スネップ仙人が毒吐くよ

60代独身じじぃの独白記


お気に入りの傘を勝手に捨てられたが、同様の傘が売ってない問題

思い出すのも腹立たしいのだが、1ヵ月ほど前、家族にお気に入りの傘を勝手に捨てられた。

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見た目汚かったから、断捨離のつもりなんだろう。それにしたって、他人の持ち物なんだから何も言わずに捨てるのは許しがたい。

更に馬鹿なのが、残された傘が使い物にならない事。一見綺麗に見えるのだが、開いて見ると中のシャフトがどれも茶色く錆びている。こんなものを使ったら、赤錆が服に移って汚れてしまう。錆び汚れはシミになると洗濯しても落ちないのに。捨てた奴は、ちゃんと開いて確かめたのか。

大体、自分はスチールシャフトの傘が嫌いで、捨てられてしまった傘は木軸だった。木ならどんなに濡れても錆びる事は絶対にない。傘の骨もグラスファイバー製の黒いものだった。そういう錆びない良い傘だったのに、勝手に捨てられてしまった。

確かに色がベージュだったので、長年の使用で黒っぽく汚れてしまったのが、みっともなく見えたのだろう。何しろ15年は使っている代物である。

だが、汚くなっても買い替えなかったのは理由がある。同様の傘が売っていないからだ。だから、たかが傘だと安易に捨てられては困るのだ。

整理すると、自分が欲しい傘の条件は以下のようになる。

  • 手開きであること(ジャンプ傘はダメ)
  • 中心軸が木製であること
  • 明るい色であること(ベージュ系が望ましい)
  • やや大きめのサイズ(骨の長さ65㎝)
  • 重すぎないこと

あと、自分が激怒したものだから、家族から5千円を渡されたので、それ以下の値段。でも半分は慰謝料・手間賃として欲しいくらいだから、3千円以下だな。

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イメージとしては、ここの傘が近い。だが値段が高すぎる。 自分のお気に入りは東急ハンズで確か1500円くらいだった。15年前だったとしても、2000円そこらで買える傘だ。この田舎には東急ハンズのような品ぞろえの良い店はない。家族は5千円を渡せばそれで済むと思っているらしいが、そういうわけにはいかないのだ。

この田舎のデパートと呼ばれる店やロフト、ヴィレッジヴァンガード、無印良品、ドラッグストアetc. どこにもないのだ。

諦めて、はてな村民に好評のAmazonで調べたが、全然ない。上の傘は、はてな村民が大嫌いの楽天で見つかった。Amazonは売れ筋の商品には強いが、珍しい変わった商品を探すときはダメダメである。楽天は検索がクソで探しにくいが、商品の品ぞろえは多いので、根気よく探すしかない。

 

大体、世間では手開きの傘は少数で、ジャンプ傘(自動開き)が多い。自分はあれが大嫌いなのだ。ズボッと大きな音を立てて開くのが、全くエレガントでない。半分の位置で様子を見ながら、そろそろとゆっくり開くという事ができない。いつでも、いきなりズボッだ。あれがカッコいいとは全然思わない。

そして前述のように木軸あるいは木棒。これが全然ない。ある程度の値段になると錆びやすいスチールではなくアルミシャフトになるのだが。錆びないという理由以外に手触りが、木は良いのだ。太目だから手で支えたり、肩に掛けても当たりが優しくてとても良いのに。見た目もおしゃれだし。それなのに、全然ない。

まあ、それでも手開きと木棒の条件だけなら、すぐにそれらしい傘は見つかった。


 

だが、色がダメだ。欲しいのはベージュなのだ。ベージュでなくてもいいが、もっと明るい色が欲しい。これは24本骨だが16本骨の物もあった。しかし、いずれも黒とかネービーである。というか、紳士用の長傘でベージュ自体無さそうである。薄いグレーでも良いが、手開き木棒がない。

なんで紳士用は暗い色しかないのか?スーツが黒やネービーだからか?でもラクダ色のコートは着るだろう。それも最近は黒なのか?

ファッションセンスの問題でなく、暗い色は交通安全上危険だと思うのだ。夜だったら全く見えないだろうし、昼間でも雨天は暗いから、明るい色のほうが良いはずだ。

それに自分は、傘の下が暗くなってしまうのが嫌なのだ。ベージュなら傘を差しても大して暗くならない。

そんな感じでネットを当ってみても、希望の傘は全然見当たらない。

仕方がないので、検索から「紳士」および「メンズ」を外して長傘だけで探してみる。婦人用の傘も含んで膨大な数になってしまうが、ユニセックスの傘もあるはずだ。

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そうして、ようやく見つけ購入したのがこちらの傘だ。本当は65㎝サイズが欲しかったが、全くないので諦めた。骨の数も一般的な8本がいいのだが16本である。なぜ8本がいいのかだが、骨の数が多くなると重くなるのだ。上の24本骨の傘は「軽量」と書いてあるくせに重さは630gもある。16本骨で65㎝サイズの傘は地元のロフトにあったのだが、持ってみると重く感じた。

購入した傘は16本骨だが、サイズが60㎝なので、いくらか軽く485gである。これなら8本骨とあまり変わらず許容範囲である。

ただし、骨の材質がグラスファイバーでなくスチールなのが懸念材料だ。メッキでなくブラック塗装になっている。錆びないといいのだが。

値段が値段だし、他に条件にはまる傘がないのだから仕方がない。

 

というわけで手元にあるのだが、妥協した大きさは骨の数が多い分、8本骨より若干布の面積が大きいような気がする。重さも予想通りで、捨てられた傘と同じような感じである。

 

しかし、ロングテールだとかいってるくせにAmazonの傘の品ぞろえは全然だめだ。というか世間の流行自体、全く納得できない。たかが傘だといわれてしまえば、それまでなのだが、あまりに画一的だ。

勝手に他人の物を処分した、断捨離バカも逝ってほしい。何でも古いからと処分したがるが、二度と手に入らない、あるいは入手の難しい貴重な物だってあるのだ。そういうのは、また買えば済むものでないのだ。