スネップ仙人が毒吐くよ

60代独身じじぃの独白記


もうすぐ販売終了GPSサイコンbryton Rider 10購入

輸入代理店の公式サイトで在庫限り終了となっているGPSサイコン

bryton Rider 10 を購入した。

BRYTON(ブライトン) RIDER 10 C (ライダー10C) GPSサイクルコンピューター(ケイデンスセンサー付) ブラック TB0F0R010CBLK

 

在庫限り終了なのは、後継の同じクラスの新型 bryton Rider 15 が発売となるからだろう。

BRYTON(ブライトン) RIDER 15C (ライダー15C) GPSサイクルコンピューター(ケイデンスセンサー付) TB0F0R015CBLK

新型が出るのに何故旧型をあえて購入するのか?

それは当然安いからである(キッパリ

上位機種にbryton Rider 530や310もあるが、シリーズ最下位クラスを買うのも勿論安いからであるorz

 

それまで通常、ケイデンスセンサー付きの Rider 10C*1が1万円ちょっとの希望小売価格のままで販売されていたのだが、昨年の11月末に突然7500円前後に値下げされたのだ。

 

とはいえ、これまでワンコイン以下の激安サイコンを使用してきた自分からするとこれでも十分高級品である。

ところが、幸運なことに先月にいつもは2千円程度のアソシエイト収入がたまたま7千円以上となり、晴れて購入と相成った。

 

そもそも、何故GPSサイコンが必要なのか?

 

基礎知識としてサイコン=サイクルコンピュータに詳しくない人向けに解説すると、GPSサイコンはGPSによって現在地の緯度経度を測定してそれを順次履歴として記録閲覧可能なサイクルコンピュータである。

GPSについては詳しい解説は今更不要だろう。

つまり、通常のサイコンの機能である速度と距離の表示以外にGPSロガーが内蔵されている物である。

 

誤解があるといけないが、走行した場所の位置を記録するのであって、必ずしもカーナビのように地図を表示して道案内をしてくれるとは限らない。

また、GPSの機能として現在地の時間も同時に記録されるので、時間経過による座標位置の変化を速度として計算出来る為、車輪にスピードセンサーを取り付けなくとも速度と距離を表示できる。センサーレスで取り付けが簡単、あるいは車体に余計な物を取り付けたくない目的で購入するサイクリストもいるようだ。

 

自分が欲しいのはナビ機能でもセンサーレスでもなく、走行履歴の記録閲覧機能である。

 

他のサイクリストのブログやTwitterで、STRAVAというアプリで自転車の走行記録を公開しているのを、しばしば見かける。

これまで、自分はルートナビというネットサービスで、手動で走行ルートを描いてブログやTwitterに載せてみたが、ルートナビは記録ではないので、実際に走らなくても描けてしまう。つまり実際は走ってなくても、走ったと嘘がつけてしまうので信用度がない。その為かどうか分からないが、Twitterでルートナビを貼り付けて今日はここを走ったと呟いても反応が薄い。

勿論、単にフォロワーが少ないだけかもしれないが、走行記録の信用度という意味で劣っているのも確かだろう。

 

STRAVAはGPSによる走行履歴を記録表示できるアプリである。

 

ただし、STRAVAはGPSサイコンを使用しなくても、スマホ自体のGPS機能を使って走行履歴を記録する事も可能である。サイコンを使わず、スマホをサイコンとして使用しているサイクリストも大勢いる。

しかし、自分のスマホはFREETELのPriori 3という低スペックの旧型で、GPSの電波のつかみが怪しいし電池も大容量でない。いつもソロツーリングなのでスマホはいざという時の連絡用に電池を温存したい。スマホ派のサイクリストは当然モバイルバッテリーを併用しているが、自分のロードバイクはこれも安物の低スペックなので、余計な物を持って重量が嵩むのも避けたい。

 

またGPSサイコンは、通常のサイコンよりも高価格帯の製品でもあるので、他の機能についても多機能高性能である事が多い。

オプションでケイデンスセンサーやハートレートセンサーを付加できる物が殆どである。

ケイデンスは自動車でいうところのタコメーターである。単位も同じrpmである。ただし、エンジンではなく足の回転数である。

ハートレート=心拍数である。

どちらもロードバイクを効率的に走らせるには必要な数値である。

 

当然今まで使っていたワンコイン以下のサイコンには付いていない。2千円位出せばケイデンス付きのサイコンが買えるが、ハートレートセンサーがつけられる機種は非GPSのサイコンでは殆どない。

どの道GPSロガー機能が欲しいので、安いケイデンス付きのサイコンを買ったとしても買い直しである。それは無駄な出費になるので、今までケイデンス無しで我慢してきた。

 

そういう理由でGPSサイコンが欲しいと思っていた。ただし、一部センサーレスでスピードが測れることを売りにしたシンプルなGPSサイコンがあり、ケイデンスやハートレートセンサーのオプションを付加出来ないので注意が必要である。

 

