スネップ仙人が毒吐くよ

60代独身じじぃの独白記


安価なフィルタータイプのクローズアップレンズでお手軽マクロ撮影

花などをどアップで写すマクロ撮影というと、ズームレンズに付属のなんちゃってマクロ機能を思い浮かべる人が多いと思う。

前回の紫陽花撮影でもズームレンズに付属のマクロ機能を何回か使用した。

 

snep1000.hatenablog.com

とはいえ、なんちゃってマクロでしかなく、アップといっても一つの紫陽花が画面に大きく入る程度である。

 

前回の記事をアップ後、以下のブログを見て自分も本格的なマクロ撮影をしたくなった。

blog.hisway306.jp

こちらは、カメラ自体も高価なPENTAXの最高機種K-1だが、なんといってもマクロ撮影専用のお高いレンズを使用している為、虫眼鏡で拡大したような、本当のどアップ写真となっている。

 

例によって貧乏趣味であるため、本格的なマクロレンズとまでは行かないが、それに近い雰囲気を手軽に味わえるフィルタータイプのクローズアップレンズを使用したマクロ撮影を紹介したい。

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今回使用したレンズはRICOH XR RIKENON F2/50㎜ L

そして

Kenko レンズフィルター MC クローズアップレンズ No.1

Kenko レンズフィルター MC クローズアップレンズ No.3

である。

右側2枚のレンズフィルターの様なリングがそれである。

XR RIKENON F2/50㎜ Lのフィルター径は52㎜なので、クローズアップレンズも52㎜のサイズを使用する。

クローズアップレンズは薄い凸レンズで、これを一眼レフの交換レンズの前玉の前にレンズフィルターと同様にねじ込むことで、最短撮影距離を縮め、マクロ撮影を可能とする物である。

種類はNo.1~10まであり、番手が上がるにしたがって撮影距離も短くなる。

ただしNo.10ともなるとレンズは2群2枚の構成になって高価になり、収差(ひずみ)も出てくるので、お手軽に使える物としてはNo.3がお勧めである。

 

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なお、このように2枚重ねで使用することも可能で、手持ちのレンズで目一杯倍率を上げるためにNo.1とNo.3の両方を使用した。

 

まずは比較のために、クローズアップレンズなしでの撮影。

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うちで咲いている、誠にショボい紫陽花だw

RICOH XR RIKENON F2/50㎜ Lは最短撮影距離が60㎝で、これで目一杯である。

 

次にクローズアップレンズを使用した写真。

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ショボい紫陽花もここまで大きくなれば立派である。

 

以下、他の花の作例。

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花の蜜を吸いに群がる蟻の姿も、何とか捉える事が可能だ。

 

2枚重ねではあるが、元々のレンズがシャープな写りで定評のあるレンズなので、描写もさほど甘くはないし、ボケ味も綺麗である。

もっとも性能は、本物のマクロレンズと比べるべく物ではないが、No.1とNo.3両方合わせても2千円ちょっとの価格で、コストパフォーマンスは高い。

また、軽量な単焦点レンズと組み合わせると、専用マクロレンズやズームレンズのオマケと比べて、圧倒的に軽量なのも、良い点だ。

 

性能が良い単焦点レンズを持っているなら、手軽にマクロ撮影が楽しめるので非常にお勧めである。

Kenko レンズフィルター MC クローズアップレンズ No.3 52mm 近接撮影用 352731

Kenko レンズフィルター MC クローズアップレンズ No.3 52mm 近接撮影用 352731

 
Kenko レンズフィルター MC クローズアップレンズ No.1 52mm 近接撮影用 352717

Kenko レンズフィルター MC クローズアップレンズ No.1 52mm 近接撮影用 352717

 

 

梅雨間近、福井市足羽川の紫陽花は今が旬

梅雨間近というか、福井県は未だ梅雨入りしていない。

本日も雲一つない青空が見られる天気だった。

 

とはいえ、福井市の中心部を流れる足羽川(あすわがわ)の河川敷、九十九橋(つくもばし)周辺では紫陽花(アジサイ)の花が満開状態、今が旬である。

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「紫陽花の街」はやや誇張が過ぎるようだが、この場所ではライオンズクラブが音頭をとって紫陽花を育てているらしい。

 

見せてもらおうか、紫陽花の街の美しさとやらをw

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どん!

