スネップ仙人が毒吐くよ

60代独身じじぃの独白記


CS-HG50 8s カセットスプロケを交換した(12-25T→13-26T)

ロードバイクのスプロケを交換した。

f:id:mfigure:20180824145026j:plain

一般に自転車のギアで、前側のクランクについている方をチェーンリング、後輪についている方をスプロケという。

チェーンリングの方は既に以前交換している。

 

snep1000.hatenablog.com

これで、大分軽くなって激坂の峠道に登るようにもなれたのだが、もう一つ軽くしたいなと思っていた。

そこで、後ろ側のスプロケを交換する事にした。

ロー側の最大値が現在25Tなので、有名どころのエントリーバイクによくついているCS-HG51 8s 11-28Tに交換すると相当楽になりそうだが、あいにく自分のロードバイクについている旧型のディレーラーは最大26Tまでしか対応していない為、28T以上のカセットスプロケに交換できない。

現状で交換可能なスプロケはCS-HG50 8s 13-26Tしかない。

12-25T→13-26Tと何とも微妙な差であるが、僅かでも効果があるのならと、思い切って変えてみる事にした。

シマノ CS-HG50 8S 12-25T 23579135 ICSHG508225

シマノ CS-HG50 8S 12-25T 23579135 ICSHG508225

 

 

余談ではあるが、「カセット」スプロケというのは「カセットフリー」ハブ方式の後輪に対応しているからで、それに対し「ボスフリー」ハブ方式の後輪を採用した自転車もあるからである。よく、見た目だけロードバイクを真似たルック車は買わない方が良いといわれるのは、ボスフリーハブの場合があることも一因である。

本物のロードバイクは、必ずカセットフリーであるので、スプロケ交換の互換性もなくなってしまう。カセットフリーであれば、コンポを変える事で9速や10速にグレードアップする事も可能である。

ボスフリー車でも後輪をカセットフリーのホイールに替える事は不可能ではないが、ホイールは自転車の部品の中でも高価な物なので、高くついてしまうのだ。

 

以下交換手順。

準備として、後輪を外すとチェーンも外れるので、手やフレームを汚さないように、チェーンをウェスでよく拭いておく。自分は今回やってないが、本格的にクリーニングした方が良いかも。

後輪を外すには、まずギアを下の写真のようにインナーハイの状態にする。

f:id:mfigure:20180824130648j:plain

後輪を外しやすいようにチェーンをたるませる訳だ。

 

そして自転車からスタンドを外し、ブレーキのリリースレバーを上げて、車軸のクイックリリースも緩める。

スタンドを外しているので、手で自転車を支えている筈だが……

f:id:mfigure:20180824131447j:plain

上の写真のように後輪の左側に立って、右手で後輪の真上を押さえ、左手でサドルの下側を逆手で持つ。

そのまま、サドルを持っている左手をエイヤッと持ち上げると、下の写真のように後輪が外れる。

f:id:mfigure:20180824133037j:plain

当然このままでは、手を離すと自転車は倒れてしまうので、何らかの物で支える必要がある。

適当な高さで倒れたりしない段ボール箱でもよいが、自分の場合は外した三角スタンドを利用する。

f:id:mfigure:20180824133401j:plain

三角スタンドを横に倒して、チェーンステイの下に置けば、問題なく支える事が出来る。

ただし、滑り止めもなく載っているだけなので、車体に横から力を加えたり、ハンドルが急に切れ込んだりすると倒れるので、触らないように注意する。

 

MINOURA(ミノウラ) ディスプレイスタンド [DS-520] 折畳式 ブラック

MINOURA(ミノウラ) ディスプレイスタンド [DS-520] 折畳式 ブラック

 

チェーンステイとシートステイに引っ掛ける形式のスタンドの方が便利だという人もいるが、自分は三角形のスタンドの方が便利*1なので、こちらを使っている。

 

もちろん、屋外の非常時にパンク修理するときのように、自転車を逆さに置くことも可能だが、普段はこうして作業している。

 