  • GPSによる走行履歴の記録閲覧
  • ケイデンスセンサーとハートレートセンサーが付加可能
  • なるべくお安く

まとめると上記の条件となる。

また、ローラー台で使用するのでGPSでは速度計測出来ずスピードセンサーも付けたいが、ケイデンスセンサーが付けられればスピードセンサーも付けられる筈である。

 

センサーにはANT+という規格とBluetooth SMARTの物があるが、bryton Rider 10Blutetooth接続のみである。最近のセンサーは両方の規格に対応している物が殆どなので自分は問題ないと判断した。規格としてはANT+の方が古く、ANT+の古いセンサーを持っている人はこの機種では使えない。

 

ライバル機種としては iGPSPORT iGS10 や LEZYNE MACRO GPS があり、それぞれ一長一短であるが、結局価格的に最も安い bryton Rider 10C を購入したことになる。

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*1:ちなみにbrytonのサイコンの末尾記号がEの場合は本体のみ、Tの場合はケイデンス・スピード・ハートレートセンサー付きとなる

ダイソン サイクロン V10 アブソリュートエクストラ レビュー

一週間ほど前、ケチな家人には珍しく、最新のコードレス掃除機ダイソン サイクロンV10アブソリュートエクストラを買ってきた。

確か10年ほど前に買った1万円もしない安物のサンヨー製掃除機が動かなくなってしまったのは知っていたが、その8倍の価格の代物を買ってくるとは驚いた。

自分の購入品ではないが、一応自分も使用するし、せっかくの機会なのでレビューする。

 

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開封前の外箱。dyson cyclone v10 absolute extra と表示されている。

ちなみにググってみると、日本国内のネットにおいては該当の機種が全然見当たらない。英語でも殆ど見つからない。似た機種名では absolute pro(アブソリュートプロ)というのがある。

ネットで引っ掛かる情報は、アブソリュートプロの物ばかりである。

代わりに下位シリーズのV8アブソリュートエクストラが検索に掛かる。

 

ダイソン 掃除機 コードレス V8 Absolute Extra SV10 ABL EXT

ダイソン 掃除機 コードレス V8 Absolute Extra SV10 ABL EXT

 

この辺が謎である。店頭売り専用の特別セットなのだろうか?

 

とにかく開梱である。開けてみれば何か分かるだろう。

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バラバラと凄い数のパーツが出てきた。あまり考えずに出してしまったので、どこにどのパーツが収まっていたのか分からなくなってしまった。エコ思想で発泡スチロールやポリ袋の類の代わりに全て段ボールなので、パズルみたいで余計に分からない。元に戻す機会がない事を祈ろうw

 

ダイソン サイクロン クリーナーはキャニスタータイプの従来から、同じシリーズ名の後に付属品の違いによるグレード名を付加して機種名としてきた。

アブソリュートプロエクストラの違いも恐らく付属品の違いと思われる。

 

f:id:mfigure:20181227180033j:plain充電器と壁掛けホルダー以外のノズル類を並べてみた。

電動で駆動されるモーターヘッド系と、非電動系を分けて並べてある。延長パイプの左上2点とパイプに装着された1点の計3点がモーターヘッド系である。

 

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似たようなモーターヘッド2点。区別が付きやすいようにラベルを貼った。

左がソフトローラークリーナーヘッド

右がダイレクトドライブクリーナーヘッド

である。

ソフトローラーは畳とフローリングに対応したモーターヘッドで、ダイレクトドライブは毛足の長いカーペット用である。

 

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裏側から見たところ。ローラーの材質が全く違っている。

 

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首の可動部分の構造も違う。ソフトローラーは上下と左右の屈曲だが、ダイレクトドライブは上下屈曲だが左右は回転である。ダイレクトドライブの方が使いやすく感じるが、何故このように可動方法を変えたのだろう?

 

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ミニモーターヘッド。ブラシの構造はダイレクトドライブクリーナーヘッドに近い。ふわふわのファブリック素材のソファーなどを想定しているのだろう。

 

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フトンツール。全く単純な作りだが、これでレイコップより良く吸うらしい、本当か?

 

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フレキシブルハードフロアツール。フローリングなど固い床材の掃除に適している、とのことだが、フローリングはソフトローラークリーナーヘッドの出番ではないのか?

首が180度曲がるので狭い部分の掃除に適しているともあるが、謎である。

家人に訊くと、店の話では玄関土間のタイルなどに使用すれば家の外用ノズルとして使い分けができるとの説明だったとか。

ゴム製のフラップは高さを切り替えられる。

 

どうやら、これがエクストラとプロとの違いらしい。

アブソリュートプロというか、他のセットにはフレキシブルハードフロアツールは付いていない。

アブソリュートエクストラ独自のパーツがフレキシブルハードフロアツールである。

あまり自分は有り難い気がしないのだが。

そのかわり、アブソリュートプロにはついているミニソフトブラシは付いていない。

何だかなーという感じである。

 

以上のノズルツールに加え

アップトップアダプター(角度が曲がるパイプ)

延長ホース

隙間ノズル

コンビネーションノズル(先に長いブラシが付いている)

