使っていたワンコイン以下のサイコンには付いていない。2千円位出せばケイデンス付きのサイコンが買えるが、ハートレートセンサーがつけられる機種は非GPSのサイコンでは殆どない。

どの道GPSロガー機能が欲しいので、安いケイデンス付きのサイコンを買ったとしても買い直しである。それは無駄な出費になるので、今までケイデンス無しで我慢してきた。

 

そういう理由でGPSサイコンが欲しいと思っていた。ただし、一部センサーレスでスピードが測れることを売りにしたシンプルなGPSサイコンがあり、ケイデンスやハートレートセンサーのオプションを付加出来ないので注意が必要である。

 

  • GPSによる走行履歴の記録閲覧
  • ケイデンスセンサーとハートレートセンサーが付加可能
  • なるべくお安く

まとめると上記の条件となる。

また、ローラー台で使用するのでGPSでは速度計測出来ずスピードセンサーも付けたいが、ケイデンスセンサーが付けられればスピードセンサーも付けられる筈である。

 

センサーにはANT+という規格とBluetooth SMARTの物があるが、bryton Rider 10Blutetooth接続のみである。最近のセンサーは両方の規格に対応している物が殆どなので自分は問題ないと判断した。規格としてはANT+の方が古く、ANT+の古いセンサーを持っている人はこの機種では使えない。

 

ライバル機種としては iGPSPORT iGS10 や LEZYNE MACRO GPS があり、それぞれ一長一短であるが、結局価格的に最も安い bryton Rider 10C を購入したことになる。

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*1:ちなみにbrytonのサイコンの末尾記号がEの場合は本体のみ、Tの場合はケイデンス・スピード・ハートレートセンサー付きとなる

ダイソン サイクロン V10 アブソリュートエクストラ レビュー

一週間ほど前、ケチな家人には珍しく、最新のコードレス掃除機ダイソン サイクロンV10アブソリュートエクストラを買ってきた。

確か10年ほど前に買った1万円もしない安物のサンヨー製掃除機が動かなくなってしまったのは知っていたが、その8倍の価格の代物を買ってくるとは驚いた。

自分の購入品ではないが、一応自分も使用するし、せっかくの機会なのでレビューする。

 

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開封前の外箱。dyson cyclone v10 absolute extra と表示されている。

ちなみにググってみると、日本国内のネットにおいては該当の機種が全然見当たらない。英語でも殆ど見つからない。似た機種名では absolute pro(アブソリュートプロ)というのがある。

ネットで引っ掛かる情報は、アブソリュートプロの物ばかりである。

代わりに下位シリーズのV8アブソリュートエクストラが検索に掛かる。

 

ダイソン 掃除機 コードレス V8 Absolute Extra SV10 ABL EXT

ダイソン 掃除機 コードレス V8 Absolute Extra SV10 ABL EXT

 

この辺が謎である。店頭売り専用の特別セットなのだろうか?

 

とにかく開梱である。開けてみれば何か分かるだろう。

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バラバラと凄い数のパーツが出てきた。あまり考えずに出してしまったので、どこにどのパーツが収まっていたのか分からなくなってしまった。エコ思想で発泡スチロールやポリ袋の類の代わりに全て段ボールなので、パズルみたいで余計に分からない。元に戻す機会がない事を祈ろうw

 

ダイソン サイクロン クリーナーはキャニスタータイプの従来から、同じシリーズ名の後に付属品の違いによるグレード名を付加して機種名としてきた。

アブソリュートプロエクストラの違いも恐らく付属品の違いと思われる。

 

f:id:mfigure:20181227180033j:plain充電器と壁掛けホルダー以外のノズル類を並べてみた。

電動で駆動されるモーターヘッド系と、非電動系を分けて並べてある。延長パイプの左上2点とパイプに装着された1点の計3点がモーターヘッド系である。

 

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似たようなモーターヘッド2点。区別が付きやすいようにラベルを貼った。

左がソフトローラークリーナーヘッド

右がダイレクトドライブクリーナーヘッド

である。

ソフトローラーは畳とフローリングに対応したモーターヘッドで、ダイレクトドライブは毛足の長いカーペット用である。

 

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裏側から見たところ。ローラーの材質が全く違っている。

 

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首の可動部分の構造も違う。ソフトローラーは上下と左右の屈曲だが、ダイレクトドライブは上下屈曲だが左右は回転である。ダイレクトドライブの方が使いやすく感じるが、何故このように可動方法を変えたのだろう?

 

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ミニモーターヘッド。ブラシの構造はダイレクトドライブクリーナーヘッドに近い。ふわふわのファブリック素材のソファーなどを想定しているのだろう。

 

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フトンツール。全く単純な作りだが、これでレイコップより良く吸うらしい、本当か?

 

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フレキシブルハードフロアツール。フローリングなど固い床材の掃除に適している、とのことだが、フローリングはソフトローラークリーナーヘッドの出番ではないのか?