後輪が外れたら、カセットスプロケを外しの専用工具をスプロケに取り付ける。

f:id:mfigure:20180824140911j:plain

写真のように右手に中央のロックナットに挿し込む工具を持ち、左手にスプロケにチェーンを引っ掛ける工具を持つ。

ロックナットは固く締まっていることが多いので、上から体重を乗せてグイグイ押さないと緩まない。

手を滑らせると怪我をするので、厚手の手袋をした方が良いかも。

ナットが緩むとバキバキ嫌な音がするが、緩み止めのギザギザが噛み合っているだけなので大丈夫である。

 

ある程度ロックナットが緩んだら、手で回して外す。ナットが外れれば、スプロケットは横にスライドさせて抜くことが出来る。

 

f:id:mfigure:20180824141728j:plain

抜いたスプロケットはトレーなどに置いて、パーツクリーナーで洗浄する。

ハイ側2枚の歯車はバラで外れるが、ロー側の歯車は6枚で一体である。

 

あとは、新しいカセットスプロケの内側の穴の部分にグリスを少量塗って、後輪ハブのフリーホイールの溝に合うようにはめ込む。

シマノの場合は一部分だけ溝の凹凸の幅が狭くなっているので 、そこで合わせる。

(手がグリスで汚れたので写真忘れてしまった)

ロックナットのネジの部分にもグリスを少量塗って、最初は手で、最後に専用工具で締め込む。

指定トルクは40N・mだが、まあ適当w

あまり締め込み過ぎると外す時苦労するので、外せる重さのギリギリより少し軽い位www

 

後輪を元通り車体にはめて完成である。スプロケのハイ側をチェーンに合わせてフレームのエンド部分の切欠けに車軸を正確に合わせてフレームを下に押せば、ディレーラーとか特にどこかを弄らなくてもハマる筈である。

ブレーキのリリースレバーを元に戻すのを忘れないように。

 

さて、いつもの練習コースでの試乗結果だが……

まず、変速がおかしくなった。

ハイ側14T→15Tに変速するとき引っ掛かるので変だと思ったが、後でワイヤーが緩いのに気づいて締めたら解消した。ところが、今度はロー側の21-23T?で時々引っ掛かる。これは調整をシビアにすれば直るか?ハンガーが曲がってるのかもしれないが。

ハイ側が12から13になったので、当然平地でスピードが出ないが、体調が本調子でない所為かもしれない。前のスプロケでハイ側2段目の13Tにしていた時より遅い気がする。

ロー側は激坂で楽になった……ような気がする。プラセボ程度かも?

 

てな感じで、2回乗ったが、まだよく分からない。1T違いじゃ永遠に分かんないかも。サイコンがガーミンとかならデータで分かるのかもしんないけど。

 

ダメじゃんwww

 

まあ、様子見ですね。変速も当りが出れば変わるかもしれないし。

*1:ひんぱんに家の中で置き場所を移動するので、自転車に付いたまま移動できる三角形スタンドの方が便利。引っ掛け式の場合は自転車をどこかに立て掛けてスタンドを移動するか、スタンドを片手に持ちながら自転車を移動しないといけないので面倒である。

軽自動車の危険性を指摘する増田についての雑感(後編)

前回の続き

snep1000.hatenablog.com

 

今回はこちらの増田のエントリーについて

anond.hatelabo.jp

 

当方は数字については疎いので、確率とか統計とかはスルーする。

自分などが言わなくても既にその方面に詳しい増田が批判しているし。

anond.hatelabo.jp

 

自分がおかしいというか、不味いと思ったのは以下の点。

JNCAPの新安全性能評価でも軽はやはり弱い。だがホンダのN-BOXとN-WGNは別格で、普通車の平均並。

 

確かにN-BOXとN-WGNは国土交通省自動車アセスメントで優秀な成績を残している。

しかし、これでもって、N-BOXとN-WGNは安全であるというのは、半分正解で半分間違っている。

何故なら、すべてのN-BOXとN-WGNが安全性の点で同じ性能を持っているわけではないからだ。

同じ車名でも装備の違いで、様々なグレードが用意されているのが普通である。

N-BOXの場合であれば最高グレードは

Custom G スロープ L ターボ Honda SENSING

であり

最低グレードは

G

である。

Honda|クルマ|セルフ見積り(カスタマイズ)