の4点が付く。

 

今のところフレキシブルハードフロアツールについて述べたダイソン サイクロンV10のネット情報は見つからないので、アブソリュートエクストラは最近設定されたばかりのセットなのかもしれない。

 

参考リンク

【ダイソンV10】おすすめの種類はどれ? | KADEN LIFE ダイソン掃除機・ドライヤー・空調家電

 

いずれにしても、うちのように畳とカーペットが混在する家では、ソフトローラークリーナーヘッドとダイレクトドライブクリーナーヘッドの両方が必要なので、他の安いセットはダメで高価なアブソリュートプロかエクストラを選ぶしかないという訳である。

この2つは別売りしていないので、後から買い足すわけにはいかない。

 

尚、モーターヘッド系のノズルと一部のパーツは組み合わせて使用する事が出来ない。

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分り難い写真で申し訳ないが、中央のミニモーターヘッドとアップトップアダプターは完全に結合していない。右のフレキシブルハードフロアツールと延長ホースは赤いボタンがパチンとハマっているが、中央のミニモーターヘッドのボタンはハマっていない。

モーターヘッド系のパーツは結合部に電源供給用のコネクターが出っ張っているが、コネクターを持たないパーツには、それが当たってハマらないのである。

電源供給のコネクターが付いているのは延長パイプのみで、あとは直接本体に挿すしかない。

 

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それらで延長ホースやアップトップアダプターは必要ないといえば必要ないので、その方が間違いがないとはいえる。

 

てな感じで、最初はパーツの数に戸惑ったのだが、若ければそのうち覚えて慣れるだろう。うちの年寄りが覚えられるかどうかは疑問だが。

 

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細かいパーツは袋にでも突っ込んでしまえば、コンパクトにまとまるが、袋の中に手を突っ込んでゴソゴソやるのは面倒である。

 

 出来れば専用スタンドがあった方がスマートである。家人も一瞬考えたそうだが、何とかなると買わなかったらしい。

 

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おかげで、ボロ家に木ねじの穴がまた増える事になった。

最初は電灯スイッチの右側に付けるつもりだったが、スイッチのカバーを外してみると薄い石膏ボードで、アンカーを使っても留まらない様に思えたので、柱の方に留めた。

壁掛けアダプターの説明書に下のネジ穴を床から120㎝の位置にしろとあるので、その通りにしたが、先のノズルが床から10㎝位浮いてしまった。床に着く高さの方が良かったのに、何故その高さなのか?不愉快である。

 

充電は空になってから3時間半である。使用時間は通常使用のパワーモード2(3段階切り替え)でモーターヘッドを使用すると、僅か20分である。強モードでは5分しか持たない。こんなんで十分掃除できるのか?

 

というわけで、さっそく使ってみたが、確かに性能は素晴らしい。

吸引力は中のパワーモード2でも十分で、カーペットを掃除するとクリアビンの中に見る見るうちに綿埃が溜まっていく。5分程度で一杯になってしまったので、ゴミを捨てる必要がある。

ゴミ捨てはレバーが固いがワンタッチである。ただし若い者は苦も無くレバーが押せるが、高齢者だと苦労しそうである。一発目固くて、無理して壊してしまわないかと心配になったほどだ。二発目からは大丈夫だと分かるわけだが。またワンタッチだが、細かい粉塵の一部はビンの内側に残るので気分が悪い。

買ったばかりなのに、あっという間に汚い中古品であるw

粉塵が残ったとしても何の不都合も無いので、気にしなければ良いだけだが、ガッカリだ。ビンはすっぽり抜くことも可能だが、まあ洗わないだろう。

 

フトンツールも使ってみたが、単純なノズルのわりに使い勝手は悪くなかった。吸引力もレイコップより吸えると豪語するだけの事はある。

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おぞましい粉塵がクリアビンに貯まっていく。

 

騒音もキャニスタータイプで悪評があったような轟音ではなく、壊れてしまったサンヨーの掃除機より遥かに静かである。夜間でも気にせず使えるレベルである。

内部の密閉度が高いせいか、一瞬だけトリガースイッチを引くと、ポワンと、間抜けな音がするのも可愛いw

 

といった具合で性能的には満足であるが、使い勝手で大きな欠点がある。

何といってもハンディにしては大きく重いのである。片手でしばらく持っていると手首が痺れてくるほど重い。まるで金属製のモデルガンを持っているような重さである。

 

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量ってみると、本体だけで1.5kg以上ある。延長パイプとモーターヘッドを組み合わせると2kgを優に超えるだろう。女性や高齢者には厳しい重さだろう。うちの親父に扱えるかどうか怪しい所だ。まあ、大体の掃除は我々がやるが、ちょっとしたことで部屋を汚して、こっそり掃除というのはあり得る。

本体を床に置いて、延長ホースで掃除する方法もあるが、トリガースイッチで押した間しか通電しないので、片手でスイッチを押しながらもう一方の手で掃除をするのは不便だろう。

充電式で余計な電力を使わないためのトリガー式だが、不便な点である。ロックボタンが欲しい。

 