 

実際は上の様に密集している場所ばかりではないのだが……

 

以下ショボくない程度に努力して撮ったアップの写真が続く。

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訊くところによると、紫陽花の花の色は土壌の酸性度で色が変わるそうである。アルカリ性が強くなると赤色になるとの事。

狭い範囲で、これだけ色の違う紫陽花が見られるという事は、土に石灰やミョウバン等を混ぜて㏗を調整しているのだろうか?

 

最後にちょっと見た目が違う紫陽花の写真。

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これはガクアジサイといって、これが一般的な毬型の花の原種に当たる物である。

人々が花といっている物は周りにあるガクが発達した装飾花で、本来は中央の小さな青い粒々が花である。

ガクアジサイは日本原産で、ここから品種改良されて、一般的な毬型の花となった。

 

なお、今回の撮影で使ったレンズはSMC Pentax-F 35-105mm F4-5.6だったが、これは失敗で使いにくかった。桜の撮影には都合のいいレンズだったが、近付きたくても寄れないし、遠くの物は小さ過ぎるといった感じである。

河川敷といったが、堤防の斜面の中ほどの草むらに咲いている花があって、それなどは遠過ぎて超望遠のTamron 70-300mm F4-5.6 AF LD Macroが良かった。

遠い花は諦めたとしても、もっと寄れれば前後のボケが強く出せて立体感のある絵が撮れるのだが、45㎝までしか寄れない。そのため背景となる花が相当離れていないとボケないのである。むしろ25㎝まで寄れるSigma 28-80mm F3.5-5.6 Macroの方が使いやすかったと思う。

今回はいつもTamron 70-300mm F4-5.6 AF LD Macroばかり使っているので、たまには違うレンズを使いたかったのである。また複数のレンズをもって行けば良かったが、身体が筋肉痛で重いものを持ちたくなかったので、こういうレンズセレクトになってしまった。

 

もちろんもっと明るいF2.8とかの高級ズームレンズであれば、もっと違う絵が撮れるのだろうが……

電動ヘアーカッター(バリカン)とレザー(カミソリ)でセルフカット

冬の間伸ばし続けた髪がそろそろ限界でウザいので、思い切って短くした。

 

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※むさいオッサンの写真でスミマセン。

 

引きこもりで、理容師や美容師に髪型を注文するのも苦手なので、よほどのことがない限りセルフカットである。

 

自分が主に使用するのは電動ヘアーカッター(バリカン)とレザー(髪切り用カミソリ)である。

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電動ヘアーカッターは、電動シェーバーが有名な泉精器製だが、旧製品だ。

 

IZUMI Cleancut ヘアーカッター 窓付きタイプ ブルー HC-FW26-A

IZUMI Cleancut ヘアーカッター 窓付きタイプ ブルー HC-FW26-A

 

現行品は1mmの長さまで対応するが、自分の物は3mm・5mm~70mmまでの対応となっている。3mmでも、実用上問題ないと思う。

 

電動ヘアーカッターはIZUMI以外にも、Panasonic、テスコム、フィリップス等様々なメーカーから多種多様の機種が売られているが、他機種については良くは知らない。

レビューを書いているブロガーも多いので、それらを参考にすればいいだろう。

無名メーカーでなく、ここで挙げたメーカーであれば、大外れはないと思う。

 

 

レザーは今回新調した。

電動ヘアーカッター(バリカン)を使ってのセルフカットレビューは良く見るが、なぜか髪切り用のカミソリを用いたセルフカット記事は見たことがない。

実は、自分は電動ヘアーカッターよりも遥か以前からレザーによるセルフカットをやっていた。年数にすれば30年くらい前である。

バリカンの方は10年も経っていないし、使いにくいので使用率も低い。

今回レザーを新調したのは、長年使っていた物がボロボロで持ち手が破損している為だ。刃も交換していないので、切れ味が相当悪くなっている為である。

 

フェザー カスタムレザー 替刃式

フェザー カスタムレザー 替刃式

 

本体に刃は一枚だけの付属なので、 同時に替え刃も購入した。

 

FEATHER フェザー カットスペシャル

FEATHER フェザー カットスペシャル

 

何と、本体+替え刃セットで1900円と、電動ヘアーカッターより高い値段である。

 

ローテク製品が電動ハイテクより高いのは、納得いかないようにも感じるが、上に書いたようにレザーの方が使いやすい面があるので、これはこれで必要なのである。

 

電動ヘアーカッターのどこが使いにくいのか?