その間にも様々なグレードが用意されているが、安全装備の面でグレード名にHonda SENSINGが付くものと無印では大きな違いがある。

Honda SENSINGが付くグレードでは、衝突抑制ブレーキや誤発進抑制機能等の予防安全性能を高める機能が装備される他、衝突安全性能を高めるサイドエアバッグとサイドカーテンエアバッグが標準装備かオプションで装着可能であるが、無印グレードではそれらをオプションで追加することも不可能である。

つまり、N-BOXが安全だといっても、Honda SENSINGでない無印グレードを選んでしまうと安全性能は低いものとなってしまうのである。

これはN-WGNでも同様であるが、こちらはHonda SENSINGではなく、あんしんパッケージをオプションで選んだ場合のみサイドエアバッグとサイドカーテンエアバッグが装備される。

いうまでもなく、軽自動車は左右幅が普通車より圧倒的に狭く、側面衝突には弱い。サイドエアバッグとサイドカーテンエアバッグ無しに普通車並みの安全性が確保できるとは考えられず、一部のグレードのみに装備される安全装置でN-BOXとN-WGNは普通車並みに安全というのは欺瞞である。

 

こちらのYouTubeを見ると分かるように、国交省の自動車アセスメントはサイドカーテンエアバッグ装着車でテストされており、未装備のN-BOXの安全性は不明である。

 

こうしたことは何もN-BOXとN-WGNだけの問題ではなく、自動車アセスメントで高評価を得た他の車種でも同様である。あくまで、その車種で最高の安全装備を備えたグレードの車をテストした結果であって、必ずしも全グレード同じ評価ではない事を留意する必要がある。

 

また、N-BOXとN-WGNは一部とはいえサイドエアバッグとサイドカーテンエアバッグ装着車を選べるからマシであるが、殆どの軽自動車がそれらを装着する事が不可能である。

例えば、同じHondaでもN-VANの場合全てのグレードでサイドエアバッグとサイドカーテンエアバッグ装着車はない。

N-VANは現時点でHondaの最新車種であり、アウトドアや自転車・バイクのトランスポーターに適したパッケージングと装備で注目を集めているので、自分も大いに興味をもったのだが、詳しく精査するとこのような手抜きがありガッカリである。

グレードにHonda SENSINGの名があるが、予防安全機能のみであり、衝突安全性能は並みの軽と同様なのである。グレード名に騙されないよう注意されたし。

こうしたHondaの営業方針は詐欺的手法と糾弾すべきであるが、悪いのはHondaだけでなく全てのメーカーが同じことをやっている。

スズキの場合は、ワゴンRスティングレーとスペーシアカスタムのターボエンジン搭載車とジムニーのみにサイドカーテンエアバッグが設定され、他のグレード・車種ではサイドエアバッグのみか何もない状態(フロントエアバッグは当然ある)だ。

ダイハツも同様である。

 

自分は今使っているボロ軽がそろそろ寿命を迎えており、来年の車検を更新せず新車にする予定なのだが、選びたい車種の安全装備が貧弱で悩んでいるところだ。自分自身は貧乏なのだが、一応、金は家で出すから好きなのを選べといわれている。

アウトドアに興味がありロードバイクに乗っているので、ワンボックスタイプで汚れ物を載せても気にならず税金の安い軽商用車を選びたいのだが、N-VANで述べた通りこれらのタイプでサイドエアバッグとカーテンエアバッグを備えた車種は皆無なのである。

使い勝手が多少劣り税金も高いN-BOXを選ぶべきか、自分の命は安い物と諦めて他の軽商用車を選ぶべきか、究極の選択である。

 

どうして、こんなバカな話になるのか?