結局、重いので長時間掃除していると、手が疲れるので嫌になってくる。一度に長く掃除しないで休憩することになる。だから、稼働時間が20分しかなくても十分という事になる。20分でも疲れるので、せいぜい10分程度しか連続して掃除したくない。

なるほどである。

 

休日にまとめて家の掃除をやる向きには全く向かないが、普段から少しづつ掃除する習慣があれば、この程度の稼働時間でも全く問題ないという事だろう。

ライフスタイルを変える必要があるというか、ライフスタイルを変える掃除機という感じだ。

 

ともかく、ヘビー級の重量で使う人を選ぶ嫌いはあるが、噂通りの吸引力で概ね満足に使える掃除機で良かった。

 

固定ローラー エリート ハイドロマグとミノウラ マグネット式の違い

今回もローラー台の話題。

前回気になるブックマークコメントを頂いた。

自転車のローラー台3方式、固定ローラーに決めた理由 - スネップ仙人が毒吐くよ

練習量が一定以上になるとタイヤ代金がかかるので、専用タイヤ(込みのホイール、スプロケ一式)かダイレクトドライブにした方がランニングコストはおさえられます。Zwiftするならダイレクトドライブ。

2018/12/15 23:11

普通の人には分かりにくいコメントなので、翻訳すると

タイヤで直接ローラーを駆動するタイプの固定ローラーはタイヤが摩耗するので、ローラー台専用のホイールとタイヤを用意して、それに取り換えるか、タイヤで駆動しないで、自転車のチェーンをローラー台のギアに引っ掛けて駆動する、ダイレクトドライブのローラー台にした方が良い。

というお話。

 

まあ、自分はロードバイクに乗り始めて一年目の初心者でもあるので、先輩としてのアドバイスなのだろう。

有難うございますと素直にいうべきだろうが、その様なことは調査済みである。

 

こんな具合だから、生意気だとか、嫌われてしまうのだろうが……

 

大体、貧乏性じゃなくて本当に貧乏なので、下手に手を出して失敗をしたくないので、ネットで調べればすぐ分かるような情報は殆ど知った上で、物を買うようにしている。

 

そんなら、素直に専用タイヤを買えば良いとか、ダイレクトドライブを買えとかいう話をしたがる人がいるが、知った上であえてお金がないから、そうじゃない選択をしている。

だって無い袖は振れないから!

 

これが、うちのブログの大前提なので、以降お見知りおきを。

 

初心者にお気使い有難うございます。

でも、その問題は心配ないのですよ。

何故なら、このエリート スーパークロノ・ハイドロマグ・エラストゲル、既に100㎞以上使用しているが、タイヤが摩耗する気配なし。

タイヤドライブの固定ローラーは、タイヤカスが飛ぶとか、あっという間にタイヤが台形になるとか、噂は訊いていたが、その様な事は今のところ感じられない。

 

まあ、100㎞位じゃ分かんないよな。

その通りだと思うが、じゃあ実走はどうなのか?実走しても100㎞位じゃタイヤの摩耗なんか分からない。その10倍、1000㎞走れば、タイヤ減ったと分かるけどさ。

結局、実走と変わんないという話。

実走レベルの摩耗なら、別に専用タイヤを用意したり、高価なダイレクトドライブにしなきゃいけない理由にはならんでしょ。

 

文章で話だけで、減らないって書いても、証明する物は何もなくて、信じてもらうしかないんだけど。

逆に減りまくるとか、タイヤカス出まくり、って事なら写真で見せられるけど、無いものを撮っても証明にならんし、困っちゃうんだけどw

 

尤も、タイヤが摩耗するというのも一般的なタイヤドライブの固定ローラー台のイメージとしては間違っていなくて、このエリート スーパークロノ・ハイドロマグ・エラストゲルが変わってるのだ。

てな感じで、長い前置きなんだけども、実は一般的な固定ローラーの代表としてミノウラのマグネット式のハイパーマグという台も20㎞ほど試用しているので、以下使用感の違いを述べたい。

 

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上の写真、左がエリート スーパークロノ・ハイドロマグ・エラストゲル、右がミノウラのマグネット式ハイパーマグである。

長いので以下、エリート ハイドロマグミノウラ マグネット式とする。

 

両者、先ずフレームの作りが全く違い、自転車の後輪の固定方法が違っている。

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ローラー台のフレームを単純化して横から見ると、エリート ハイドロマグは片持ちで斜め上下に振れる棒の先に後輪が取り付けられている。一方ミノウラ マグネット式は後輪は完全に固定されていて振れる事はない。

また後輪を押さえているパイプの形状も、エリート ハイドロマグは楕円パイプに対し、ミノウラ マグネット式は角パイプである。

つまり同じ固定ローラーといっても、エリート ハイドロマグは柔軟性を意識しており、逆にミノウラ マグネット式は強固に固定する事を意識したフレームデザインである。

実際にロードバイクを漕いでみると、エリート ハイドロマグは左右に車体が揺れるが、ミノウラ マグネット式は全く揺れない。

これは素人目にはミノウラは安定感抜群で安心して力いっぱい漕げるといった感想も見かけるが、応力が自転車のフレームの弱い部分に集中して破断するなどのトラブルに繋がるので実は良くない。エリートの方が応力の逃げがあるので自転車には優しいし、揺れる物を揺らさないように漕ぐのもテクニックである。

