前回激安中古の2-in-1ノートPCを購入したことを報告した。
その時は詳しく書かなかったが、普通のクラムシェル型ノートPCではなく、タブレットとしても使える2-in-1ノートPCを選んだのには大きな理由がある。
それはテントモードである。
テントモードというのは、ディスプレイを裏返してタブレットモードにした後に、ヒンジの逆側を少し広げて、PCを自立させて使う形態である。
ドーム型以前の、古い形式のテントの三角屋根をイメージした呼び名だ。
この形で使えるから、2in1を選んだのだ。
以前の記事で、こういうのがある。
漫画を描くときに資料閲覧用のPCが欲しいが、机の上が狭いので昔使っていたミニパソコンを復活させる内容である。
結局のところ、一応使えるには使えるのだが、使い勝手が悪く、案の定実用的とはいえなかった。
新パソコン導入にあたり、当然この狭い机の上でも使える事を考慮した。
ところが、最初自分が検討していた一般的な形態のノートPCではそれが不可能なことが判明したのである。
最初、最も欲しかったノートPCはDell Inspiron 11 3000シリーズのエントリープラスだった。
Dell ノートパソコン Inspiron 11 Pentiumモデル ホワイト 17Q32W/Windows10/11.6インチ/4GB/128GB
- 出版社/メーカー: Dell Computers
- 発売日: 2016/08/26
- メディア: Personal Computers
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個人的には性能と価格と使い勝手のバランスが取れた良い機種と評価している。
この機種はディスプレイサイズが11.6インチで、いわゆるモバイルノートPCといわれるジャンルに属し、ボディサイズは一般的なノートPCでは最小クラスである。
ところがボディサイズを調べてみると、横x縦が 292 x 196(mm)もある。225x164(mm)のEeePC4G-Xよりずっと大きい。
ちなみにA4用紙のサイズが297x210(mm)である。若干小さいがほぼ同じだ。
ディスプレイを斜めに開いて使うと、同じ面積以上が必要ともいえる。
ノートPCの代わりにA4用紙を机の上に置いてシミュレーションしてみると、こうなる。
大き過ぎて、B4の漫画原稿用紙に掛かってしまう。まっすぐ縦に置けば、置けない事もないが、視認性と操作性が犠牲になって実用には耐えないだろう。
という訳で、一般的なクラムシェル型のノートPCを購入することは、自分の場合あまり得策ではない事が判明してしまった。
となると、どうするかだが、次に考えたのがWindows 10のタブレットだった。10インチを超える大画面の物でも、立ててしまえば置けるだろうと考えたのである。
低価格の物ではメモリは2GB/ストレージeMMC32GBとなってしまうが、この際やむを得ないとも思った。少しマシなスペックで4GB/eMMC64GBであればベターという考えで物色を開始した。
ところが、低スペックのショボいタブレットが意外と値段が高い。ゴミレベルのスペックでも、EeePCよりはマシと最初は思っていたのだが……
ヤフオクの中古で1万円以下とかなら納得もいくが、ジャンクでないまともな状態となると、開始直後は安くても瞬く間に値段が吊り上がっていく。2万とか3万とかになると嘘だろ!としか思えない。
性能は悪くても軽くて携帯性があるから、ニーズがあるのだろうが、自分の求める物とは違う。あくまで安ければ納得という事でしかない。
そのうち、結果論であるが、ヤフオクでWinタブを検索しているうちに引っかかってきたのが、富士通の2-in-1ノートPCであるLIFEBOOK T732/Fなのである。
さてテントモードにして、LIFEBOOK T732/Fを狭い机の上に置くとどうなるか?
12.5インチとInspiron 11よりもやや大きいディスプレイサイズだが、このように余裕を残して設置できた。
写真には撮っていないが、縦置きも可能である。
一般的なクラムシェル型のノートPCには真似のできない使用方法だ。
どこからか、机の上を整理しろ!という声も聞こえてきそうだが、別問題である。
資料の紙の山を広げて作業したい人にも、大いに役に立つと思う。
後は、白いワニがどこかに去ってくれれば万事解決なのだが……
新品だと、やはりDellのInspiron 11の2-in-1モデルが良さそうである。
Dell 2in1ノートパソコン Inspiron 11 Pentiumモデル ホワイト 17Q32W/Windows10/11.6インチ/4GB/128GB
- 出版社/メーカー: Dell Computers
- 発売日: 2016/08/26
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