買う側のユーザーがバカだからである。増田で「ホンダのN-BOXとN-WGNは別格で、普通車の平均並」と書かれてブコメで「そうかN-BOXとN-WGN」が良いのかと、安易に鵜呑みするバカが多いからだ。

ユーザーが勉強せず、営業マンの言いなりになっているから、メーカーは好き放題をやるのである。

かつてNHKが、輸出仕様車と国内向け仕様車とでは、ドア内部の補強が違っていて国内向けは危険である事を暴露するという事件があった。

実は、いまだに同様の手抜きをやるメーカーがあるのである。某S社(ばればれw)は西欧向けの車種で、欧州の安全審査で最高クラスの評価を得ているが、国内向けでは安全装備の多くを省略して値段を安くして売っているのである。

それなのに一部のブログでは欧州で最高評価という間違った情報を広げていたりする。

それほど、我が国の自動車ユーザーは馬鹿であり、メーカーに足元を見られているのである。

国内専用の軽自動車であれば尚のことである。

メーカーに舐められない賢いユーザーになりたいものである。

 

軽自動車の危険性を指摘する増田についての雑感(前編)

一昨日になるが、ネットサービス「はてな」のアノニマスダイアリー通称増田にて以下のエントリーが投じられ、ホットエントリーとして話題となった。

anond.hatelabo.jp

 

更にそれを受けた昨日のエントリーも、より以上のブックマークを集め話題となった。

anond.hatelabo.jp

 

どちらも過去はてなに限らず幾度となく繰り返されてきた話であるし、今更とも思う。また、エントリーを上げた者もブクマを付ける者も、議論というには遠い雑な意見だなと感じるところである。

しかしながら、現在実際に軽自動車を足に使っている身からすれば、無視できるような話でもない。

というわけで、雑な意見には、こちらも雑に述べるといった感じで、何のエビデンスも持たない一個人の感想でしかないが、雑感としてここに記したい。

 

まず、軽自動車に乗っているやつって馬鹿じゃないの?だが、こちらとしては好き好んで軽自動車に乗っている訳でなく、色々生活の中で条件が有って、仕方なくそれを選んでいる人間が大多数だと思う。

命が一番大事な条件だ、というのは簡単だが、それが通用する世の中であれば、世の大半の事故は起きていないだろう。

あえて危険な職業に身を投じる人もいるのだし、それに対して「馬鹿」というのであれば失礼というものである。

増田は「これで自己責任論持ち出すつもりは毛頭ない」といっているが、仕方なく選んだ者に対して「馬鹿」呼ばわりするのは、自己責任論でなくて何なのか?

百歩譲って、自家用車として選んだ者は「馬鹿」だとしても、仕事車として社用車が軽自動車の場合は如何なのだ?郵便配達の軽貨物に乗る者は馬鹿なのか?宅配便の軽貨物に乗る者は馬鹿なのか?そんな仕事を選んだ者は馬鹿なのか?

それらの車が普通車に替わって、コストが送料に反映されたら、増田は喜んで金を払うのか?

大体、このエントリーは以下のブログを受けて書かれた物だろう。

minkara.carview.co.jp

被害者の乗っている車はワゴンタイプのものだ。商用車ではないが、この手の物は、仕事車としても使われることが多い。社用車である場合は少ないが、自営の場合は訪問先の道や駐車スペースの都合、積載物の関係もあり、こうした車が自家用兼仕事車として使われることは少なくない。

そうした条件をすっ飛ばして、金を積めばインプレッサやゴルフを買えるというのが、正しい意見か?

 

さらにいえば、増田のエントリーはセカンドレイプのようなものである。はてなでは、派手な格好で夜道を歩いてレイプされた女性に対し、派手な格好をするのが悪いとか、夜道を歩くのが悪いといった意見をいえば、セカンドレイプ案件として駆逐されるのが常となったが、対象が別の物に替わると同様のロジックで被害者を叩く事例が多々あり、結局「はてなー」はダブスタと思わずにはいられない。

このエントリーも、一番悪いのは加害者といいながら、軽に乗っていた被害者を叩くものであり、セカンドレイプ案件と同様である。

 

いささか極端な感想ではあるが、

軽自動車に乗っているやつって馬鹿じゃないの?