 

以上のようなフレームデザインの為、自転車のタイヤをローラーユニットに押し付ける方法も違っている。

エリート ハイドロマグの場合は自転車の後輪が斜め上下に可動するので、自転車の車重でタイヤを固定されたローラーユニットに押し付ける。勿論車重には人間の体重も含まれる。地面に車重が乗ってタイヤが押し付けられるのと同じであり、自然な走行感が得られる。乗るだけなので、特別な調整もいらない。

一方ミノウラ マグネット式は後輪ががっちり固定されて空中に浮いているので、ローラーユニットの方をネジとバネで押し付ける方式である。

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ダイヤルでネジを回して、適当な圧力でローラーがタイヤに接触するように調整する。

マニュアルには3~4㎜タイヤが凹む位とアバウトに書かれている。圧力は弱すぎるとタイヤがスリップして摩耗しやすくなるので、強い方が良いとも書かれている。ただし、強すぎるとタイヤ変形が大きくなるので高速でバーストの恐れがあるとも。

 

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文章にするとタイヤが3~4㎜凹む位と、具体的な数字が書かれているが、実際は目安となるゲージがあるわけではなく目分量でしかない。

セカンドバイクをローラー台専用にしている場合は良いが、自転車1台でローラー台と実走を繰り返し使用する場合は、毎度調整をやり直さないといけないし、その調整もいつも同じになるとは限らない。これは非常に使い勝手が悪い。

ミノウラ以外のメーカーでは適当な圧力になるとダイヤルが空回りしたり、レバーを倒すとバネで適当な圧力に自動調整されるローラー台もあるが、ミノウラは現行品でもこういう使い勝手の悪い方式である。

尚タイヤの空気圧は通常の1割増し、もしくは100PSIが推奨の様である。この空気圧も最近のロードバイクの流行からすると高い値である。

タイヤと地面の接触圧は走行条件によって変化するのが当たり前で、固定された接触圧では自然な走行感も得られないだろう。

 

外観から判別がつく、大きな違いは以上の2点であるが、負荷を生むローラーユニットの内部構造も随分違った物である。

エリート ハイドロマグは名前から分かるように、ハイドロとマグネットのハイブリッド方式である。

ハイドロとはフルード式と一般的にいわれる方式で、粘性のあるオイルの中を羽が回る事で負荷を得る。

マグネット式は対向する永久磁石の間に置かれた非鉄金属のローターに生じる電磁誘導を負荷とする。

ハイドロ式はオイルの粘性と羽の形状で抵抗が決まってしまうので、負荷の強さを容易に変更できないが、マグネット式は対向する磁石の間隔を変更する事で容易に負荷の強さを変更できる。

このように書くと、ハイドロよりもマグネット式の方が利があるように聞こえるが、ハイドロ式にもメリットがあり、低回転では低い抵抗だが、回転が上がるにつれ2次関数的に抵抗が大きく立ち上がる特性があり、実走で感じる空気抵抗や転がり抵抗の特性と近似で走行感が自然なのである。

マグネット式の場合は回転数と抵抗は直線的に比例しており、実際の走行感とは違った物である。

 

原理はさておき使用してみると、エリート ハイドロマグは負荷を調整するダイヤルノブを最弱にすれば純粋なハイドロ=フルード式であり、漕ぎだしは軽く、スピードを上げるにつれ抵抗を感じる自然な走行感である。ただし負荷は全体的に軽めで、きついと感じる運動量を得るには30㎞/h以上の高速で回す必要がある。

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ダイアルを回すと、ハイドロの負荷にマグネット式の負荷が底上げされて、低速でもやや重めのペダリングとなる。

しかし、純粋なマグネット式よりは軽めの負荷設定らしく、最強の5にしても3%程度の坂道を走っているような感覚で5%には至らない。ギアを重くして速度を出せば負荷はきつくなるわけだが、5%の坂を30㎞/h以上の高速となると実走とは違う走行感覚である。

 

ミノウラの場合は純粋なマグネット式であり、最弱負荷でも漕ぎだしから全く走行感覚が違う。

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漕ぎだしから、いきなり何かが引っ掛かるような抵抗を感じるのだ。しかも低速ではカクカクとムラのあるぎこちない抵抗である。モーターの回転ムラでコギングというのがあるが、それと同じような感覚だ。スピードが上がるにつれぎこちなさは消えるが、全体的にエリート ハイドロマグより重い。最初から平地ではなく坂を登っているような感じである。

