ろくに金もないのに買ってしまった中古ロードバイクだが……
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バリバリの初心者なので、いきなり100㎞とか走れるわけもないし、まとまって走れる暇もないので、取りあえず週に2回程度のペースで30㎞前後の距離をロードバイクで走っている。
距離だけ決めて好きに走れれば良いのだが、ロードバイクは案外不便な乗り物で、快適に走れるコースは限定される。
- 路面状態が良い
- 車の交通量が少ない
- 歩行者との接触の恐れが少ない
- 極端なアップダウンがない事
といった具合である。
1.に関しては、ロードバイクはスピードは出せるが、それを実現するために極端に細いタイヤであり、フレームは固くサスペンションも付いていないからである。フレームが柔らかかったり、バネが付いていると、そこでペダルを踏む力が「ボヨヨーン」と吸収されてしまい、地面を蹴る駆動力とならないからだ。
一時的に歩道を走らざるを得ないケースもあるが、段差を乗り越える時はママチャリ以上に速度を落として丁寧に走らないと、タイヤ・フレーム双方にダメージがある。
2.に関しては言うまでもないだろう。往来の激しい幹線道を、トラックなどの大型車に抜かれながら走るのは、双方にとって大きなストレスである。
3.車が怖いからといって歩道を走り続けるのは論外だし、河川敷の遊歩道などでも、子供の遊び場になっていたりすると、突然の飛び出しがあって危険だ。また田舎の集落の細い道なども住民のお年寄りとの接触に注意しなければならない。
4.初心者なので、多少のアップダウンは練習になるので良いのだが、押して歩かなければいけないのでは練習にもならない。
自分は福井市の福井駅に近い中心市街地に住んでいるが、上記の条件に合う道は少なく僅かに2ルートがあるだけである。
http://www.pref.fukui.lg.jp/doc/sokou/bicycle/map_d/fil/10.pdf
上リンク先のサイクリングルートマップに記されたコースを時計回りに行くか逆行するかの2パターンである。
福井駅を出発点とすると
- 時計回りでは、足羽川を下って一旦西に向かい、九頭竜川の合流点で折り返して、九頭竜川の上流の東に向かい鳴鹿橋で永平寺に向かうコース
- 反時計回りでは、足羽川を上って東に向かい、一乗谷へ至るコース
である。
基本は時計回りで、反時計回りでは一乗谷で途切れてしまう。その理由は一乗谷から永平寺に至るルートは急な山道で脚力のない初心者には厳しいからである。
※実際はどちらの方向でも国道364号線の峠越えは厳しいようである。何故時計回りなのか理由は良く分からない。
何れ時計回りで1周回ってやろうとは思うが、現在自分が練習コースとして採用したのは、足羽川を東に上って一乗谷に至る道を往復するコースだ。
その理由は時間的に30㎞前後が丁度いいのだが、九頭竜川を上るコースは比較的平坦で15㎞で折り返すのでは登りの練習にならない事と、新幹線工事でルートの途中が途切れていて交通量の多い幹線道路に迂回する必要があるからだ。
足羽川を上るコースでも新幹線工事で迂回する必要があるのだが、あまり交通量の多い場所を走らなくても良い。一乗谷遺跡までは往復27㎞程だが、少し足を延ばし一乗滝まで行けば軽い山道で練習になり距離も34㎞程である。
4月5日に撮った写真。足羽川沿いの天神橋の少し手前、一乗谷遺跡まであと3㎞位の地点の桜並木。
出発から10㎞ちょっとだが、ずっと道は僅かに登りで、すでに脚力のない自分はへとへとである。
同じく4月5日の写真。一乗谷遺跡唐門前。ここから戻ると距離は27㎞になる。
ポタリング(自転車での散歩の事)ではなく、遅いとはいえガチで漕いでいるので、カメラは持っておらず安いスマホの写真で色が悪い。
ロードバイクから降りるとふらつく位で、花見の余裕はなく、さっさと帰りたい気分である。
4月12日の写真。一乗谷レストラント前。福井市中心部の桜は殆ど散ったが、ここは山間部なので満開である。
上の写真から一週間だが、間に一度ロードバイクには乗っている。その時は、ここに向かっている途中に雨が降ってきて約11㎞地点で引き返している。
体力に若干余裕を感じたので、一乗谷遺跡より更に山奥の一乗滝に向かう。
3月31日にも向かったのだが、途中でパンクし修理で時間を取られたので引き返した。
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激坂といえるほどではないが、50代のオッサン初心者には厳しい登りだ。ギアを一番緩くして、時速10㎞以下の走り。安物ロードバイクの12kg以上ある車重が堪える。ギアは39T-25T。
10万円~20万円のメジャーなロードバイクのように、10kg以下の車重でギアが34T-28Tだったら楽になるのだろうか?それとも、ビンディングペダルでないのがダメなのか?
一番の癌は両輪で2.5kgはありそうなホイールと片輪で450gもあるタイヤだと思うが、今はトレーニングと思って、軽いのに替えるのは我慢する(買えんけど)。
下りは当然楽といいたいのだが、ブレーキとタイヤがプアーでフルブレーキのテクニックもないので30~40㎞程度にセーブして降りる。途中路面が雪解けで濡れている場所もあって、そこでは歩く程度の速度にしないと、泥除けがないので尻や背中が泥だらけになってしまう。
というような調子だ。
同じコースを何度も通うのはつまらないが、身体が出来なければ自由な走行も糞もないのでしょうがない。
通勤族は毎日同じ道を通って鍛えているのだし、そうでなくてもエアロバイクや3本ローラーで鍛えているローディーもいるので、週2回でも全然足りない。