こういう考えのドライバーって自分の過失で相手が死んでも、死ぬようなしょぼい車に乗ってるから悪いって思っていそうで怖い。

2018/08/21 23:09

b.hatena.ne.jp

とさえ思う。「なんだよ、軽だからお前が死んで、俺殺人犯になったじゃん」とか思っていて、いざという時反省しないんじゃないかという疑念だ。本当にいそうで怖い。

 

昔から、普通車以上を選ぶ者の意見として「相手が軽なら自分は助かる」というのがあるが、自分が助かれば相手は死んでも平気なのか?と疑問を持たざるを得ない。

自分は、普通車以上に衝突すれば多分こちらは死亡するだろうという危険度の高い古い軽を足にしているが、相手が助かって自分が死ぬなら、そっちの方が良いと思う。

相手に死なれて、遺族に恨まれて生きていくなら、自分が死んだ方がマシと思うからだ。相手が死んでも自分が助かった方が良いという心理が良く分からない。

愛する家族がいるから、護る者があるから、そう思うのか?

 

 

軽に乗っている側からすれば、何とも不思議である。

 

こういうと、自殺志向で危険といわれるかもしれないが、そうではない。他人を傷付けたくはないのであって、ぶつからずに済むならそっちの方が良い。無敵の人になろうという話ではない。


また、幅が大きい普通車以上であれば、狭い道で歩行者や自転車を轢くリスクも大きくなるのではないのか。トラックならなおの事である。

 

 

さて、軽自動車は本当に危ないのか?についても述べたいが、すっかり長くなってしまったので、こちらは後編に分けたい。

 

ニューモデル速報 統括シリーズ 2017-2018年 軽自動車のすへ?て

ニューモデル速報 統括シリーズ 2017-2018年 軽自動車のすへ?て

 

福井の景勝地東尋坊にロードバイクで早朝ライド

今週の火曜日8/14日と今朝の早朝にロードバイクで、福井の景勝地「東尋坊」に行ってきた。

f:id:mfigure:20180814065240j:plain

何年か忘れたが、しばらく海を見たことがなかったので、平成最後の夏でもあるし、見たいものは見ておこうという趣向である。

他にも行きたい海はあるが、家からロードバイクで行ける範囲で一番近いのが東尋坊なのである。

いくつかルートはあるのだが、それでも往復60㎞以上、休憩などを含めて約3時間といったところである。

ちなみに、うちは病気の両親を抱えているので、外出できる時間は3時間程度が限界なのである。朝は他の家族が朝食などの面倒を見ているが、8時半には出勤してしまうのでそれまでには帰宅しなくてはいけない。

それでも、今週の火曜日は盆休み、今朝は土曜なので、多少遅れても平気だろうということで、ここまで足を延ばしたのだ。

 

目的地のある福井県坂井市三国町までは、田んぼの中の田舎道をひたすら自転車を漕ぐだけだ。田舎者にはありふれた風景であり、あまり面白いものではない。

またどの道も、路面が荒れていて洗濯板状態であり、乗り心地の固いロードバイクにとっては不快なライドである。雪国では路面のヒビに日中溶けた水が浸み込み、夜間になって凍結すると体積が増えてヒビを押し広げる為、路面が荒れてしまうのだ。一級国道ならば補修もされようが、三桁国道や県道は予算もなくまともな補修はされないようだ。穴だけを部分的に埋めるような補修で、それがまた凹凸となって余計に走りにくい道となる。太平洋側の都会周辺にある、鏡のように快適な田舎道が羨ましい。

という訳で、途中の写真はない。

三国の町に入ると、河口が大きく広がって海が見えてくる。

f:id:mfigure:20180818064512j:plain
f:id:mfigure:20180818065046j:plain
f:id:mfigure:20180818072818j:plain
f:id:mfigure:20180818072644j:plain

福井を代表する一級河川の九頭竜川河口に作られた三国港から3km弱海岸線に沿って走ると、東尋坊に至る。

f:id:mfigure:20180818065722j:plain

f:id:mfigure:20180818065802j:plain


無事到着したが、先にも書いているようあまり時間的余裕はない。岩の上を散策する事もなく上から何枚か写真を撮るのみである。

f:id:mfigure:20180814065652j:plain

f:id:mfigure:20180814065529j:plain
f:id:mfigure:20180814064534j:plain

f:id:mfigure:20180818070835j:plain

向こうに見える雄島まで行ってみたいが、時間的余裕がないので、持参したカロリースティックで軽く補給してすぐに引き返す。

本当は最短ルートを走れば50㎞ちょっとで往復できるはずなのだが、車の交通量が少ない道とか、道を間違えて遠回りしていたりするので、結果的に60㎞を超える距離となっている。最短ルートであれば、雄島に行く余裕はあったかもしれない。