しかし、負荷の強度の幅はあまり広くなく、最強にしても10%以上の激坂になるわけでなく7%程度の雰囲気である。それでもエリート ハイドロマグよりはずっと重い。

エリート ハイドロマグの場合は運動強度を上げる為には30㎞/h以上の高速を出す必要があったが、こちらは30㎞/hを出すこと自体が難しく必死になって回してやっとという感じである。貧脚といえばそれまでであるが、20㎞/hでも十分な運動である。トレーニング機器として負荷が高いのは優秀かもしれないが、ロードバイクを高速で走らせるような爽快感は味わえない。漕いでいて気持ちが良いのは、断然エリート ハイドロマグの方である。

 

長くなるのでまとめるが、

エリート ハイドロマグは、

  • ロードバイクへのフレーム負担が低い
  • セッティングが容易
  • 実走感が高い
  • 負荷強度はやや物足りない(速度で補う

 

ミノウラ マグネット式

  • ロードバイクへのフレーム負担が高い
  • セッティングが難しい
  • 走行感覚に違和感(低速から重すぎ
  • 負荷強度は十分

といった違いがある。

更に、冒頭の話に立ち返ると、ミノウラ マグネット式の場合、セッティングが難しい為にベストな状態を維持しにくく、漕ぎだしから重い走行感覚の問題があって、タイヤはスリップしやすく、それ故摩耗もし易いように思われる。

セッティングでタイヤの圧着を弱くすると、転がり抵抗が減るのか、漕ぎだしも軽くなるが、それはメーカーの説明では逆にタイヤを摩耗させる悪いセッティングである。

メーカーの説明を信じるならば、ベストなセッティングであれば、摩耗は実走と同程度という話だ。

タイヤドライブ式の固定ローラーの大半はミノウラ マグネット式と同じタイプである。これらのローラー台を使用して、タイヤが異常摩耗する例は確かに多いのだろう。

 

エリート ハイドロマグのような自重式かつフルード式のローラー台は少数派である。

走行感覚は普通のマグネット式とは相当違いがあり、固定ローラーはどれも同じような物と思われているなら誤解だと思う。

先にも云った様に証明するものはないが、エリート ハイドロマグのタイヤ摩耗は実走と変わりがないものだと思う。

 

最後に肝心なことをいうと、騒音の大きさで比較するとミノウラ マグネット式の方が有利である。エリート ハイドロマグはレベルは低いが低周波のブーンという音と振動がある。また運動強度を上げる為には高速で回す必然性があり、その為煩くなり易い。対してミノウラ マグネット式はヒューンという高周波の音がするが、低周波の騒音はしない。高速で回さなくても十分な運動強度があるので煩くなり難い。

フルード式は静かといわれることもあるが、それは低速で緩くポタリング気分で回した時に限られるというのが、自分の感想である。

結局、我が国の住宅事情を考慮するとミノウラ マグネット式の方が有利で、それ故こちらのタイプの方が普及したといえるのかもしれない。

 

なお、誤解のないように付け加えるが、エリートでも自重式でないタイプのマグネット式もあるし、ミノウラにも自重式やフルード式の物もあるので、全てがこうという事ではない。

あくまで代表例としての比較である。

 

MINOURA(ミノウラ) LiveRide LR541

MINOURA(ミノウラ) LiveRide LR541

 

これは自重式と固定式を切り替えて使用可能である。

 

 

自転車のローラー台3方式、固定ローラーに決めた理由

前回の記事で、中古のエリート スーパークロノ・ハイドロマグ・エラストゲルを購入したことを伝えた。

 

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snep1000.hatenablog.com

 

いわゆる固定ローラー、これを選んだ理由を述べたい。

 

まず、このようなローラー台を購入した理由。

前回もいったが、冬になると天気が悪くて外でサイクリングに出かけるのが難しくなる。元々引きこもり体質なので、歩くことも無くなる。健康に悪い。単純な理由。

それに加えて、暫くロードバイクに乗らなくなると、それだけで元のスピードで乗れなくなってしまう。

以前、10月に派手に落車して2週間ほどロードバイクに乗れない事があった。

 

snep1000.hatenablog.com

 

落車前はアベレージで25㎞/h以上を狙える走りだったのだが、直後は24㎞/hも難しい状態。その後ロングライドを繰り返したが、今も調子は戻っていなくて25㎞/hには届かない。

その程度のブランクでも明らかに元のパフォーマンスは出せなくなる。今後春まで、何ヶ月も走らないとなると、全く最初の初心者に戻りかねない。これは非常にマズい。

2年目のシーズンインになったら、また練習から始めるのでなく、ロングライドが直ぐ始められるように、オフに身体を作っておきたいところである。

以上がローラー台が必要な理由。

 

しかし、単純にローラー台といっても、その種類は多岐に渡る。

大きく分けると以下の3方式がある

  • 固定ローラー
  • 3本ローラー
  • ハイブリッドローラー

である。

固定ローラーは、今回自分が購入したタイプ。自転車のリアの車軸を何らかの形で固定してしまうタイプだ。タイヤドライブ、リムドライブ、ダイレクトドライブ等があるが、リア側の車軸を固定しているのは同じである。

ローラー台としては最もポピュラーなタイプで、廉価な物から高級機種まで、機種の選択肢は非常に多い。

 