 

それは、長い髪をこれだけで短くしようとすると、すぐ刃に髪の毛が詰まって切れなくなるのである。 

業務用のバリカンは知らないが、家庭用の安い電動ヘアーカッターの刃は、僅か3mm程度の長さしかない。その為、長い髪をいきなり切り始めると、すぐに髪が刃の間に詰まって切れなくなってしまうのである。

最高70mmの長さに対応したアタッチメントが付いているが、長い髪のカットには全然使えない。アタッチメントは毛先の1cm程度を切るための物で、10cmの髪を5㎝程度まで一挙に短くしたいという場合には、あまり有効に機能しないのだ。

 

そこで、10cm以上あるような長い髪を、一挙にザクザク短くしたい時に有効なのがレザーなのである。

 

そういう時はハサミを使えばいいんじゃないの?

いや、ダメダメ。

 

ハサミは素人が使うと、段々になってガタガタになりやすいのだ。

プロや誰かが切ってくれる時はクシで髪をすきながら髪を切るから良いが、セルフカットではそれが難しい。

レザーはクシの機能があるコームガードで髪をすきつつ斜めにカットするので、段が付きにくいのである。

 

特に一人でセルフカットするとき、後ろ側は手の角度的にハサミが使いづらく、ただ切るだけで髪型を決めるまでは不可能である。

そのような所も、レザーであればクシで髪を梳く要領で、スタイリングが可能である。

 

ある程度髪が短くなったら、もう髪が詰まらなくなるので、電動ヘアーカッターが使える。

 

 

しかーし……

 

今回は新調したレザーが切れすぎてしまい、一部思いのほか短くなってしまった為に、後頭部を刈り込むことになってしまった(ダメじゃんw

 

ザクッとやったら、コームガードがズレて刃が露出、10円ハゲっぽくなるは、皮膚も切れて流血するは、大事故だったorz

 

ある程度、慣れと慎重さは必要である。

 

 

そんな感じでAfter写真

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サイドと後頭部を5mm・3mmで刈り上げたが、ムラになってしまったorz

まあ、どうせ引きこもりだから、外に出ないか帽子でも被って誤魔化せば、1週間もすれば伸びて目立たなくなるだろう。

 

なお今回は、散髪マントという物も使用した。

今までは、全裸でやっていたのだが流石に冬は寒すぎる。だから冬は髪を伸ばしっぱなしだったのだ。

もう冬ではないが、ある程度有効であることを確認したので、冬でもこれを使えば髪が切られるだろう。

 

コジット ジャンボ散髪マント

コジット ジャンボ散髪マント

 

本日2017/6/9はストロベリームーン、でも撮影失敗orz

本日2017/6/9はストロベリームーンといって、満月の高度が一年で一番低い時期に当たり、それゆえ月が夕日の様に赤く染まるんだそう。

 

news.yahoo.co.jp

 

デジタル一眼レフカメラPENTAX K200Dを手に入れて以来、写真を撮るのが楽しみでたまらない自分にとって、これは絶好の機会である。早速撮影にチャレンジ。

 

一応、準備として満月の撮影法が書かれたブログを調べておいた。

higashisa.com

 

上のブログはSIGMA 70-300mmだが、当方は同じ70-300㎜のTamron 472Dがある。

snep1000.hatenablog.com

 

ほぼ似たようなレンズであるので、設定も上記ブログに従った。

満月:300㎜ F8.0 ISO400 1/800sec.

とまんま同じ設定である。

 

果たして、これで上手くいくのか?