道を間違えてしまうのは、自分のスマホは高速通信ができない契約で、アプリの地図が使えないからである。

先に行った火曜日の道を参考に同じ道をたどれば迷わない筈だが、今朝は別ルートを使用したので、また道を間違えて遠回りしてしまった。前に通った道が上でも書いているように洗濯板だったので、違うルートを模索したのだが、やはり洗濯板だった。この地にいる限り洗濯板道路を避けるのは難しいようだ。

普段練習コースにしている一乗谷方面も、お世辞にも快適とは言えない路面状況だが、まだマシの様である。

 

そんな感じで8/14日の火曜日は全行程65.5kmで平均速度23km/h

今朝は全行程62.5kmで平均速度23.7km/hであった。

良いロードバイクに乗っているベテランであれば平均速度が30㎞/hを超えるのは普通らしい。そうであれば短時間でも、もっと遠くへ行けるが、現状の自分の実力はこんなところだ。

平均速度を意識して普段から練習しているが、平均25を超えるのもなかなか難しい感じである。

 

なお、8/14日の火曜日は酷暑の夏という感じで汗だくとなったが、ここ2,3日は最高気温30℃前後で、今朝は寒気を感じるほど涼しく、持参した750mlの水も半分以下の消費だった。

酷暑に対応するべく始めた早朝ライドだが、この調子で涼しくなるならば、日中に戻りたいところである。日中も病気の両親が心配ではあるが、片方はデイサービスで施設に行ったり、もう片方は比較的手が掛からないので、短時間であればなんとかなる。

早寝早起きは苦手で、日中の調子が悪く、何度も仮眠をとらないと耐えられない状態だった。このまま涼しくなることを願いたい。

 

るるぶ福井 越前 若狭 恐竜博物館'18 (るるぶ情報版 中部 7)

るるぶ福井 越前 若狭 恐竜博物館'18 (るるぶ情報版 中部 7)

 

福井のヤビツ峠?!国見岳ヒルクライムに挑戦

先週金曜日早朝に、福井のロードバイク乗りには有名なヒルクライムスポット、国見岳に挑戦した。

上記ルートラボのコースで、スタート地点は自宅から6~7㎞離れているが、それ以外は同じ道を走った。

往復45.7㎞、アベレージ18.7km/hと、どん亀であるが無事完走した。

f:id:mfigure:20180803072001j:plain

 

今回のヒルクライムは2度目で、前回はパンクの修理に失敗して途中棄権した。

ところが、実は今回も国見岳山頂まであと1.5㎞というところで、またも同様のパンク。異物を踏んでおらず、リムテープも新品に交換した直後なのだが、チュープの内側に小さな穴が開いていた。

snep1000.hatenablog.com

チューブが不良品だったと思われるが、この山とは相性が悪いのかツイていない。急坂の途中で作業環境も悪く40分をロスしたが、何とか目的を果たせてヤレヤレという感じだった。

その為、国見岳という名前の通り、眺めが良いはずだが、写真を撮り忘れて下山してしまったのは失敗。

 

途中は何回か止まって写真を撮っている。つまりノンストップではないが、体力的に何回か休まないと無理だし、初めてなのでしょうがないだろう。

 

以下ルート説明。

ルートラボのスタート地点から2.2㎞の地点に西郷トンネルがあるのだが、その手前700m位が平均斜度7%越えで、貧脚にはまず第一の関門である。

f:id:mfigure:20180714145512j:plain

トンネルを抜けると2㎞ちょっとは下りで、5㎞地点に丁字路がありそれを左折する。タイムトライアルをする人はこの丁字路からタイムを計るようだ。

 

そこから約3.6㎞民家が点在する集落の中を緩く上り基調の2車線の田舎道を走ると、急に道幅が狭くなり、車だとすれ違いのできないヤバそうな道となる。 スタートから8.6㎞地点。

f:id:mfigure:20180803051809j:plain

ここから斜度も徐々にきつくなり、本格的なヒルクライムコースとなる。はじめ600mくらいは平均斜度5%ほどで、まだ余裕があるが……

 