3本ローラーは以下の写真のようなタイプ。

ミノウラ(MINOURA) 3本ローラー モッズローラー 折りたたみ式 乗降用ステップ付き

文字通り3本の大きなローラーがあって、その上に自転車をそのまま載せて漕ぐローラー台だ。2本接近して設置されているローラーの方に後輪を載せ、離れて1本ある方に前輪を載せる。前輪側のローラーは後輪側とベルトで連結されていて、後輪が回ると前輪も駆動される仕組みになっている。

上に載せる自転車は固定されていなくて、ローラーの幅の間をゆらゆら揺れ動きながら、ライダーがバランスを取りながら倒れないように漕ぐ必要がある。

倒れないように漕ぎ続けるには、いささかコツがあって、バランス感覚を養う事とペダリングのスムーズさを改善する効果があるといわれる。

バランスを取りながら漕ぐので、実走感が高く飽き難いといわれるが、その感覚は氷の上を走っているようなシビアな物という感想もある。

しかし、一部の機種を除いて負荷は小さく、筋力の向上には向かない。また中空の大型ローラー3本を高速で回転させる為騒音が大きいともいわれる。

 

ハイブリッドローラーは以下の写真のようなタイプ

ミノウラ(MINOURA) ローラー台 ハイブリッドローラー FG540 前輪/固定式 後輪/自重式

前輪を外してフロントフォークを3脚に固定。後輪を2本のローラーの上に載せて漕ぐ。新種で機種の選択は多くないが、フロントフォークを固定して、後輪は固定しないでローラーの上で転がすという基本は同じである。

ハンドルが固定されているので、3本ローラーの様にいきなり倒れてしまう事は無いが、後輪は固定されていないので、全くバランスを取らなくても良いという訳でもない。

負荷は2段階しかない廉価機種もあるが、高級機種では強い負荷を掛ける事が出来る。

ある程度のバランス感覚が必要な事と、負荷が掛けられる事から、実走感はかなり高いと思われ、魅力的である。

しかし、機種が少なく普及していない為、全体的に値段は高めである。

 

ということで、貧乏な自分には無い袖は振れないという理由で、ハイブリッドローラーは選択肢から外れる。

 

残る固定ローラーと3本ローラーだが、最初は3本ローラーが選択肢としては優勢だった。

何故なら、3本ローラーに乗るというのは一種の特殊技術で、ある意味初心者の通過儀礼で、上手く乗れれば「おいらは唯の初心者じゃないゼ」とドヤ顔したいという下心があるのと、もう一つは自転車のフレームに負荷が掛かって壊れる恐れが固定ローラーにはあると訊いたからだ。

3本ローラーでドヤ顔したいというのは全く下らないのだが、自転車が壊れると訊いては大問題である。

カーボンフレームで固定ローラーを使ってはいけない理由

 

こうなると選択肢は3本ローラーに限られるが、気になるのは騒音と負荷の軽さである。

もがけば、3本ローラーでもそれなりの運動量となるというが、実走とはかけ離れた50㎞/h以上の高速とか、高速なりの騒音を考えると、気が進まない。50㎞/h以上は普通ですかそうですか……

何かいい情報はないものだろうか?

 

すると一筋の光明が……

固定ローラーでカーボンフレームを破断させない2つの方法は・・・! - 自転車

こちらのブログのリンクに答えがあった。

cycledancekit.sakura.ne.jp

何と固定ローラーでダンシングが出来るキットとな?

つまり、固定ローラーをダンシングで激しく左右に振っても、フレームは折れないという事ではないか!

このサイト、ダメなGoogle神の所為かあまり注目されなかった様子で、肝心のキットの販売も既に終了している。

しかし、幸い自作する方法も記されている。

こういう情報はもっと知られるべきだ思う。

詳しくはリンク先へ行けば分かるが、単純な話、固定ローラーを左右に揺れるように製作した台座を下駄にするのである。

更にこのアイデアを雑に拡大解釈するならば、別にこれと同じ仕組みの台座を製作しなくとも、座布団とか適当なマットを敷けば、フレームが折れちゃう程の事には至らないだろうと。

そんなわけで、購入のターゲットを3本ローラーから固定ローラーに変えた。

 

最初から台座が揺らせるように作られた固定ローラーもあるが高価だ。

中古固定ローラー購入 エリート スーパークロノ・ハイドロマグ・エラストゲル

ここ数日冷たい雨、そして明日は雪交じりの予報。

今シーズンはもうロードバイクには乗れないのか?身体が鈍ってしまう。

しかし・・・・・・

 

安心してください、自分にはこれがある。

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(* ̄▽ ̄)フフフッ♪

ついに買ってしまった固定ローラー。

 

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ボロボロの中古品だけどな。

イタリア製エリート社のスーパークロノ・ハイドロマグ・エラストゲル

である(長い)。

本来、下のパイプは真っ赤だが、陽に当たってたらしくピンクに色褪せ、アルミの冷却フィンは白い錆びだらけである。

一応、今のところは正常に使用できるので、見た目は我慢だ。

2010年当時の希望小売価格は59,900円(税込)だったらしいが、その1/10以下の値段で入手した。

[新製品情報] ELITE SUPERCRONO WIRELESS/HYDROMAG/HYDROMAG DIGITAL入荷! | RIOGRANDE

 