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ノートリミングでこんな感じである。

正直言って微妙だ。

 

RAW現像で精一杯調整したのだが、上の設定のままだと月だけ写って周りは真っ暗になる。その為、街の風景も含めた雰囲気のある写真にならない。

それは当然だ。上のブログでは月だけを綺麗に撮る目的で、トリミングして月を大写しにしている。そのブログが悪いわけではない。

肉眼では、月の下に電車の架線が見えていたのだが、それが見えるように露出をいじるとノイズだらけになって使い物にならない。

やはり三脚を使って、低感度でもっと遅いシャッターを使うべきだった。

 

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トリミングした写真。

7時ちょっと過ぎから撮影を始めたのだが、実は最初、月は雲に隠れていた。

徐々に顔を出してきて、途中の状態である。

色は濃い目に調整しているが、肉眼で見ても残念ながら月は全然赤くなかった。少し黄色っぽいというくらいである。

ストロベリームーンというより、せいぜいオレンジムーンである。

 

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画像ソフトで調整すればこうなるが、詐欺である。

湿度の具合によっては、より赤味を帯びる事もあるのだろうが……

 

8時半過ぎにもう一度撮影できないかと外に出てみたが、高度が上がり過ぎて綺麗な満月ではあったが、全く普通の満月だった。

 

そんな感じで、今年のストロベリームーンの撮影は失敗。また来年と言いたいが、梅雨の時期だけあって、お天気とも限らない。難しいものである。

 

SIGMA 望遠ズームレンズ 70-300mm F4-5.6 DG MACRO キヤノン用 フルサイズ対応 509279

SIGMA 望遠ズームレンズ 70-300mm F4-5.6 DG MACRO キヤノン用 フルサイズ対応 509279

 

 

ジャンクだったSIGMA 18-50㎜ F3.5-5.6 DCで福井の歴史館を撮影

先日ハードオフのジャンクコーナーから発掘したデジタル一眼レフカメラ用交換レンズ

SIGMA 18-50㎜ F3.5-5.6 DC(PENTAX用)

無事クリーニングによって良品に蘇った。

 

snep1000.hatenablog.com

 

自分の愛機PENTAX K200D用の純正レンズではないが、付けてみるとなかなか似合っていてカッコいい。

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早速試し撮りとして*1、福井の歴史的建造物であるグリフィス記念館に出向いた。

www.fukui-rekimachi.jp

 

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超広角18mm(フルサイズでは27㎜相当)の威力で、全景を収めることが出来た。

以前同じ方向から28-80mmのレンズで撮ろうとしたが、全体が入らず、バックすると交通量の激しい道路にはみ出てしまう為、別の角度からの撮影にしたことがある。

その為、もっとワイドな広角レンズが欲しかったのだ。

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こちらが以前別のレンズの28㎜*2で撮った時の写真である。上と同じ方向では全体を収めるのが無理なので、逆方向から撮影した。

街灯の支柱が邪魔である。

まあ、どちらの方角から撮ったとしても、バックには近代的なコンクリートビルが写ってしまい風情もくそもないのは残念である。

さながら福井の札幌時計台だw

 

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バックに余計な物が写らないように気を付けつつ、広角らしいダイナミックなアングルを探して写す。パースの付き方が大きい。

 

外は周囲が雰囲気ぶち壊しなので、ほどほどにして中に入る。

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一階は妙ちくりんなデジタルサイネージがウザいのでw、早々に二階へ上がる。

 

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窓の外がウザいが素敵な空間だ。

自分は実家の様な和風の家は嫌いで、このような瀟洒な洋館に憧れていた。

日本人でありながら、実は神社仏閣の類も正直言ってあまり興味がないのである。

東京で成功して、このような家に住むことが夢だったが、今となってはもう叶う事はないだろうorz

 

とはいえグリフィス記念館の外装の一部は和風的要素も残っているのだが……

 

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別の一室。18㎜だと、狭い部屋の中でも端から端まで写って都合が良い。

建物全景も同じ事だが、とにかく記録的写真を撮りたがる一般人向けとして、18-50㎜前後の広角寄りのズームレンズが標準キットレンズとして設定されているのは、確かに理にかなっている。

 

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建物正面脇に咲いていたバラを撮影。殆ど散りかかっていて、何とか形を保っていたのがこの二輪だけ。

18㎜で撮った写真はピントがいまいちで、30㎜で撮った写真。絞りもF9.5 で何の参考にもならない。バラの写真を載せたかっただけであるw

 

という感じで、一応実用になるレンズだ。

前にも書いたように広角撮影は趣味でないが、建物や室内の様子を記録する用途には今後重宝するだろう。

*1:撮影日は既に1週間前の6/1日だが

*2:SIGMA 28-80mm F3.5-5.6 MACRO