首が180度曲がるので狭い部分の掃除に適しているともあるが、謎である。

家人に訊くと、店の話では玄関土間のタイルなどに使用すれば家の外用ノズルとして使い分けができるとの説明だったとか。

ゴム製のフラップは高さを切り替えられる。

 

どうやら、これがエクストラとプロとの違いらしい。

アブソリュートプロというか、他のセットにはフレキシブルハードフロアツールは付いていない。

アブソリュートエクストラ独自のパーツがフレキシブルハードフロアツールである。

あまり自分は有り難い気がしないのだが。

そのかわり、アブソリュートプロにはついているミニソフトブラシは付いていない。

何だかなーという感じである。

 

以上のノズルツールに加え

アップトップアダプター(角度が曲がるパイプ)

延長ホース

隙間ノズル

コンビネーションノズル(先に長いブラシが付いている)

の4点が付く。

 

今のところフレキシブルハードフロアツールについて述べたダイソン サイクロンV10のネット情報は見つからないので、アブソリュートエクストラは最近設定されたばかりのセットなのかもしれない。

 

参考リンク

【ダイソンV10】おすすめの種類はどれ? | KADEN LIFE ダイソン掃除機・ドライヤー・空調家電

 

いずれにしても、うちのように畳とカーペットが混在する家では、ソフトローラークリーナーヘッドとダイレクトドライブクリーナーヘッドの両方が必要なので、他の安いセットはダメで高価なアブソリュートプロかエクストラを選ぶしかないという訳である。

この2つは別売りしていないので、後から買い足すわけにはいかない。

 

尚、モーターヘッド系のノズルと一部のパーツは組み合わせて使用する事が出来ない。

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分り難い写真で申し訳ないが、中央のミニモーターヘッドとアップトップアダプターは完全に結合していない。右のフレキシブルハードフロアツールと延長ホースは赤いボタンがパチンとハマっているが、中央のミニモーターヘッドのボタンはハマっていない。

モーターヘッド系のパーツは結合部に電源供給用のコネクターが出っ張っているが、コネクターを持たないパーツには、それが当たってハマらないのである。

電源供給のコネクターが付いているのは延長パイプのみで、あとは直接本体に挿すしかない。

 

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それらで延長ホースやアップトップアダプターは必要ないといえば必要ないので、その方が間違いがないとはいえる。

 

てな感じで、最初はパーツの数に戸惑ったのだが、若ければそのうち覚えて慣れるだろう。うちの年寄りが覚えられるかどうかは疑問だが。

 

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細かいパーツは袋にでも突っ込んでしまえば、コンパクトにまとまるが、袋の中に手を突っ込んでゴソゴソやるのは面倒である。

 

 出来れば専用スタンドがあった方がスマートである。家人も一瞬考えたそうだが、何とかなると買わなかったらしい。

 

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おかげで、ボロ家に木ねじの穴がまた増える事になった。

最初は電灯スイッチの右側に付けるつもりだったが、スイッチのカバーを外してみると薄い石膏ボードで、アンカーを使っても留まらない様に思えたので、柱の方に留めた。

壁掛けアダプターの説明書に下のネジ穴を床から120㎝の位置にしろとあるので、その通りにしたが、先のノズルが床から10㎝位浮いてしまった。床に着く高さの方が良かったのに、何故その高さなのか?不愉快である。

 

充電は空になってから3時間半である。使用時間は通常使用のパワーモード2(3段階切り替え)でモーターヘッドを使用すると、僅か20分である。強モードでは5分しか持たない。こんなんで十分掃除できるのか?

 

というわけで、さっそく使ってみたが、確かに性能は素晴らしい。

吸引力は中のパワーモード2でも十分で、カーペットを掃除するとクリアビンの中に見る見るうちに綿埃が溜まっていく。5分程度で一杯になってしまったので、ゴミを捨てる必要がある。

ゴミ捨てはレバーが固いがワンタッチである。ただし若い者は苦も無くレバーが押せるが、高齢者だと苦労しそうである。一発目固くて、無理して壊してしまわないかと心配になったほどだ。二発目からは大丈夫だと分かるわけだが。またワンタッチだが、細かい粉塵の一部はビンの内側に残るので気分が悪い。

買ったばかりなのに、あっという間に汚い中古品であるw

粉塵が残ったとしても何の不都合も無いので、気にしなければ良いだけだが、ガッカリだ。ビンはすっぽり抜くことも可能だが、まあ洗わないだろう。

 

フトンツールも使ってみたが、単純なノズルのわりに使い勝手は悪くなかった。吸引力もレイコップより吸えると豪語するだけの事はある。

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おぞましい粉塵がクリアビンに貯まっていく。

 

騒音もキャニスタータイプで悪評があったような轟音ではなく、壊れてしまったサンヨーの掃除機より遥かに静かである。夜間でも気にせず使えるレベルである。

内部の密閉度が高いせいか、一瞬だけトリガースイッチを引くと、ポワンと、間抜けな音がするのも可愛いw

 

といった具合で性能的には満足であるが、使い勝手で大きな欠点がある。

何といってもハンディにしては大きく重いのである。片手でしばらく持っていると手首が痺れてくるほど重い。まるで金属製のモデルガンを持っているような重さである。

 

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量ってみると、本体だけで1.5kg以上ある。延長パイプとモーターヘッドを組み合わせると2kgを優に超えるだろう。女性や高齢者には厳しい重さだろう。うちの親父に扱えるかどうか怪しい所だ。まあ、大体の掃除は我々がやるが、ちょっとしたことで部屋を汚して、こっそり掃除というのはあり得る。

本体を床に置いて、延長ホースで掃除する方法もあるが、トリガースイッチで押した間しか通電しないので、片手でスイッチを押しながらもう一方の手で掃除をするのは不便だろう。

充電式で余計な電力を使わないためのトリガー式だが、不便な点である。ロックボタンが欲しい。

 

結局、重いので長時間掃除していると、手が疲れるので嫌になってくる。一度に長く掃除しないで休憩することになる。だから、稼働時間が20分しかなくても十分という事になる。20分でも疲れるので、せいぜい10分程度しか連続して掃除したくない。

なるほどである。

 

休日にまとめて家の掃除をやる向きには全く向かないが、普段から少しづつ掃除する習慣があれば、この程度の稼働時間でも全く問題ないという事だろう。

ライフスタイルを変える必要があるというか、ライフスタイルを変える掃除機という感じだ。

 

ともかく、ヘビー級の重量で使う人を選ぶ嫌いはあるが、噂通りの吸引力で概ね満足に使える掃除機で良かった。