ルートラボのスタート地点から9.2㎞~10.2㎞地点までの約1㎞が平均斜度11%を超える激坂となる。

このコースで最も厳しい坂だ。 

f:id:mfigure:20180803075241j:plain
f:id:mfigure:20180714152945j:plain

写真で見ると全く厳しさが伝わらないが、ロードバイクに乗っていると壁のように感じて最大34-25Tのギアでは全く進まなくなる。ダンシングとジグザグ走行を混ぜて何とかクリアする。

10.2㎞地点に丁字路があり左折する。左折直後に、奥平の表示のバス停(本当は乗り合いタクシー)があり、奥平集落の集会所がある。前回リタイアして引き返したのはこの地点だ。

リタイアの理由がパンクで、足の痙攣でなかったのは、某アニメの主人公よりはマシかもしれない。あれは、折り畳みの小径車だが、自分の赤い木綿くんもヘボさではどっこいどっこいであるw

 

奥平のバス停から更に600mほど進むと、国見岳山頂に至る二枚田幹線林道の入り口となる。ここまでの斜度は若干緩くなるが、平均斜度7%である。 

f:id:mfigure:20180803054752j:plain

f:id:mfigure:20180803074515j:plain
f:id:mfigure:20180803074451j:plain

二枚田幹線林道幹線林道は先月の豪雨で土砂崩れになり、山頂から反対側の日本海側にある和布町(鷹巣)に抜けられないようだ。

実は今回のコースは国見岳ヒルクライムとしては裏側で、海側の鷹巣から登る方が表コースなのである。

福井の中心市街地に近い方が裏で、田舎の鷹巣側が表というのは、どういうルールで決まっているのか解せないが、そういう事らしい。

 

二枚田幹線林道入り口から(出口なのかも?)ゴールまでは残り5.6㎞と結構長いが、平均斜度は5.7%ほどで、奥平の激坂を通過した後では楽に感じるほどである。しかしながら部分的には10%を超える激坂もあり、パンクしたのもその場所だった。

 

先ほどもいったように40分もロスしてしまったので、碌に写真も撮らず(安物スマホじゃフレアも酷く画質は期待できないが)、そそくさと下山してしまったが、二枚田幹線林道の下の方で一枚だけ写真を撮った。 

f:id:mfigure:20180803073929j:plain

上りは写真の右側なので、自転車の向きを反対側にしておけば良かった。

 

帰りは西郷トンネル前の登りを除けば全て下りで楽だが、路面状況は悪く、道も狭いのでスピードの出しすぎは危険である。

 

 

さて、タイトルで「福井のヤビツ峠」とかいってしまったが、そんなことをいってるのは自分だけであるw

だが、何の根拠もなくいってるのではない。以下のサイトを参考にした。全国の自転車ヒルクライムコースを採点、ランキングを付けてまとめているところである。

hillclimblist.com

 

そこのランキングで、同じ星二つの中級で距離(国見岳裏ルートと表ヤビツ)もほとんど同じなので、勝手に福井のヤビツ峠といってみたのだ。 

 

国見岳(福井県) | ヒルクライムリスト - 自転車と坂みち峠 -

 

ヤビツ峠(神奈川県) | ヒルクライムリスト - 自転車と坂みち峠 -

 

厳密に見ると総合得点は41.8と45.1と結構差があり、距離も西郷トンネルのルートを含むと16.4㎞になってしまうので全然違うのだが、平均斜度上りは7.8%と7.9%なので殆ど同じである。

ヒルクライムリストには、福井の峠は国見岳以外には1か所しか載っていなくて物足りないのだが、神奈川のヒルクライマーのメッカがヤビツなら、福井のメッカは国見岳なのかな?という感じである。

 

某アニメでは足が痙攣した主人公は、赤い小径車から、羽が生えたように感じる白いロードバイクに乗り換えてヤビツ峠をリベンジしたが、自分は羽が生えるほどは軽くない赤い木綿くん(笑)を乗り換えずに国見岳をリベンジしたわけで、自分を褒めたいところだ。 

 

第12話 ろんぐらいだぁす

第12話 ろんぐらいだぁす