後継の現行品はキューボ・ハイドロマグである。

 

また、エリート社の固定ローラーには基本、前輪固定用の置台(ライザー)は付いておらず別売り品を購入する必要があるが、今回の中古品にはこれも付属していた。

 

一般的な小型のライザーと違い、安定感が抜群で高さを合わせる為に雑誌などを重ねて載せる必要もない。

新品で追加購入すると馬鹿にならない価格で、これが付いているのもなかなかお得な買い物だった。

 

取り合えず、簡単にセッティングして20分ほど漕いでみたが、15分ほどすると汗が吹き出し、全身びしょびしょになってしまった。

本格的に運用するには、扇風機と、汗がロードバイクに滴って錆びるのを防ぐ物が必要だ。

 

R250(アールニーゴーマル) ローラー台用汗取りパッド R25-K-SWEATNET ブラック

R250(アールニーゴーマル) ローラー台用汗取りパッド R25-K-SWEATNET ブラック

 

専用の汗取りパッドもあるが、取り合えずタオルを洗濯ばさみで取り付けて様子見だ。

 

サイコンも時計以外全く機能しないので、センサーを後輪側に移設した。安物なのでケイデンスや心拍数は測れないが、スピードと距離位は知りたいところである。

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ローラー台の振動対策も必要だが、一軒家の一階で畳なので、家人の苦情が出ないうちは簡易的に済ませる。

 

普段は35キロ弱の練習コースを1時間半位走っているので、それと同等以上の距離と時間を回したいが、取り合えず1時間を目標にしてみる。

 

このローラー台は5段階の負荷調整が付いているが、漕ぎだしは最弱の1で始める。いつもの練習コースをイメージしギアをアップしながら28~30㎞/hに加速して5分位巡航、その後1分はギアを落として20㎞/h位、また30㎞/h巡航を10分位。15分経つと扇風機があっても汗が噴き出してくる。その後また20㎞/hを30秒位、30㎞/hへ加速して5分巡航した後、負荷調整を2に重くして35㎞/hまで加速、これはすぐ減速してまた20㎞/hを3分位、負荷調整を3にして30㎞/hに加速、途中で負荷を4にして25㎞巡航、負荷を最強の5にして20㎞/hを3分位。負荷を3に緩めてそのまま20㎞/h、最後にまた5にして25㎞/h。

何を書いているのか分からなくなってしまったが、こんな雰囲気で35分。いつもの練習コースで走る速度とギアと斜度をイメージしながら漕いでみた。いつものコースの最後は5%を超える峠道だが、そこまではシミュレーション出来ず、3%程度の坂道なら同じギアと速度を再現できる雰囲気である。

ここまでで一旦休憩。扇風機を回していても全身汗だくで、シャツをめくりながらタオルで汗をぬぐう。脱水症状なので水を飲み、ハンガーノック防止で菓子パンを貪る。

10分休憩。実走なら休憩後は下りだが、さすがにローラー台では下りは再現できない。足を回さないと全くサイコンを進める事は出来ない。仕方ないので、1.5%位の緩い下りで40㎞/h位のスピードで走っている場所を想定して足を回す。負荷は1である。その後は向かい風や緩いアップダウンを想定して負荷を調整しながら30km/h巡航と休みの20㎞を挟んで何回か繰り返す。とにかく、実走の様子をイメージしながら回す。

実走ではアベレージ25㎞/hを目標にして走っているので、ローラーでもそれを一応の目安とする。

そして休憩後25分が過ぎたので、最後20㎞/h以下でゆっくり回しながら終了。

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時間:1時間41秒
アベレージ:25.9㎞/h
最高速:41.0km/h
距離:26.448㎞

という感じ。当然汗グッショリで、タオルで汗を拭いて着替え、水と菓子パン補給。

 

固定ローラーは実走感がなくつまらないというが、このエリートのスーパークロノ・ハイドロマグ・エラストゲルは激坂や下りを除くとペダルを回した感覚が実走に近く、負荷を適切に調整するとギアも実走と同じような段数で走れるようだ。

実走を再現するためにサイコンの数値を睨めっこしていたので、全く暇と感じる事は無かった。

エアロバイクを使った事もあるが、あれはギアチェンジも出来ないし、本当につまらない。ただ回すだけで、汗が出る前に飽きてしまう。

 

ロードバイクやクロスバイクを持っていて、オフはエアロバイクやスピンバイクを検討している人もいると思うが、つまらない時間を過ごしたくないなら、固定ローラーの方が良いと思う。

 

中古だが今回は、なかなか良い買い物だった。今後も有効に活用したい。

 

※以上はあくまで、エリート社のハイドロマグ型の固定ローラー台の感想。ミノウラ等のマグネット負荷型は、全く違う走行感なので、注意されたし。